境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年8月20日]

ダブル重賞の回顧

第48回北九州記念(G3)

1着ツルマルレオン
2着ニンジャ
3着バーバラ
:
14着◎ザッハトルテ

ラップ:
11.6-10.0-10.6-11.1-11.5-11.9
時計:1.06.7

血統的には読みが完全に外れました。こうなると私には手が負えません。
ただ、レースの流れに関しては例年同様、決着脚質に関してもほぼ読み通りでした。これに関しては補足として解説させていただきます。

32.2-34.5秒。前半32秒台で行って2秒近い前傾ラップ。今年はメンバー的に先行争いが激しくならないのでは?という見立てもあったようですが、そういう問題ではなく、もうこのコースで行われる重賞レースはこうなるもんだと決めてかかった方がいいですね。
そして、こういった流れで実際に結果を出していたのが、勝ったツルマルレオンと2着ニンジャ。前者は昨年の北九州短距離Sが32.5-34.8秒を差し切り勝ち。後者は昨年の天草特別が32.3-35.1秒で差し切り勝ち。ほぼ同様の流れで好走していることが決め手になった、つまり、こういう流れに適性があるということですね。
また、脚質的にも完全な差し決着。これも例年の傾向を踏襲しました。当日の前半まで前残りの競馬がありましたが、昨年の北九州記念当週も同じ感じでしたから、本番だけ差し追い込みが殺到するということも、やはりレースの傾向と考えた方がいいでしょう。たとえば、逃げて失速したアイラブリリなんかは、32秒台で行って前傾ラップを押し切った経験はあるものの、脚質がレースにマッチしていなかったということになります。キョウワマグナムも同じですね。

来年以降への教訓として、「前半32秒台からの前傾ラップで好走した経験」「その流れで差せる馬」を重視するということになります。ちなみに、今年は嵌りませんでしたが、血統的にダート的な要素は重要だとは引き続き思っています。

第49回札幌記念(G2)
1着トウケイヘイロー
2着アスカクリチャン
3着アンコイルド
:
10着◎ラブイズブーシェ

ラップ:
12.6-11.3-12.3-12.8-12.7-12.7-12.4-12.7-13.0-14.0
時計:2.06.5

土曜の段階から物凄く時計が掛かり、日曜は雨も降ったせいでさらにその傾向に拍車がかかった先週の函館競馬。決着時計を見ていただいても、相当力のいる鈍重馬場になっていたことは容易にお分かりいただいたと思います。脚質的にも徹底的な前有利、内有利。正直、ひと昔前の競馬を思い起こさせる特殊な馬場になりました。
血統的には欧州的な鈍重、鈍足血統有利。それを慎重に見極めた上で、マンハッタンカフェ×メジロマックイーンという配合のラブイズブーシェを狙ったのですが、スタートから進んで行かなかったところを見ると、馬自身の個性として良馬場の方がよかったんでしょうね。これは誤算でした。1コーナーの入りの時点でノーチャンスの位置取り、これは愕然としました。
一方、人気馬の中ではコレだろうと思ったトウケイヘイローが逃げ切り勝ち。レースを見ている方の中には、「後ろは何やってんだよ」と思った方もいるかもしれませんが、グリップの利かない中、相手のペースに合わせてストップ、ゴーを掛けるのはなかなか至難の業。追走しているだけでバテてしまうんですよね。道悪の競馬で後続との差が広がることがよくありますが、これはそういった事情があります。逃げ馬に楽をさせているのではなく、追走がキツすぎて仕掛けるのが難しいのです。しょうがないんですね。

そんな中、隠れたファインプレーは2着アスカクリチャンに乗った岩田騎手。ツイッターでも呟きましたが、岩田騎手は土曜日の競馬から本当によく馬場を観察していたと思います。その成果が札幌記念で活きた形。まあ、観察している中で取りこぼした馬もいますから諸手を挙げて称賛するわけにもいかないんでしょうが、どこを走ればいいのか?ということに力点を置くスタイルは嫌いではありません。アスカクリチャンは満点の騎乗をしたと満足されているんじゃないでしょうか。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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