東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年02月17日]

【フェブラリーS】勝利馬券で盛り上がることを

明日のフェブラリーSは居酒屋「青夷」恒例の競馬観戦会。なにしろ十人以上が来賓室で飲み食いしながら観戦するのだから、盛り上がらないはずがない。誰も馬券の買い方など知らない者はいない、と言いたいが、今回は2人だけ初心者がいる。名前は分かっていても相手の職業など知らないで雑談できるのが居酒屋常連のいいところだ。2人とも独身の中年男であるが、私の見たところ、結婚願望はありそうな気がする。くれぐれも昇太の二の舞にならないように祈るのみ。ここは2人のビギナーズラックにあやかるのも楽しみだ。

大レースになると競馬組常連客の出足も騒々しくなる。口撃機関銃ヤマはご豪華メンバーの出走でかなり迷ったようだ。でも、前走の根岸Sで鬼脚を見せた⑫ノンコノユメで復活したと感じているらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は手堅く世界の名手ムーア騎乗の⑭ゴールドドリームを狙うという。逃げ先行馬好きのマスターは8歳馬ながらレース数の少ない⑥インカンテーションの激走を期待しているらしい。

このところ不調だった馬券が、先週は

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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