早稲田大学特任教授が射抜くワイド1点

[2012年3月18日]

【スプリングS】データ派の口撃機関銃のヤマに従っておこう

ドイツ語でフォアレーズング(Vorlesung)とは講義のこと。もともとは「前で読む」というほどの意味しかない。一昔前までなら、大学教授は自分の原稿をゆっくりと朗読するだけでよかった。学生はひたすらノートに書き記すだけ。コピーもない時代だから、皆が筆を走らせなければならなかったのだ。


先輩から聞いた話だが、ある時、いつものように大先生が悠然と朗読をはじめた。30分ほど経って、ある学生がおずおずと手をあげて声を出した。「先生、それは先週お読みになられました」 その時、大先生は臆することもなくきっぱりと「今日の講義はこれでおしまい」とおおせられたという。これくらい大学がゆったりしていた時代ならいいが、今どき、講義ばかりか学生の世話、あれこれの雑務、延々たる会議などと多忙をきわめ、大学の先生たちは研究に専念する時間などほとんどないと言っていい。


この金曜日に最後の月給をもらった。再就職する気などさらさらないから、本当に打ち止めなのである。もちろん年金をもらえる身ではあるが、これからは執筆と講演をなりわいとしながら研究生活ができるはず。馬券を買う前の淡い期待と同じにならなければいいのだが。


居酒屋「青夷」の暖簾をくぐる。あいかわらず騒々しい。競馬に無知なB作は話題に入れずに、片隅でぽつんと鬱病状態ではなはだ面白味がない。ひとしきり死刑是非論で騒然としていたが、パチンコ収支決算報告があったり、やはり最後はスプリングSと阪神大賞典に落着く。


データ派の口撃機関銃のヤマは、今夜も帰宅が遅れることを気にしながら、アルフレード・マイラー説をご開陳。「距離がのびれば、(9)ディープブリランテでしょう」とのご忠告だから、従っておこう。もう1頭は千八百メートルの持ち時計が抜群にいい人気薄(2)ストローハットを狙ってみる。休養明け3戦目なのも心強い。


ディープインパクトに並び称されるほどになった(12)オルフェーブル。相手が(1)ギュスターヴクライ(2)ヒルノダムールかでは芸がなさすぎる。ここも人気薄から(5)コスモヘレノスに手を出してみる。データ狂のヤマに言えばせせら笑われそうだが、3着ならどんな馬が突っ込んで来てもおかしくないのだ。


スプリングS  (9)-(2) のワイド1点勝負

阪神大賞典  (5)-(12) のワイド1点勝負

【by本村凌二】
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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
元東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。
現在は早稲田大学特任教授。
放送大学客員教授。専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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