東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年08月11日]

【ジャックルマロワ賞&関屋記念】ひそかなお宝

20年前の夏、フランスのドーヴィル競馬場。8月9日のモーリスドギース賞をシーキングザパールが勝ち、翌週16日のジャックルマロワ賞をタイキシャトルが勝った。日本馬が海外のG1レースを制した記念すべき日々だった。この2つのレースを目の前で見た日本人は少ないはずだ。

ジャックルマロワのシャトルは有力視されていたので日本人観戦者も目についたが、前週のパールのとき関係者以外はほとんど見かけなかったように記憶する。記念馬券としてパールの単勝⑧番とシャトルの単勝⑥番を両方とも持っている日本人はおそらく私一人ではないだろうか。自慢気味で恐縮だが、私のひそかなお宝ものなのだ。

そんなわけで明日のドーヴィルのG1には格別の思い入れがある。1マイルの直線走路はまさしく実力勝負の舞台にふさわしい。日本馬の回避でいささか興がそがれたが、ヨーロッパ屈指の名マイラーが集まり、白熱したレースが期待される。なかでもG1を3連勝中の3歳牝馬⑩アルファセントーリ(愛馬)は怪物級と言っていいだろう。相手も負担重量の軽い3歳馬に絞る。牡馬の⑦インテロジャント(仏馬)、⑧カスカディアン(仏馬)、⑨ローマナイズド(愛馬)、牝馬の⑪ウィズユー(仏馬)のなかから、まだ伸びそうな⑧を選ぶ。

新潟競馬場の関屋記念は居酒屋「青夷」馬券でやってみる。口撃機関銃ヤマ推薦の②フロンティアと⑥リライアブルエース、ギャンブル狂師ミノ先生推薦の⑧ロードクエスト、穴馬狙いを今回は捨てたマスター推薦の⑫プリモシーンのなかから、戸崎圭太の⑥と三浦皇成の⑧を狙うことにする。

ジャックルマロワ賞

⑧-⑩ ワイド1点で勝負する

⑧-⑩2頭軸による3連複総流し9点で遊ぶ

関屋記念

⑥-⑧ ワイド1点で勝負する

⑥-⑧の2頭軸による3連複総流し13点で遊ぶ

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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