馬券ネオメソッド(レース回顧編)
関屋記念・エルムSの回顧
第51回関屋記念
1着
ヤングマンパワー
2着
ダノンリバティ
3着
マジックタイム
ラップ:
12.5-11.1-10.8-11.3-11.4-11.9-10.8-12.0
時計:1.31.8
まあ、なんと言いますかレース全体の読みとしては大筋で合っていたと思うんですよ。やっぱり今年も先行馬が1頭残っていますし、該当馬として取り上げた好走パターンに合致するマジックタイムも3着は拾っていますから。
しかし、何とも消化不良いうか、大筋しか合っていないという不完全な解答用紙を書いてしまったなぁという印象。非リピーター性をわざわざ持ち出して否定したヤングマンパワーに勝たれ(しかも、昨年まで予想テーマの肝にしていたダンチヒ系保持馬!)、マジックタイムは先行しないで馬券になっているのですから頂けません。先行して残った馬も重賞勝ち実績のないダノンリバティですからね。今年の結果から分かることは、
・先行馬が1頭は必ず残るので注意しましょう
・近2走以内に4角4番手以内の競馬をしている重賞勝ち馬が来ます
ということだけ。勝ち馬ヤングマンパワーも2つ目のポイントで拾えますから、ある意味で始末が悪いというもの。こうなると、もう完全に当て嵌まる馬を探すだけ。まあ、それくらいシステマティックに買う馬を決めるというのも悪くはありませんが、さすがに味気なさは否めません。案外、来年は極めて単純に『近2走以内に4角4番手以内の競馬をしている重賞勝ち馬』を探すだけで押し切ろうとするかもしれませんが(笑)。
とはいえ、米国的パワー血統というテーマも非リピーター性というテーマも、今年の結果で完全に否定されたとは思わないので、来年も少し押してみようかなという気はしています。
レースとしては、まず時計の速さが際立っていますね。今週の新潟はほぼ標準レベルの馬場レベルだったと思うので、そこで1.31.8秒は速いです。序盤から淀みなく飛ばす馬がいたことでレース自体が締まったことが要因だと思います。
ただ、ここで難しいのはこれが新潟という特異性の強い競馬場を舞台にしているということ。勝ち馬ヤングマンパワーは本物と見ていいのかもしれませんが、とにかく新潟のハイパフォーマンスは条件が替わると全くアテにならなくなることがあるので。このレースだけ見れば高評価間違いなしですが、本質的な評価は秋になってからにした方がいいと見ています。
2着ダノンリバティは、今日の結果を見てもやっぱりダートの方がいいと思います。なぜ走らなくなったのか分かりませんが、諦めずにもう一度チャレンジしてもらいたい。フェブラリーSとかピッタリだと思います。
第21回エルムS
1着
リッカルド
2着
クリノスターオー
3着
モンドクラッセ
ラップ:
6.7-11.4-12.2-12.6-12.3-12.0-12.0-11.9-12.4
時計:1.43.5
1着リッカルド 6-6-6-2
2着クリノスターオー 2-2-2-2
3着モンドクラッセ 1-1-1-1
以上!という感じ。今年もやっぱりマクった馬と前残り。これだけ綺麗にパターンが決まっているレースも珍しいですよね。正直、これ以上話すことがありません。
ブライトラインは福永騎手がこのレースパターンを知っていたのか、納得のマクリを打ちましたが不発。これは仕方ないですね。ちょっとピークを過ぎているのかもしれません。
逆にリッカルドは充実一途。これも黛騎手がレースパターンを熟知していると感じさせる絶妙な押し上げを見せました。こんなに人気がないんですね、ちょっとビックリしました。
クリノスターオーを候補馬に入れなかったことはミスでした。当日にツイッターの方にご意見を頂戴したのですが、隣にモンドクラッセとショウナンアポロンがいる大外枠。ナチュラルに位置取りが下がりそうで、しかも本質的にズブい馬なので先行、マクリは厳しいかなと判断してしまいました。これは失敗でしたね。
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