早稲田大学特任教授が射抜くワイド1点

[2015年1月25日]

【AJCC&東海S】血統から導いたワイド1点

あぶれ者、ならず者、犯罪者の集団が武力をもって縄張りの勢力をつくった。さらに、周辺からの強奪をくりかえし、国を名のる。しばらく経つと女性がいないことに気づき、若い娘たちをも略奪する。

今や「イスラム国」と重なるように見えるが、この話はローマ建国の物語である。あの牝狼に拾われた双子の赤ん坊が若者に成長したときの姿である。だから、大哲学者ヘーゲルは創建されたローマを「強盗国家」とさえ呼んでいる。

2人の日本人人質が生命の脅威にさらされ安否が気づかわれている。人権や国際法ルールになじんでいる先進諸国の人間には信じがたいことだ。だが、長い人類史をふりかえれば、新しい勢力が出現するときには血なまぐさい出来事がありふれているのだ。そのことにあらためて気づけば、非道な生命脅迫と空爆のどちらが正しいか、歴史はまだ答えを出しているわけではない。

同じ血の話でも、競馬は血統の話。サンデーサイレンス系の血があふれているから、その血の流れない種牡馬はこれから人気がますます高騰する。ここは先物買いで行くことにしよう。

AJC杯、私の本命は

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
元東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。
現在は早稲田大学特任教授。
放送大学客員教授。専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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