馬券ネオメソッド(レース回顧編)
宝塚記念の回顧
第59回宝塚記念(GⅠ)
1着
ミッキーロケット
2着
ワーザー
3着
ノーブルマーズ
ラップ:
12.2-10.8-11.4-12.7-12.3-12.0-11.8-12.1-12.2-11.7-12.4
時計:2.11.6
う~む……相変わらず、この宝塚記念というレースは、傾向や予想の方向性は、ほぼ完璧に捕まえていると自負しているのですが、どうしても当たり馬を引けません。
勝ったミッキーロケット。ミスプロ系キングカメハメハ産駒で血統テーマをクリア。これまでGⅠは善戦止まりで、どうしてもタイトルに手が届かない。まさに宝塚記念で覚醒するパターン。こういう馬を狙えばいいというのはわかっているんですよね……。
まあ、それはいいとして、今回は中7週の参戦で坂路の追い切りが3本しかないという、この馬にとっては異例の過程。しかも、最後の2週がともに目一杯の追い切りだったことから、どうも急仕上げなんじゃないかという疑念を捨て切れませんでした。
まあ、これは私の見方の問題なので、実際は見立て違いだったのでしょう。また、これまで王道の本数多めで仕上げて結果が出なかった馬ですから、あるいはショック療法的に今までと違った調整過程が馬に変化を与えた可能性も考えられます。
昨年のサトノクラウンに続き、4歳で初参戦して凡走、翌年、5歳になって戴冠という流れ。
この背景には、58キロに対する免疫も多少はあると思います。たった1キロの差ではありますが、56キロから57キロと57キロと58キロの1キロは、全く意味が異なるという話は、以前に競馬関係者の方に伺ったことがあります。もちろん、その過程においてハイレベルなレースの経験を積んでいるということも見逃せません。来年以降、この点は重視した方がいいのでしょう。
2着ワーザーは、調教後の馬体重が発表された段階で大幅馬体減が取り沙汰されていましたが、また、一方では香港の馬体重計測方法が日本と異なるのではないか?という意見もチラホラ見受けました。さすがに「マイナス27キロ」という数字を見せられるとビックリしてしまいますが、実際はそこまで気にするものでもなかったのでしょう。
土曜日の雨の影響で時計が少し掛かる馬場になったのも、この馬にとっては良かったと思います。
血統的には、母父ザビールに注目。日本では“マイネプリテンダー一族”がこの母父ザビール。マイネルチャールズ、マイネルネオスやマイネヌーヴェルが代表産駒。
これらはいずれも中山巧者。
その点から個人的にこのワーザーという馬は、中山向き、すなわち有馬記念とかが合いそうな気がしています。是非、今回の雪辱を狙って再来日してもらいたいですね。
私の本命馬ダンビュライトは、道中で前の馬が邪魔になってスムーズに動けなかったことが痛恨。もう少し早めに踏みたかったところで、次々と先に行かれてしまいました。
タイプ的にはミッキーロケットと全く遜色ないくらいこのレース向きのタイプです。冒頭で述べたように、今年一度負けたことで、次の5歳でリベンジのチャンスが増したといえるかもしれません。
サトノダイヤモンド、キセキといったトップクラスが沈み、GⅠ未勝利馬が2頭に外国馬。いかにも宝塚記念という決着だっただけに、返す返す、正解を引けなかったことが悔やまれます。
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