馬券ネオメソッド(レース回顧編)
チャンピオンズカップの回顧
第17回チャンピオンズカップ
1着
サウンドトゥルー
2着
アウォーディー
3着
アスカノロマン
ラップ:
12.7-10.7-12.9-12.5-11.8-11.8-12.4-12.3-13.0
時計:1.50.1
これが一発勝負のGⅠが持つ面白さですよね。2着に敗れたアウォーディーは、これ以上ない完璧な立ち回りで、ほぼ8割方勝利を手中にしていたと思いますが、そこを直一気に賭けたサウンドトゥルーに狙い撃ちされました。負けてもまた次がある普通のレースなら、おそらくアウォーディーが難なく勝ち切っていたと思いますが、一か八かの勝負乗りを仕掛けたサウンドトゥルーと大野騎手に軍配が挙がった結果。
惜しかったのは4着カフジテイクでしたが、サウンドトゥルーとの差は、4コーナーのコース取りにありました。内を狙ったサウンドに対して、カフジはセオリー通り、大外に持ち出しました。結果的にはここで付いた差が最後に出た感じ。もっとも、サウンドにも幸運はあって、内から外に持ち出す際、ちょうど通るべきルートがポッカリ開くんですよね。まさに『勝ってください』というお導きがあった感じです。勝つ時は何もかもが上手くいくものですが、今回のサウンドトゥルーを見て、改めてそんなもんなんだなぁという思いを強くしました。
アウォーディーは抜け出すとソラを使う馬のようで、今回も抜け出すのをギリギリまで我慢して、満を持して動いたところですからね。これは仕方ないと思います。相手を褒めるしかないですよね。
アスカノロマンも流れを考えれば強い競馬をしています。アグネスデジタルは冬場のダ1800は本当に走ります。
今年のチャンピオンズCは、今後に向けての指針がハッキリしたレースだったと思います。注目すべきはゴールドドリーム、コパノリッキーという人気上位馬が揃って大敗に終わったこと。そうです、ゴールドアリュール産駒が揃って大敗したということです。特にコパノリッキーはこれで3年連続の大敗。このレースに全く適性がないことがハッキリしました。同時に、フェブラリーSであれだけ走るゴールドアリュール産駒が、このレースと適性がズレているということも。
東京ダ1600で行われるフェブラリーSでは、どちらかというとスピードや瞬発力といった、やや芝っぽい要素が問われるところ、このチャンピオンズCでは1800~2000前後の中距離ダートの適性、すなわちある程度のスタミナとパワーが必要になってくると考えられます。だからこそ、フェブラリーSを連覇したコパノリッキーを筆頭としてゴールドアリュール産駒が能力を発揮し切れないのでしょう。『スタミナとパワー』、来年以降のこのレースでは、そんなポイントを頭に置いて予想した方が良さそうです。
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