境和樹の穴馬券ネオメソッド

穴馬券ネオメソッド(予想公開編)


AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が予想を公開!(13時頃より放送予定)


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【日曜】札幌11R キーンランドC(芝1200m)

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なかなか明確な血統傾向を見出すのが難しいキーンランドCですが、実は意外に単純なところに答えがあるのではないか? これが今年の仮説でありテーマ設定。

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総合的に見て、キーンランドCと最も相性が良い系統は、サンデー系を筆頭としたヘイロー系。

函館スプリントSもそうでしたが、かつてはキーンランドCもノーザンダンサー系の支配力が高かったのですが、最近は主流が完全にヘイロー系に移行しています。

もちろん、これは該当馬の出走頭数にも反映されていて、最近のキーンランドCは「父か母父にヘイロー系を持っている馬」の数が総じて多くなっています。昨年は16頭中11頭がこれに該当しており、一昨年は13頭中10頭が該当。

09年、10年がともに16頭中6頭しか該当馬がいなかったことと比較すると、ここ数年で出走馬の占有率からみても完全にこのレースにおけるマジョリティ血統の地位を獲得したことが分かります。

そうなると、確率的に「父か母父にヘイロー系を持っている馬」が馬券圏内に入る可能性が高くなることは当然の話。実際、ヘイロー系保持馬が占有率でマジョリティの地位を獲得した11年以降、このレースで父か母父にヘイロー系を持った馬が1頭も馬券に絡まなかった年は一度もありません。

つまり、物凄く単純な話として、「父か母父にヘイロー系を持っている馬」を候補馬としてピックアップすれば、その中に、圏内に入る馬が含まれている可能性は極めて高いことになります。

しかし、もう少し絞り込むとすれば、注目すべきは「母父」に入った方

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父ヘイロー系に比べて極端に該当馬の数が減り、にもかかわらず安定して馬券圏内に該当馬を送り込んでいるのが、「母父ヘイロー系」

たとえば昨年は、「父か母父にヘイロー系」の馬が11頭いましたが、そのうち、「母父ヘイロー系」は2頭のみ。その2頭の中から勝ち馬ナックビーナスを引っ張り上げることができました(もっとも、この馬は父もヘイロー系ではありましたが)。

というわけで、今年は好走確率と選択リスクのバランスが最も取れていると考えれられる「母父ヘイロー系」に着目して候補馬をピックアップします。

①ナックビーナス
(母父モアザンレディ)

⑥ハッピーアワー
(母父ディープインパクト)

⑨カイザーメランジェ
(母父サクラプレジデント)

⑪ライオンボス
(母父ステイゴールド)

⑫ダイメイフジ
(母父ダンスインザダーク)

⑨カイザーメランジェは母父にサンデー系のサクラプレジデントを持って血統テーマをクリアする存在。

函館スプリントSが、例の薬物問題の関係で有力馬が軒並み除外になった中での勝利。前走のアイビスSDが惨敗ということで、今回は完全に人気の盲点になりそうですが、前走に関しては千直では致命的に不利な内枠を引き、しかも道中で前が詰まって踏み遅れる散々な競馬。0.4秒差7着は決して悲観するような競馬ではありませんでした。

父サクラオリオンは、札幌施行の函館記念など当地【2-1-2-2】の札幌巧者。母父サクラプレジデントも札幌記念など札幌3戦3勝と、こちらも札幌の鬼。
この馬にとっても札幌替わりは明らかな条件好転であり、人気落ちなら絶好の買いタイミングだと考えらえます。

動画で解説 ~キーンランドC(GⅢ)~



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【午後の穴馬ターゲット】
新潟10R
稲妻S(芝1000m)
①マリノディアナ

父カルストンライトオといえば、現役時代にアイビスSDを2度も制した千直の鬼。そのカルストンライトオを父に持つ①マリノディアナは、自身、ダート短距離で先行できるスピードと馬力を持っており、これが千直に必要な能力と一致。血統的にも馬キャラ的にもこの舞台に対する高い適性を持っている可能性がある……と、実は前走時にも推奨した馬です。

期待して見ていた前走は、実に消化不良のものでした。後方で進路を探して右往左往、最後に選んだ進路も潰され完全にドン詰まり。何もできずに終わってしまいました。あの一戦は完全に参考外。次走でもう一度千直を使ってもらいたいと願っていたところ、ここに出走が決まりました。

3勝クラスへの格上挑戦。しかも、千直では不利とされる最内枠。たしかに取り巻く条件は楽ではありません。
しかし、特殊な適性を要求される千直では、格下が台頭するケースは少なくありませんし、また、枠に関しても、今開催は比較的外枠の利が薄く、内目の枠からも好走馬が出ています。先週日曜日の最終レースでも1枠1番のトーホウレジーナが6人気2着と好走しました。

見渡せば他にも格上挑戦が多く、また、人気馬についても昇級直後の馬やクラス頭打ちの馬ばかりといったメンバー構成。これなら、前走の鬱憤を晴らす可能性もあるのではないかと見て、再度狙っておきたいと思います。

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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