重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
8/22 キーンランドCはこの2頭がアツい!
先週の札幌記念(G2)では、[データ注目馬]サングレーザーが強気の競馬でクビ差の2着、[調教注目馬]フィエールマンが最後に猛追して3着。力の要る馬場で、淀みない展開での力比べは見応えがあった。各馬、この次は国内外のG1出走となるから、いい具合に状態も上がっていくんじゃないかな。
第14回 キーンランドC(G3) 注目馬
データ
デアレガーロ
函館開催だった2013年も含めて、過去10年で牝馬が【7.4.6.41】と大きく勝ち越している一戦。今年も5頭の牝馬が出走しているが、ここでの狙いはデアレガーロ。主戦の池添騎手は、今回騎乗の騎手の中では唯一の2連対【1.1.0.2】と乗り方を熟知している。
内が有利だった高松宮記念(G1)で、外を回さざるを得ない状況ながら最後まで末脚を伸ばして0秒5差の7着という走りに能力の高さを感じた。2走前の京都牝馬S(G3)は約4ヶ月ぶり、プラス32キロという状況ながら、今回人気の一角リナーテに完勝している
フレッシュな状態で臨めるのが理想で、使い詰めだった昨年同時期とは違い、今年は申し分ない臨戦過程。スタートの不安が付きまとうが、大駆けする可能性は十分にある。
調教
ナックビーナス
昨年、J.モレイラ騎手と人馬共に重賞初制覇を決めたナックビーナス。昨年はそれまで重賞での善戦が目立っていたが、舞台がG1中心となってからは苦しい結果が続いている。今回は、2016年から出走し続けて5着、3着、1着と好相性の一戦で復活を目指す。
6着に終わった香港遠征からの帰国初戦。気になる調整に関しては、ウラハコ(札幌開催中に調教施設になっている函館競馬場の通称)で2週続けて抜群の動きを見せ、万全の仕上がりにある。
1週前には調教パートナーのセイウンコウセイを2秒以上追走してクビ差先着と内容も濃い。調教内容においては、馬場状態の違いこそあれど昨年以上と言えるだけに、復活、連覇という期待をかけたくなる。
※ 8/22日時点での注目馬となりますので、ご了承ください。
データの部分でも触れたように牝馬優勢のレースではあるけど、牝馬のワン・ツー決着は3回しかない。また、全ての年で万馬券決着で、更には10万馬券超も3回もあるように、必ずしも順当というわけでもなく、世間的には難解という印象も強いはず。
そんな一戦での的中に近づくためには、能力比較や洋芝適性の見定めも大事だが、やはり各陣営にとってココがどういう位置付けなのかを把握することが重要だ。
賞金加算を狙うのか、叩き台として使うのか…など。当欄では全てを伝え切れないが、興味があればレース前夜に公開する5頭の馬券候補を参考にしてもらいたい。
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北九州記念(G3)
2着ディアンドル(3人)
3着アンヴァル(5人)
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