境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

宝塚記念の回顧

第58回宝塚記念
1着サトノクラウン
2着ゴールドアクター
3着ミッキークイーン

ラップ:
12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2
時計:2.11.4

とりあえず、キタサンブラックの話からしておきたいと思います。
敗因は色々と考えられますが、私個人の見解としては、今日のキタサンブラックは明らかに集中力が散漫だったと思います。1角の入りと3角過ぎでモノ見するシーンが映し出されていましたが、全体的に走る気に欠けるというか、言い方を変えれば上の空で回ってきたという印象を受けました。あるいはそれが連戦の疲れのせいなのかもしれませんが、個人的には外枠が痛かったんだと考えています。久しぶりに外枠に入って、外側に馬がいない状況での競馬になりましたからね。これが堪えたんじゃないでしょうか。今までクジ運に恵まれていると言われていましたが、そのツケが出たのかなと。一度オーバーホールすればまた強い姿を見せてくれるんじゃないでしょうか。

もうひとつは、デムーロ騎手の突っつきが絶妙でしたね。3角過ぎの出来事。一旦、キタサンの外に被せようかという動きを見せて、すぐに引きましたが、あのフェイントが利きましたね。これは月曜日に渋谷でやったイベントでもお話させていただいたことですが、キタサンを負かすために必要なことは、いかに自分のリズムでスパートさせないかということなんですよね。大阪杯にしても天皇賞・春にしても、キタサンは自分から動いて押し切っています。このリズムを崩さないことには勝機はないわけです。負けた昨年の宝塚記念も有馬記念も、勝負処で外から先に動かれ、結果的に動かされてしまった分、ラストで後続の差し脚に捕まっていました。
私は、これを現実のものにするためにはチームプレイが必要だと考えていました。しかし、今回のデムーロ騎手はそれを一人でやってのけました。とても思いつかない好プレーだったと思います。正直、今週はどうも調子悪そうだなと思って見ていたのですが、最後の最後に研ぎ澄ましてきましたね。感服です。

勝ったサトノクラウンですが、コレ、昨年の私の本命馬です。
宝塚記念のテーマは、明らかに“主流ズレ”にあります。人気薄のディープが走るのも、GⅠ初制覇が多いのも、すべてはこのレースが天皇賞やジャパンカップといった王道レースとは違った適性を要求するからに他なりません。
つまり、このレースでは成績や血統から何か“異質”な物を探すという作戦が成立します。昨年、私はこのテーマに注目して、究極の異流血統であるこの馬を本命にしたわけです。
今年は、先ほど書いたデムーロ騎手の超ファインプレーに加え、この馬が最も高いパフォーマンスを出す微妙な道悪になったことも奏功しました。海外でGⅠを獲りながら、国内GⅠにはどうしても手が届かなかったこれまでのキャリア。アドマイヤムーンを思い出す勝利でしたね。

対して、私が期待したレインボーラインは5着。なんか、去年のサトノクラウンと同じようなレースをしていましたね。是非、去年のレースを見返していただきたいです。4角手前で急にポジションを押し上げ、そのまま雪崩れ込んだだけ。う~ん……。まあ、ひとつ言えるのはもう少し雨が降って欲しかったということ。思ったよりも降らなかったのは痛恨でした。

秋以降に向けて期待できそうな馬は、シャケトラです。見ての通り、一番強い競馬をしています。元々評価していた馬ではありますが、この馬は上がりの掛かる競馬、重たい馬場に高い適性を持っています。無事に有馬記念まで言って欲しい。かなりいい勝負をするはずです。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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