境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

ヴィクトリアマイルの回顧

第12回ヴィクトリアマイル
1着アドマイヤリード
2着デンコウアンジュ
3着ジュールポレール

ラップ:
12.6-11.2-11.8-12.3-12.2-11.1-10.8-11.9
時計:1.33.9

馬場が勝敗に与えた影響が大きかったレースということだと思います。

まず時計的な分析。土曜日の東京芝は+2.0秒と、かなり時計の掛かる馬場設定。降りしきる雨の中での競馬でしたからこれも当然の話。果たして、日曜日はどこまで回復するんだろうと注目していました。

迎えた日曜日の朝。木・金のような真夏のような暑さもなく、日差しも少ない状況。重スタートというところから「あまり回復しなさそうだな」と思ってレースが始まったわけですが、昼過ぎに稍重まで回復。最初は疑って見ていたところ、時計を分析すると最終的には+0.3秒まで回復していました。東京競馬場の水はけ恐るべしですね。ここまで回復するとは思いませんでした。

ただ、雨の影響はトラックバイアスに如実に表れていました。逃げ馬がラチから3~4頭分離れた馬場の真ん中を通る状況が生まれました。

こうなると、どこを通るか、いや、通すかという進路選択は勝敗に直結します。通常よりコースロスが大きく出る状況だからです。一昔前の福島最終週とかでよく見られたものですが、内が荒れた馬場になると、外差しの馬はかなりキツくなります。なぜなら、逃げ先行馬から馬場の真ん中を通るわけですから、それを外から差すとなると、もうとんでもないコースロスを強いられることになるからです。結果的にその差がゴールまで埋まらないという図式ですね。
この日の東京も、多くはこのコース取りが勝敗を分けるケースが多かった。ジョッキーの皆さんもそれぞれの考えから色々なルートを通していましたが、最終的には内ラチ沿いから4頭分~5頭分のところが一番伸びていたようで、好位付けからそこを通った馬が上位進出するケースが目立ちました。

そして、本番のヴィクトリアマイルでそこを通したのが、勝ったアドマイヤリードに騎乗したルメール騎手でした。お見事でしたね。

さらに、そんなトラックバイアスが出ていた中で、大外から勝ち馬に迫った2着デンコウアンジュ、これもかなり強い競馬をしたと思います。思えばアルテミスSでメジャーエンブレムを下したのがこの舞台。そして、同じような離れた大外一気。こういう競馬が合っているタイプなんでしょうね。
これまでのキャリアで不利を受けずにゴールしたことの方が少ないくらい、究極的に器用さがなくて不利を受けやすいタイプの馬。広い東京でその広さを目一杯活かす形でこそ、この馬は実力を出し切れるということでしょう。

対して、3着ジュールポレールはどちらかというと立ち回りで勝負する馬なので、内伸び馬場の方がパフォーマンスを上げやすいと思います。どこを通すかが焦点になる状況において、そこを通すと決めた鞍上の指示に即座に反応できるのもこの馬のレースセンスの賜物ですが、それを最大限に発揮するなら、もう少しコンパクトに馬場を使う競馬になった方が良かったですね。それにしても力を付けています。

私が期待したウキヨノカゼは大外も大外を回っての9着。2着馬から0.4秒ですから、着順ほど負けているわけではないのですが、今日の馬場であの競馬はつらいですね。4角では内から弾かれる不利もありました。

最後に血統の話。この日の東京芝は父ノーザンダンサー系の天国状態でした。

最初の芝だった3Rでジミーチュー(ヌレイエフ系)産駒のコスモペリドットが4番人気で勝つと、続く4Rはフランケル産駒のフローラデマリポサが5番人気1着。6Rの芝1400では唯一の該当馬ローエングリン産駒ミルトドリームが5着と馬券圏内に入れなかったものの、8Rのマイル戦では父クロフネのキャプテンペリー(7番人気)、父ハービンジャーのサンクロワ(6番人気)、父シーザスターズのエンジニア(5番人気)で1~3着を独占するという離れ業。9Rでは唯一の該当馬だったハービンジャー産駒のヴァフラームが2着といった具合。

これは余談ですが、私の周りで馬券を打っていた知人が「これってデンコウアンジュかフロンテアクイーンのどっちかが来るってフラグ立ったよね」と呟き、散々どうやって買おうか迷った挙句、ミッキークイーンを軸にして、2頭目にデンコウとフロンテアを置き、3頭目を総流しにする3連複フォーメーションを買っていました。結果はご存知の通りです。

まあそれはさておき、今回のデンコウアンジュの好走は、当日のブラッドバイアスにかなり後押しされたものだったという見方もできると思います。

今年も波乱に終わったヴィクトリアマイル。大枠として、「マイルは“こなせる”という程度の実力馬が取りこぼす」というポイントはハッキリしているのですが、じゃあ何が来るのかという部分にいまだ明確な答えが出せずにいます。今年はかなり特殊な馬場だったと思うので、来年以降の検討の際は参考外にした方が良さそうですが、それにしても困難は続くなぁという印象です。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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