馬券ネオメソッド(レース回顧編)
根岸S・シルクロードSの回顧
第31回根岸S
1着
◎カフジテイク
2着
ベストウォーリア
3着
エイシンバッケン
ラップ:
12.2-11.0-11.8-11.9-11.9-12.0-12.2
時計:1.23.0
まあ、正直なところ特に回顧することもないのですが、今年も例年のパターン通りの馬が勝ちました。今年はたまたま該当していた馬が1番人気の馬だったというだけで、人気の有無に捉われるものではありません。来年以降、また鉄板3パターンをご活用いただければと思います。
勝ったカフジテイクは、スタートで少し躓き、3角過ぎのところで外に持ち出すタイミングでも軽くブレーキを踏んでいます。必ずしもスムーズとは言えないレースだったと思いますが、そこは直線の長い東京コースで、その直線を目一杯活かした馬が勝つレース。強引にでも型に嵌めてしまえば多少のロスはどうにでもなるということですね。
2着ベストウォーリアは一番正攻法の競馬をしているわけですが、こういうタイプは残念ながらこのレースでは勝てません。能力はおそらくカフジテイクより上だと思いますが、競馬が上手すぎるんですね。道悪になれば話は別ですが、良馬場で目一杯直線スピードを問われてしまうと、レース適性という意味で他馬に上回れてしまうという構図です。
それにしても、コテコテの米国血統でこの年齢まで一線級の能力を維持するというのは、実は密かに相当な快挙だと思います。賞賛されるべき馬だと思います。
3着エイシンバッケンは、道悪になったら本命にしようと思っていた馬でした。道悪の根岸Sはノーザンダンサー系産駒が強いですからね。今回は馬場が乾いてしまったことがこの馬にとっては不運だったと考えています。相変わらず乗り難しさ全開という感じですが、その有り余る闘志を岩田騎手が上手く引き出しているという印象。手が合うコンビですね。
自分にとって根岸Sは年明けのゲン担ぎレースのようなところがあって、単勝1点勝負を毎年恒例にしています。今年も上手く行ってよかったというのが本音です。単勝1番人気の馬が来るか来ないかでドキドキするなんて、ほとんど経験したことがなかったので、今日は新鮮な瞬間を味わうことができました。
第22回シルクロードS
1着
ダンスディレクター
2着
セイウンコウセイ
3着
セカンドテーブル
ラップ:
11.9-10.9-11.1-11.3-11.1-11.5
時計:1.07.8
ミスプロ系の1~3着独占という結果をもって、いよいよこのレースもミスプロ支配のレースに変貌したんだなぁという印象を受けました。『非フォーティナイナー・ライン』という括りは少し余計だったようですが、それでも勝ち馬はやはりこれに該当していた馬。来年以降はミスプロ系の重要度を上げて考えるとともに、やはり非フォーティナイナー・ラインというポイントにも少しこだわってみたいところ。良い指針になった一戦でした。
高松宮記念との関連性で考えると、少し物足りない競馬だったんではないでしょうか。こういう言い方は少し乱暴かもしれませんが、ダンスディレクターにやられているようじゃねぇ……セイウンコウセイはようやく本格化した4歳馬で、今回も時計を詰めていますからまだもう少し伸び代はありそうですが、GⅠを獲るとなると、ここで第2グループの筆頭格であるダンスあたりは封じておきたかったところ。がアドマイヤムーン産駒なので中京芝1200適性はありそうですけどね。
ちなみに、個人的に最近は中京芝1200mでちょっとした血統傾向を見つけていて、それで色々獲らせてもらっています(最強の法則とかでは書いていますが)。今年の高松宮記念はそのテーマで穴馬を探そうと思っているので、そちらも楽しみにしていてください。
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