東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年05月19日]

【オークス】名門がオークスを狙って

4月22日のフローラSの東京競馬場来賓室で高校同窓生9人(私もふくめて)と観戦した。ほとんどが競馬経験なしだったが、競馬場の情景の美しさとともに全員に楽しんでもらった。競馬の面白さをさらに分かってもらうために参加者全員それぞれに本番オークスのワイド馬券をプレゼントすることにしている。9種類のワイド馬券を買っても一つも的中しなかったでは大恥になりかねない。ここは気をひきしめねば、と妙にいきり立っている。

居酒屋「青夷」は競馬歴何十年のベテラン揃いだから、桜花賞馬⑬アーモンドアイと同2着馬②ラッキーライラックの強さにもっぱら馬券の妙味なしと諦めムードがたたよっている。それでも一角を崩しそうな馬を探し出すのがプロの馬券師とばかり知恵をしぼっている。データー派の口撃機関銃ヤマは①リリーノーブル、ギャンブル狂師ミノ先生は⑥オールフォーラヴ、大穴専科のマスターは⑰ロサグラウカを狙うらしい。マンハッタンカフェ命の熟女馬券師ワフさんは産駒のゴージャスランチが抽選もれで戦意をそがれたというが、そこは華のG1だから武豊騎乗の③マウレアに気があるらしい。

ところで、⑬、②の人気馬2頭はいずれも1600mのレースしか経験していない。血統云々というよりも、ここは3歳牝馬の戦いだから経験値が物をいうのではないだろうか。名門角居厩舎が4戦中2400mを2回も走らせてオークス狙いプンプンのフローラS勝馬⑧サトノワルキューレが妙味ではないか。相手は②か⑬か迷うところだが、いかにもオークス向きは②ではないだろうか。

⑬の強さは充分わかっているが、素晴らしいレースを期待したい。


オークス

②-⑧ ワイド1点で勝負する

②⑧⑬3頭の3連単ボックス6点で遊ぶ




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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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