東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2018年10月06日]

【凱旋門賞】パリロンシャン競馬場から…

どんなことでも同様だろうが、最高の類を知ったとき物事の見方が変わるという。かつて岡部幸雄騎手は無敗の三冠馬になるシンボリルドルフに騎乗したとき、競走馬に対する考え方が変わったと語っている。 私のような競馬ファンにとって、最高のレースを観ることは、競馬観どころか人生観を変える力もある。10月第一日曜日、パリのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞にはそんな魅力がある。

1986年10月5日、ロンシャン競馬場はたいへんな賑わいだった。この年のヨーロッパは例年になく強豪ぞろいで、いずれも無事で凱旋門賞に出走する。日本からも前年のダービー馬シリウスシンボリが参戦。なかでも、フランスのダービー馬ベーリングとイギリス最強馬のよび声もあるダンシングブレーヴの3歳馬二強は、英仏対抗意識もあって両陣営の声援は熱烈だった。

薄曇りで風もなく穏やかな絶好の日和。ゲートが開き、たんたんと馬群が進む。ベーリングは中団、ダンシングブレーヴは最後方を走る。やがて最後の直線走路になり、各馬が猛然と疾走するなかから、ベーリングが抜け出す。そのまま突き離して勝つかと思いきや、大外からダンシングブレーヴが凄まじい追い込みの豪脚で抜き去った。

嵐のような拍手と声援。誰からとなく英国歌が口にされ、一万人以上はいたイギリス人が合唱して唄い出す。今でも凱旋門賞史上最高のレースと讃えられるが、私はその場にいた感激にひたっていた。

この週末、私はロンシャンの舞台で観戦する。武豊騎乗のクリンチャーも参戦。来仏した友人たち共々、熱い声援を送るぞ!

             *

10/5「日本経済新聞」夕刊の「あすへの話題」に載った拙稿「凱旋門賞観戦:最高のものにふれる喜び」の再録です。今、ロンドンからパリに来ました。ユーロ―スターの列車のなかでは十数名のイギリス人が凱旋門賞観戦グループらしく、酒の勢いもあって大騒ぎでした。前祝いとばかり英国歌を合唱しているのには、思わず苦笑しましたね。

天気が微妙ですが、寒い日になるらしいです。日本人としては、⑨クリンチャーとともにディープインパクト産駒の仏ダービー馬⑭スタディオブマンを応援したいところです。でも、冷静に考えれば、⑩エネイブルの連覇はともかくとして、?120000(約1500万円)の追加登録料を払って出走する⑲シーオブクラスは怖い存在です。

前走のフォア賞で惨敗したクリンチャーはこっちでは問題外の超人気薄ですが、頭数が多いので、4着までが複勝の対象になります。そこで、「ワイドの凌」の馬券は、前走は逃げてどこまで息がもつかを試しただけと判断して、やはりクリンチャーの激走に賭けたいです。こちらでは、2sur4という拡大ワイド馬券があり、4着までが対象になります。

日本の皆さまにはワイド馬券としてセントレジャーS(菊花賞にあたる)を圧勝した⑬キューガーデンズを推薦しますが、私はロンシャンの現場にて拡大ワイドでいきます。


凱旋門賞

⑬-⑲ ワイド1点勝負(JRA馬券)

⑨-⑲ 拡大ワイド1点(ロンシャン馬券)

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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