馬券ネオメソッド(レース回顧編)
根岸Sの回顧
第32回根岸S(GⅢ)
1着
◎ノンコノユメ
2着
サンライズノヴァ
3着
カフジテイク
ラップ:
12.3-10.6-11.0-11.8-12.1-11.7-12.0
時計:1.21.5
何とも複雑な気持ちになった根岸Sでした。
まず、個人的には諸々の都合で馬場状態を見ることなく予想を出してしまったため、まさかあそこまで馬場悪化が残っているとは驚かされました。雪の影響がここまで残るとは……動画を撮影したのが金曜昼過ぎ。その撮影を終えてから金曜の馬場状態発表を見たのですが、本当に唖然としました。
というわけで、基本的には良馬場を前提とした今年の予想は、その根底が崩れた状態だったということになります。ツイッターでも何名かの方に聞かれましたが、毎年恒例の単勝1点馬券は、今年は購入しませんでした。道悪パターンでテーマ該当馬を探すと、何も浮上する馬がいなかったということもあります。
その結果、勝ったのは本命馬ノンコノユメでした。
まあ、単勝10.5倍を獲り損ねているわけですから悔しいと言ったらウソになりますが、私なりのシステムに則れば購入見送りは妥当な判断だったと思っていますし、それ自体は後悔するものではありません。
ただ、これまで非サンデー、非ミスプロ系の成績が良かった道悪でミスプロ系産駒に勝たれてしまったことは、今後、道悪になった際の予想を難しくすることになりますね。先ほども書いたとおり、今年は非サンデー、非ミスプロ系に傾向合致馬がいなかったことが、この結果を呼んだということかもしれませんが。
さて、レースの回顧を。
これに関しては、予想コラムで指摘した通りだと思っています。
直線スピードを問うレースであり、リピーター性が極めて薄い。そんな根岸Sの本質は今年も変わることはありませんでした。
「近2走以内に、メンバー2位以内の脚を使った馬」で「根岸Sに出走したことがない馬」(“根岸S初参戦”という表現の方が分かりやすくていいのかな~と、今回動画で喋りながら思いましたが)。このテーマを満たすノンコノユメが勝ち、昨年の覇者であるカフジテイクが着順を落とす。その点についてだけは、例年の根岸Sどおりの結果でした。馬場状態に関する話は、正直、現段階では咀嚼しきれないところですが、来年もこういった要素を重視して勝ち馬を探せばいいと思います。
ちなみに、2着サンライズノヴァは賞金的にフェブラリーSは出走可能なのでしょうか? 今年はだいぶボーダーが高いというウワサですから微妙なんでしょうかね。
この馬は、フェブラリーSと極めて相性が良いゴールドアリュール産駒。
チャンピオンズCの回顧コラムで指摘したことですが、昨年のチャンピオンズCは、フェブラリーSに似た適性が問われるレースだったと思うので、基本的にはその上位2頭、ゴールドドリームとテイエムジンソクが堅そうな気配。その残り1つの空席に滑り込む穴馬を探すというスタイルのレースだと思っているところ、こういう穴馬候補は貴重なんですけどね。この2着賞金で何とか出走にこぎつけてくれることを祈ります。
最後にシルクロードSについて。
これは完全に裏目を引きました。ミスプロ系優勢というところまでは読み切っていたのに、非フォーティナイナー系というポイントに固執しすぎてしまいました。その結果、フォーティナイナー系アドマイヤムーンの上位独占を食らうという散々な結果。アドマイヤムーンは個人的に足を向けて眠れないと思っているほど相性の良い種牡馬なので、余計に痛恨でした。
来年以降は「ミスプロ系産駒」という大きな括りのテーマで考えるのが正解でしょう。
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