境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

ラジオNIKKEI賞・CBC賞の回顧

第66回ラジオNIKKEI賞
1着セダブリランテス
2着ウインガナドル
3着ロードリベラル

ラップ:
12.6-10.9-11.8-12.2-12.0-11.7-11.9-11.6-11.9
時計:1.46.6

勝ったセダブリランテスは、ダートで勝ち上がったところを見ても、どちらかというと馬力タイプ。道中も促しながらの追走でしたし、追ってからもスピードに乗るまで時間が掛かる印象。それでも、一旦エンジンが掛かるとどこまででも伸びるという感じですね。これは前走の競馬でも同じような面を見せていたことなので、おそらくこの馬の個性なのでしょう。ダートもOKだと思いますし、距離が延びればもっと面白い存在になると思います。
このあたりは、兄のモンドインテロと似たような感じですが、そのモンドインテロがディープインパクト産駒であるのに対し、こちらはディープブリランテ。個人的にディープブリランテという種牡馬は、超が付くスタミナタイプだと思っていて、芝なら長距離のスタミナ比べが最も力を発揮できると考えているので、この馬がちょうどいいサンプルになってくれれば嬉しいなと。菊花賞というより、神戸新聞杯向きというイメージです。

2着ウインガナドルも味な競馬を見せましたね。この馬、4角先頭で回ってくるとまず崩れないタイプということがハッキリしていて、今回はその個性を知り尽くした鞍上がベストの騎乗をしたと思います。結構早めにペースアップしているので普通は苦しいところ、そこで後続に脚を使わせることで自分は粘り込むという、肉を切らして骨を断つ戦法が合っているのでしょう。
ひと昔前に流行ったステゴにメジロマックイーンという、かつての黄金配合が久しぶりに存在感を見せましたね。

個人的に興味深かったのは、4着に敗れたクリアザトラック。レース振りはともかくとして、3番人気4着とは……。予想コラムにて「ディープ産駒は人気馬の信頼度が高く、穴馬の激走期待値は低い」としましたが、実際に好走したディープ産駒は1、2番人気の馬だったんですよね。今回、クリアザトラックは2番人気くらいかな? と見ていたのでまあそこらにはいるだろうと思っていたのですが、まさかの3番人気、そして4着。こんな形で過去の傾向が継続するとは考えていませんでした。

期待したビービーガウディは思いのほか伸びず。全体的に走りが硬く映りましたが、ペースアップするごとに遅れていたように、ひょっとしたら右回りがダメなのかもしれませんね。最後も止まっているわけではなくて、一旦アクセルを緩めて、また踏み直している感じでした。

ボールドルーラー系保持・内包に関しては、昨年も2頭出走して凡走しています。ひょっとしたら潮時なのかもしれません。来年は再考しなければならないかもしれません。


第53回CBC賞
1着シャイニングレイ
2着セカンドテーブル
3着アクティブミノル

ラップ:
12.0-10.5-10.7-11.1-11.1-12.6
時計:1.08.0

金曜夕方まで不良馬場ながら、土曜日は重~稍重に回復し、日曜は良馬場に回復。と、思ったらレース直前に豪雨……いや、今年のCBC賞は馬場読みの難易度がマックスレベルでしたね。これは参りました。
もっとも、私の予想的には全て良い方向に転んだと思っていて、土曜日の状況が続いていたらまずノーチャンスだったであろうティーハーフでしたが、その後の傾向変化で徐々に運は向いてきていました。最後、ギリギリのところまで差を詰められたのは、最終的に馬場傾向がこの馬向きになっていたからではないでしょうか。

それにしても勝ったシャイニングレイには驚きましたね。勝つにしても、こういう競馬で勝つとは想像もできませんでした。最終的な馬場傾向を考えると、この馬がベストの競馬をしているわけですが、そのベストの競馬をする馬がこの馬ですか。中距離時代から徹底して先行策を取っていた馬が、まさかこの舞台で後方一気を決めるとは……初の1200でナチュラルに位置取りが下がったのかと思いきや、1400の前走でもそれなりのペースを3番手で追走していますから、ペースに対応できなかったというわけではないでしょう。ということは、今まで一体何をしていたんだろう? と疑ってしまいます。まさに驚きの大変身でした。
振り返れば、母系の底にはオイスターチケット、短距離でスピードを武器に鳴らした馬ですから、本質的には短距離適性が隠されていたのですね。前走でその片鱗を見せていたとはいえ、本番であらゆる面でイメージを一新させた点には脱帽でした。

芝向きのミスプロ系に特化して予想した今年ですが、2着セカンドテーブルがトワイニング産駒、3着アクティブミノルがストームキャット系スタチューオブリバティ産駒だったことで、「米国血統、特にミスプロ系」という感じで修正した方がよさそうですね。特にミスプロ系に関しては系統全般をフォローするくらいのイメージで人気薄を探せば、これまでの傾向も踏まえて良い穴馬に辿り着くチャンスが増しそうです。難解な中京重賞ですが、今年の傾向でだいたいの方向性がようやく定まったかなと見ています。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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