境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編) [2013年10月22日]

能力差と菊適性と馬場適性

第74回菊花賞(G1)

1着エピファネイア
2着サトノノブレス
3着バンデ
:
10着◎ヤマイチパートナー

ラップ:
13.0-12.5-11.7-12.3-11.7-12.1-13.0-12.7-12.6-12.6-12.8-12.1-12.0-11.8-12.3
時計:3.05.2

勝ったエピファネイアに関しては、レースを見て分かる通り、明らかにここでは力が違いました。菊花賞のテーマとして掲げた『ロベルト系』ではありますが、この馬に関してはそういった要素で勝ったわけではないでしょう。

シンボリクリスエス産駒は、一般的に『勝負弱い』という評価があって、私もその意見に反対する気はありませんが、この馬に関してはちょっと別格だと思っています。これは皐月賞の頃から申し上げている通り。そもそも、勝負弱い馬が皐月賞、ダービーであれだけの競馬はできませんからね。

今後、この馬に関して「シンボリクリスエスだから」という評価は良くも悪くも使うべきではないでしょうし、また、シンボリクリスエスという種牡馬を評価する際にも、「エピファネイアの父だから」とするのは危険でしょう。引き続き、シンボリクリスエス産駒はG1級ではアテにならない種牡馬だと思いますし、京都の重賞も基本的に苦手と思っていいと思います。

2着サトノノブレスは、菊花賞の血統テーマとして挙げた『トニービン系』。まあ、該当馬が少なくなかったわけですから、取り上げた馬の中から何かは来るだろうとは思っていましたが、これでしたね。平坦の方が明らかにパフォーマンスが高いことはこれまでの実績が証明していましたから、阪神→京都替わりを一番味方に付けられたのがこの馬だったという見方もできると思います。いずれにしても、完敗の形だった神戸新聞杯から着順を上げることができた要因の一つに、『母父トニービン』という要素があったことは間違いないと思います。

対して3着バンデは完全に道悪になって血統の力が活きたクチ。何と言っても父オーソライズドはサドラー系ですからね。4走前の積丹特別の競馬を見ても、この馬がサドラー系らしい重たい芝巧者であることはハッキリしており、この馬場状態になって一番その恩恵を受けることができました。これが3番人気ですからね。馬券を買っている皆様の何と上手なことか。

ただ、大逃げという奇襲を打ったわけではなく、極めて正攻法の逃げでここまで好走できたことは収穫だったと見ていいでしょう。まだ危ない面を残していることは疑いありませんが、条件次第で今後も馬券に絡んでくる馬になりそうです。

本命馬ヤマイチパートナーについては、何も申し上げることはありません。これまで好位からの競馬をしていた馬が、なぜ突然最後方からの競馬になるのか、全く理解ができません。「もう少し前が止まってくれればよかった」と言われてもこっちが困ってしまいます。

正直、レースが始まる前の段階では、未勝利を勝った段階で「菊花賞の本命馬」と決めていた馬が、実際にその舞台に立ってくれたことにちょっとした満足感も感じていたのですが、レースを見ていてそんな感傷も吹っ飛びました。悔しい、その一言に尽きます。

【by境和樹】

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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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