境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

アメリカJCCの回顧

第59回アメリカJCC(GⅡ)
1着ダンビュライト
2着ミッキースワロー
3着マイネルミラノ

ラップ:
12.8-11.2-12.3-12.5-12.5-12.0-12.2-11.8-11.8-12.1-12.1
時計:2.13.3


いかにもAJCCらしい決着だったと思います。

勝ったダンビュライトは、候補馬にも挙げていたとおり、血統、馬キャラ的にいかにも中山非根幹距離でパフォーマンスが上がりそうな馬。これまで、メンバー最速の上がりを使った経験はデビュー戦の一度だけ(そのタイムも不良馬場で37.2秒)。こういう馬がこのレースには合っているんですよね。時計が掛かる馬場が合っているという面もあると思います。

あとは、ツイッターでも呟いたのですが、デムーロ騎手のワザが光りましたね~。2角で上手くマイネルミラノとトミケンスラーヴァを動かしたと思います。ラチ沿いにスペースを作ってそこに潜り込んだ瞬間に勝負が決まったと個人的には見ています。
これを狙ってやっているのか、それとも感覚的に勝負処を逃さないのか、そのあたりは外野で見ている私には分かりませんが、先週の日経新春杯もそうだったように、重賞におけるデムーロ騎手の騎乗は、本当に見ていて唸らされることばかりです。

2着ミッキースワローは、そんなデムーロ騎手の好騎乗にしてやられたという面もありますが、本質的にこのレースと微妙に適性がズレていたと思います。
同じ距離のセントライト記念を勝ってはいますが、時計の出やすい秋の馬場と、出にくい今の馬場ではやはり求められる要素が異なりますからね。

この結果を受けて、血統的にハッキリした点がもうひとつあって、それは「トーセンホマレボシが高速耐性の強い血統である」ということです。
トーセンホマレボシ自身、現役時代に京都新聞杯で2.10.0秒という驚異的なレコードで勝っていますが、トーセンホマレボシの兄トーセンジョーダンも、天皇賞・秋で1.56.1秒というレコード決着を制しているんですよね。現状、その代表産駒であるミッキースワローが今回遅れを取ったことで、より一層、その個性が明確になったと思います。時計の速い馬場になれば台頭してきそうです。メモしておきたいと思います。

3着マイネルミラノは、脚質的な問題はありますが、46戦してメンバー最速の上がりを使った回数は3回だけ。父ステイゴールドという点も含めて、これも“いかにも”な存在だったかもしれません。
成績が伴わない鈍足馬は、単純に能力が足りない(落ちている)だけの可能性が高いので、今回に関してはあまり注目していませんでしたが、終わって納得といった感じです。

ゴールドアクターはどうしたんでしょうか? 週中の新聞その他で「状態が本物ではない」という報道は幾つか見ていましたが、それにしても負けすぎですよね。
今週は、3場ともに人気馬がちょっと想像できない大敗をするケースが目立っていました。そういう週だったのかもしれませんね。

最後に、東海Sについて。

テイエムジンソクは見ての通り、危なげない横綱相撲でした。本当に強くなりました。チャンピオンズCの回顧でも指摘したとおり、昨年のチャンピオンズCがフェブラリーSに近い適性を要するレースだったと思っているので、このまま順調なら打倒ゴールドドリーム(無事出走するなら)の一番手になることは間違いないでしょう。
芝スタートのマイル戦と、経験不足な点があることは承知していますが、チャンピオンズCにしたって初の左回りでしたからね。何だかんだでこなすような気がします。内枠とか引いたら恐いかもしれませんが。

一応、今年唯一のフォーティナイナー系保持馬がこの馬。まあ、それが結果にどの程度影響したかは何とも言えませんが、中京ダ1800の最有力血統がこの系統になったことは間違いありませんね。暮れのチャンピオンズCに気の利いた該当馬が出走してくることを祈るばかりです。

昨年同様、人気馬が勝ってもヒモが荒れる。それが東海Sというレースのようですね。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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