境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年2月19日]

馬券の基本が詰まっていたフェブラリーS

第30回フェブラリーS(GI)

1着グレープブランデー
2着エスポワールシチー
3着ワンダーアキュート

8着◎ダノンカモン

ラップ:
12.2-10.8-11.6-11.9-12.1-12.1-12.0-12.4
時計:1.35.1

血統的に、「ロベルト系の重要度が高い」と指摘したこのレース。今年は該当馬が2頭いると書きましたが、その二択を引き負けるという何とも情けない結果となってしまいました。エスポワールシチーダノンカモン、どちらも来る可能性があるにもかかわらず、不当に人気を落としていた馬。まあ、最終的にはよりリターンの大きい人気薄を買ったわけで、これ自体に後悔はありませんが、レースそのものの本質論に関しては、1番人気カレンブラックヒルの取り扱いを含め、すべてピタリだったので、どうせなら馬券も当たって「どうですか!」と叫びたかったところです。

まあ何にせよ、このレースにおいてロベルト系が馬券の肝になるということは、今回のエスポワールシチー2着でまたもや証明されました。来年以降も是非ご注意ください。父か母父にロベルト系を見つけたら、忘れずに買いましょう。

最後に、カレンブラックヒルについて書いておきたいと思います。
はじめにお断りしておきますが、この原稿を書いている時点で、明確な敗因が何だったのか(故障の有無も含め)は判然としていませんのでその点だけはご了承ください。
予想コラムにて指摘したとおり、今回のカレンブラックヒルは、間違いなく買う価値のない馬でした。人気に比して、あまりにリスクが多すぎたからです。各方面で、ダート適性の有無をはじめカレンブラックヒルが勝つか負けるか一生懸命論じられていましたが、正直、その議論に意味はないんです。血統的にはダートでも高いパフォーマンスを出せる下地はあったと思いますし、能力的にもブッちぎっておかしくないレベルの馬。来るか来ないかという視点で見れば、来る可能性は十分にあったと思います。ただ、正直そんなことはどうでもいいんです。問題は買う価値があったかどうかなんですよ。
初ダートという明確なリスク(芝のパフォーマンスが高すぎるので、この馬の場合は初ダートがリスク要因になります)があるにも関わらず、仮に来てもリターンが少ない。もうこの時点で買う必要がないわけです。あとは、この馬が来ても来なくても当たる馬券を考えればいいわけです。私の場合は単複ですが、連系の馬券を買うにしても、たとえば飛んでもOKのフォーメーションを組むとか、タテ目も押さえるとか、そういう感じですね。
先週は、いろいろな人に「カレンブラックヒルってどうなんですか?」という質問をされましたが、いつも「買わなくていいんじゃないですか」と答えていました。これをもって「境はカレンのダート適性に否定的」と思われたかもしれませんが、そんなことではありませんよ。ただ、「リスクとリターンのバランスが取れていません」という指摘、文字通り、買わなくていいと指摘したにすぎません。

これは動画の方でより詳しく喋りましたが、馬券の基本は、来る要素と来た場合のリターンのバランスを考えることにあります。来るか来ないかを先に考えるのは競馬の性質上仕方ありません。予想するのは楽しいですからね。しかし、その後に必ず「買う価値があるかないか」を考えないとダメです。今回のフェブラリーSはその意味で、馬券とは何か?を考える非常に分かりやすいサンプルだったと思います。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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