境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(公開馬券編) [2012年1月29日]

単調なスピード血統が穴の肝

【日曜の穴馬券ネオメソッド】
東京11R 根岸S ダ1400m
(7)ゼンノベラーノ

昨年の1、2着馬が顔を揃えたことで、一見すると平穏決着濃厚なムードが漂っている今年の根岸Sですが、このレースは、人気馬が来ても、人気馬同士では決まらない、必ず何かしら穴馬が割って入るという傾向のあるレース。決して諦める必要はありません。

そして、そんな「割って入る」穴馬の条件が、「単調なスピード」という要素。ポイントを列挙してみましょう。

一.単調なスピード血統保持馬が強い(特にミスプロ系)
二.前走1200mからの臨戦馬が毎年のように馬券になる

この二つがこのレースにおける穴馬発見のポイントです。

【単調なスピード血統保持馬の好走例】
11年10人気3着ダイショウジェット(父クリプティックラスカル)
10年11人気1着グロリアスノア(父プリサイスエンド、母父ジェイドロバリー)
09年7人気3着セントラルコースト(父ウォーチャント)
08年5人気2着タイセイアトム(父サクラバクシンオー)

と、近年で穴馬券になっているのが、こういった単調なスピードタイプ。ミスプロ系やバクシンオー。ウォーチャントはダンチヒ系です。底力に欠け、一本調子の嫌いもある血統背景を持つ馬が、ひょっこり馬券圏内に顔を出し、穴馬券に化けるという傾向が分かります。ちなみに、このレースで頻繁に馬券対象となるミスプロ系、その内訳を調べると、フォーティナイナーかファビアノの系統が多いのですが、どちらも底力のない単調な系統です。
そして、このことは1200mタイプの好走ともイコールで繋がります。

【前走1200mからの臨戦馬】
11年2人気1着セイクリムズン
10年1人気2着サマーウインド
09年5人2着ヒシカツリーダー
08年5人2着タイセイアトム
07年12人3着ニホンピロサート

過去5年だけ対象にしても、上記のとおり、必ず1頭は1200mからの臨戦馬が馬券に絡んでいます。そして、この傾向は過去10年に広げても変わりません。一般的に、直線が長く、道中のペースが緩みやすい東京コースを予想する場合、どうしても「少し長めの距離を走っている馬がいいのでは?」という感覚に陥りがちですが、それが大局を見誤ることに繋がるんですね(ちなみに、これは東京ダ1400m特有の考え方でもあります。意外と、中山1200mで失速した馬が巻き返すケースは多いです)。

この2点から、根岸Sにおいては「1200m向きに見える単調スピードタイプが狙い目」ということになります。

さて、今年のメンバーを見渡して、最もこの傾向に近い馬を選びましょう。フレンチ×ウッドマンという単調スピード配合の持ち主、7.ゼンノベラーノが絶好です。速さは特筆ものでも、終いまで踏ん張る底力には明らかに欠ける血統背景を持つこういった馬が穴を開けるのが毎年の傾向。前走で負かされたティアップワイルドとさらに斤量差が詰まることで、今回は全くの人気薄。しかし、タイプ的には逆転があっても不思議ない存在だと判断します。

1月28日(土)の購入馬券:東京11R 根岸S

【by境和樹】

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『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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