馬券ネオメソッド(レース回顧編)
天皇賞・春の回顧
第157回天皇賞・春(GⅠ)
1着
レインボーライン
2着
シュヴァルグラン
3着
クリンチャー
ラップ:
13.0-11.2-11.4-12.0-12.5-12.3-12.0-13.2-12.6-12.6-12.8-12.6-12.1-12.1-11.4-12.4
時計:3.16.2
おそらく、1年で一番「ハーツクライ」という単語が飛び交ったであろう週末が終わりました。
そのハーツクライ産駒は、今年もしっかり馬券には絡みました。ただし、2着まで。
もちろん、勝ち馬の的になる形は厳しく、前走大敗から巻き返したということを考えても、シュヴァルグランの価値は下がるどころ上がったと思いますが、結果的に『ハーツクライは天皇賞・春で2着止まり』というこれまでの傾向は踏襲されることになりました。
適性があることはハッキリしていながら、単勝期待値が極端に低い。ある意味でなかなか扱いづらい血統理論なのかもしれません。
個人的には、天皇賞・春=ハーツクライという図式が一般にも知れ渡っている今だからこそ、「ハーツクライは2着まで」というポイントに焦点を当て、他の血統の単を狙うレースという位置づけで予想を展開するのもアリかな? と考えました。もちろん、ハーツクライ産駒が上位人気を占めているという条件は付きますが、これもひとつの血統活用法だとは思うので、一考の価値はありそうです。
ただ、話が行ったり来たりで申し訳ないのですが、5着チェスナットコートは早くも来年のこのレースで主役候補に決まりました。
今年のチェスナットコートは、天皇賞・春で期待値が低い穴人気のパターン。
一昨年のシュヴァルグラン(3人気3着)、昨年のシャケトラ(3人気9着)に続き、「57キロの経験すらない上がり馬の58キロ」というパターンに該当していたからです。
ハンデ戦ほどではないにしろ、やはり58キロという斤量は馬にとっても厳しいものなはず。それをいきなり背負わされる、しかも、一気の斤量増でとなると、これは楽ではありません。にも関わらず、勢いを支持されて人気になるのは、馬券という点で考えてもリスクがリターンに勝ってしまいます。
つまり、その不利な状況で掲示板を確保すれば上出来というもの。この経験を糧にした来年は、非常に楽しみだと思います。ただし、ハーツクライ産駒なので良くて2着までだとは思いますが。
それにしても、まさかチェスナットコートがここまで人気にになるとは思っていませんでした。改めて、天皇賞・春におけるハーツクライと内枠の重要性が広く知れ渡っているのだなぁと思わされました。
私が期待したハーツクライ産駒サトノクロニクルは、ちょっと強引な競馬になってしまいましたか。もう少しスムーズな競馬をする馬というイメージがあったので、気性の面で少し難しさが出てきているのかなと感じました。前走の阪神大賞典における勝負処のズブさも、コース形態というより気性的な問題なのかもしれません。
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