日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2017年6月15日]

『負けられない』と強気


土曜東京9R
八丈島特別
ナムラムラサキ
昇級でも伸びしろ十分
3歳馬ナムラムラサキの前走は断然の1番人気に推された馬を力でねじ伏せる強い競馬であった。相手関係だけではなく、レース内容、勝ち時計ともに優秀で、古馬混合戦で昇級戦となるここでも十分に力は即通用する見立て。

管理する岩戸師も「小柄な牝馬だが成長を待って大事に使ってきた甲斐があり、ここに来て体幹がしっかりしてきた。キャリアが浅い分まだのびしろは十分にあり、3キロの重量差を見込めば初めての古馬相手でも引けは取らない」と強気の姿勢で話していた。



土曜東京10R
相模湖特別
ドーヴァー
降級戦で改めて!
降級馬の多いメンバー構成で混戦ムードだが、前走が惜しいレースだったドーヴァーの巻き返しに期待する。ここ2走は連続で4着と馬券圏内まではあと1歩足りない結果が続いているが、今回は1000万への降級戦となる。

伊藤圭師は「ラスト1ハロンまで追い出しをガマンした結果がコンマ1秒差の4着。せめてあと10メートル手前からスパートしていたら突き抜けていた」と悔やんでいたが、引き続きいい状態はキープしているようで、改めて首位争いに期待したいところ。



土曜東京11R
ジューンS
プロディガルサン
力の違いを見せつけたい
オープンからのの降級馬であるプロディガルサンが狙い目だ。2走前の金鯱賞は挟まれて折り合いを欠く不利があり、前走のマイラーズCでは長距離輸送の影響で馬がイライラしていた。つまり2戦ともに消化不良のレースで力を出し切れていない。

これらの敗因が明確であること、東京新聞杯2着の実績があることからも重賞レベルの力はある馬で、国枝師は「地元開催なら輸送のイレ込みは心配ない。降級で力の違いを見せ付けたい」と語っている。



日曜東京11R
ユニコーンS
リエノテソーロ
『負けられない』と強気
G1のNHKマイルCを2着に好走したリエノテソーロの首位が有望だ。13番人気という全くの人気薄ながら、牡馬を相手にメンバー最速の上がり34秒0の鋭い脚で追い上げた内容は高く評価していい。

ダートは門別と川崎という地方での2戦ながら、いずれ後続を突き放しても楽勝を果たしている。管理する武井師としても「ダートに替わるのは間違いなくプラス。状態も前走より更に上向いているので、今回は負けられない1戦」と、強気に構えている。


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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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