東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年04月28日]

【天皇賞・春】府中の借りは淀で

4月22日のフローラSの日に、高校同窓生を誘って総勢9名で競馬観戦をした。東京競馬場の来賓室で飲食サーヴィス付の歓待なのだが、メールで誘ったとき、男女の反応の差に驚いた。女性はすぐに返事をくれて全員が参加したいとのこと。男性はなかなか返事をくれない上に、ぼつぼつやって来た返事は「用事がある」はまだわかるが、「競馬はやったことがないので」が不参加の理由なのである。女性は「まだやったことがありませんが、一度は競馬場に行ってみたい」と軽いノリなのに、男性はどうも遊びにも大義名分がいるらしい。それでも、女性6人、男性3人(私もふくめて)で楽しく遊んで最後は府中駅前の居酒屋でご機嫌になって解散した。それにしても、思いがけず「男という種族はやっかいなものだ」と痛感した次第。

さて、春天である。居酒屋「青夷」では、G1馬が⑪ジュヴァルグランだけなのはいささか寂しい、と口撃機関銃ヤマはぼやく。それでも2400m以上での重賞実績は必須と考え「菊花賞2着の⑧クリンチャー以外に本命は打てない」と豪語する。相手本線は②チェスナットコート、⑥ガンコ、⑫レインボーラインで、馬連・3連複・3連単でガツンと行くらしい。ギャンブル狂師ミノ先生は唯一のG1馬⑪を負かしたことのある⑭アルバートをひそかに狙っているらしい。逃げ・先行好きのマスターはなんと10歳セン馬④カレンミロティックのコース適性を信じ狙うとか。

先週の東京競馬場で全滅したので、ここは借りを返してもらう。長距離戦での実績を頼りにやはり⑧ははずせない。鳴り物入りで新人王に輝いた三浦皇成にもそろそろG1制覇の機会がめぐってきてもいいだろう。もう一頭は遅咲きのステイヤーだったハービンジャーの産駒から⑮トーセンバジルを狙ってみる。

人気が割れそうで、馬券としてはワクワクするようなレースになりそうだ。


天皇賞・春

⑧-⑮ ワイド1点で勝負する

⑧-⑮の2頭軸で3連複総流し15点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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