境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年8月27日]

ハープスターをどう見るか?

第33回新潟2歳S(G3)

1着ハープスター
2着イスラボニータ
3着ピークトラム
:
5着◎マーブルカテドラル

ラップ:
12.5-10.8-12.0-12.6-12.8-11.5-10.9-11.4
時計:1.34.5

まず、本命馬マーブルカテドラルについて。直線入り口で持ったまま先頭に立ち、一瞬、「やったか!?」と思わせましたが、そこから後続の追い上げに屈してしまいました。距離は違いますが、9Rの2000m外の競馬も直線で楽々先頭に立ったユキノユウダンがゴール前で差し馬の強襲に屈していましたから、この日の馬場が全体的に外差し有利だったということだと思っています。まあ、序盤に少し掛かったかな?というくらいで、その後のレース運びは想定していたとおりのもの。これで負けたら仕方ありません。

ただ、レースが終わった後(正確に言うと、もう少し早い段階で気付いてはいたのですが)に思ったことは、マーブルカテドラルの初戦が12.8-11.4-12.4-12.6-11.7-11.3-11.6 49.2-47.2秒という後傾ラップだったということ。これを好意的に見れば『よりマイル戦に近い流れを経験している』と見ることもできるのですが、違う見方をすれば、例年の好走馬のパターンと少しズレていたことも確かです。
たとえば、11年にこのレースを勝ったモンストールと比較してみましょう。

【今年のマーブルと11年1着モンストールのデビュー戦比較】
マーブルカテドラル 12.8-11.4-12.4-12.6-11.7-11.3-11.6 49.2-47.2秒
モンストール 12.5-11.1-11.4-11.9-12.1-11.6-12.1 46.9-47.7秒

モンストールのように、1400mらしい前傾ラップを好位付けして上がり最速、これくらいないと現時点で完成しているとは言えないのかもしれません。来年以降はこのテーマも忘れずに付け加えたいと思います。

さて、勝ったハープスターの話をしなければなりません。

一言、次元が違う勝ちっぷりだったと私も思います。4角最後方から直線だけでゴボウ抜き。レースの上がり11.5-10.9-11.4秒を楽々差し切り、自身の上がりは32.5秒。しかも、抜け出してから突き放していますからね。これはもう力が違い過ぎたとしか言い様がありません。

ただ、だからと言って今後の牝馬戦線がこの馬を中心に動いていくと考えるのはまだ早計だと思います。
まず、この新潟2歳Sというレースは、過去の勝ち馬が示す通り、完全に完成度の高さを競うものだということ。事実、このレースを勝ってその後に出世した馬は?マイネルレコルト、セイウンワンダーが朝日杯を勝った他は、マイネイサベルが古馬になって重賞を勝ったくらいでしょうか。あとはもう見るも無残なその後を送っていますね。
「この馬は違う」「パフォーマンスが桁違い」と評価するのは自由ですが、裏を返せば、2歳夏のこの時期にそれだけ破格のパフォーマンスを出したと言っているのと同義であることを忘れてはなりません。
また、新潟コースは極めて特殊なコースであり、このコースしか走らない巧者が多く存在することでも知られています。「新潟の高いパフォーマンスはアテにならない」ということは、長く競馬をやっている方なら薄々感じていることじゃないでしょうか?

少なくとも、この時点で分かっていることは、ハープスターが今回のメンバーの中で力が抜けていたということだけだと思います。それ以外のことはあくまで今後の走りを見てから決めるべきことでしょう。別に、この馬が大したことないと言っているのではありませんよ。まだまだ始まったばかりだと言いたいだけです。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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