第44回ダービー卿CT(GIII)
1着ガルボ
2着オセアニアボス
3着ネオサクセス
全体ラップ
12.2-11.3-11.9-12.0-11.4-11.6-11.8-11.3
時計 1.33.5
第56回大阪杯(GII)
1着ショウナンマイティ
2着フェデラリスト
3着トーセンジョーダン
全体ラップ
13.2-12.2-13.7-13.2-12.9-12.7-12.3-11.9-11.2-12.2
時計 2.05.5
両レースともに、重賞とは思えない超スローペース。大阪杯にいたっては、1000m通過が65.2秒!確かに、前日に続き標準より2.4秒ほど時計が掛かる馬場でしたが、それを差し引いても驚愕という言葉をつけてもいいくらいのスローです。こうなってしまうと、それを差し切ったショウナンマイティが強いのかどうかも判然としません。ほとんど歩いているくらいのペースから、正味4Fだけ本気で走ったというようなレースですからね。
それ以上に、この両レースの結果はショックでした。
ダービー卿CT
→馬力、ダート血統重視
大阪杯
→欧州血統、スタミナ重視、ニジンスキー、ノーザンテーストが好相性
という過去の傾向から予想した結果、なんと、真逆の結果が出てしまいました。
ダービー卿CTの勝ち馬ガルボがマンハッタンカフェ×ニジンスキー系、2着オセアニアボスは上位評価したロベルト系保持馬だからいいとして、3着ネオサクセスはネオユニヴァース×ノーザンテースト。
対して、大阪杯は勝ち馬ショウナンマイティがマンハッタンカフェ×ストームキャット、2着フェデラリストがエンパイアメーカー産駒…。もう開いた口が塞がりません。
ダービー卿においてニジンスキーとノーザンテーストという、裏の大阪杯で注目した系統に来られ、その大阪杯では、真逆の適性と見ていたダート血統にワンツーを食らってしまいました。これは非常にお恥ずかしい結果。申し開きのしようもございません。
まあ、どちらのレースも注目した血統を持った馬はちゃんと馬券になっているんです。しかし、真逆の適性を持っていると考えた馬に間を割られてしまっていることが大きな問題。思い返せば、ここ最近のレースはどうもこの手の決着が非常に多くなっています。
これが、毎週のように降った雨の影響(=馬場の変化)が原因なのか何なのか、明確な答えは分かりませんが、5年なり10年のスパンで証明されている血統傾向が、簡単に覆るケースが今年は非常に多いような気がしています。
だからといって、今さら予想スタイルを変更するつもりもないのですが、どうしても、この背景に何らかの重大な変化が隠されているような気がしてなりません。ちょっと気を入れて検討しないといけないところまで来ているのかなと。
ひとまず、GIシーズンが本格的にスタートします。まずは桜花賞から。母父カーリアンという黄金パターンが存在する阪神マイル戦で、果たして女王の座に就くのはどの馬なのか?来週は血統面からさらに掘り下げたいと思います。懲りずにご愛顧いただければ幸いです。
【by境和樹】
Mail:cheer@umasq.jp
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