馬券ネオメソッド(レース回顧編)
オークスの回顧
第77回オークス
1着
シンハライト
2着
チェッキーノ
3着
ビッシュ
ラップ:
12.3-10.7-12.1-12.3-12.4-12.5-12.9-12.6-12.7-11.4-11.5-11.6
時計:2.25.0
極めて自然な決着だったと思います。4角二桁位置から上がり最速の脚を使って追い込んできた馬が1、2着。3着に入った5番人気のビッシュも、予想コラムにて指摘した近2走のレース振りテーマを満たす存在。馬券にはなりませんでしたが、4、5着馬も同様であり、その意味で、いわゆる典型的なオークスだったということができるわけです。
したがって、馬券を仕留めることはできませんでしたが、結果には納得です。
まあ、普通に走ればシンハライトが勝ちますよね。やはり、3歳馬同士で戦う春のクラシック戦線においては、一冠目の結果というのは非常に重い意味を持ちます。序列がハッキリ付くわけで、その序列を短期間で他の馬が逆転することは、結構困難なことですから。
ジュエラーがいたらどうだったか?という架空の話をしても意味はありませんが、ほぼ能力が同じくらいと仮定すれば、血統的にはシンハライトの方がまだ距離の融通が利きそうなので、やはりこちらが勝っていたような気はします。まあ、ジュエラーがいればいたで、レースの流れ方や仕掛けのタイミングも全く違ったものにはなったでしょうから、そういった別のアヤは生まれたかもしれませんけどね。
2着チェッキーノは走る馬ですね。フローラSのレース回顧にて、『今年の中身はひと味違う』という指摘をしていました。クビ差まで追い詰めたことで、それはある程度証明されたのではないでしょうか。本質的にはマイル近辺の方が良さそうな血統背景をしているので、今後、古馬になってから別の路線でまたひと花咲かすかもしれません。あとは牝馬なので成長力との戦いですね。
ちなみに、そのフローラSと関連して、絶対に覚えておきたい馬がフロンテアクイーンです。フローラSは先行失速。一度も先頭に立っていないので、額面ほど強い競馬をしているわけではないと後で気が付きましたが、今回は追い込む形で0.4秒差6着。影の殊勲賞はこの馬にあげたいですね。この馬は今後、どこかで穴を開けることでしょう。血統的にもサムソン産駒で、バイアスに乗りやすいところがあります。そんな視点でも動向に注目したい1頭です。
私の本命馬ペプチドサプルは5着。さすがに残り200くらいのところでは一瞬夢を見ましたが、最後は力の差ですね。適性では埋めきれない能力差があったんだと思います。
来年に向けての指針としては、やはり、今年該当馬がいなかった『ヌレイエフ系保持、内包』の出走に期待したいところ。今年、該当馬の出走がなかったことで意外に盲点にならないものかとコッソリ考えています。もはや、オークスの支配血統であることは明らかなので、来年を楽しみにしたいものです。
さて、オークスが終わりました。来週は日本ダービーです。昨年、私は日本ダービーの予想において、『オークスとダービーの連動性』というテーマを掲げました。オークスで好走した馬の血統に関連した馬が、翌週のダービーでも好走するというものです。今の段階であまり書いてしまうと来週のネタがなくなってしまうのでこの程度に収めますが、このあたりも検討していきたいと思います。
私、オークスは苦手ですが、ダービーはソコソコ当たりますので、今年も頑張ろうと思います。
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