佐々木主浩の大リーグボール22号

第199球 [2012年5月5日]

【京都新聞杯】まさに“角居流”という仕上げ

今週もまずは愛馬情報から。オークスへ向けて調整されているヴィルシーナは、ノーザンファームしがらきから帰厩後も順調だと聞いています。来週の1週前追い切りでどんな動きを見せてくれるか、今から非常に楽しみにしています。

また、ヴィルシーナの兄・ファルスター(ダンスインザダーク産駒)は函館開催で中央競馬に復帰。そして、ヴィルシーナの弟・ランギロア(アグネスタキオン産駒)は、お兄さんやお姉さんと同じく札幌でのデビューを今のところ予定しています。

そうそう、来週といえば、ヴァレンティーア(ハーツクライ×タイキロザリオ)が、栗東へ入厩するとの話も聞いています。ゲート試験に受かれば、この仔は早い時期にデビューしてくれそうですね。

再来週にはヴィルシーナキャプテンマジンがスタンバイしていますし、その後は順調なら新馬がデビュー。更に、今年のサマーシリーズにはマジンプロスパーが参戦と、今後の週末の予定が除々に競馬で埋まってきました。当然、走るのは馬なのですが、こちらもかなり力が入っています(笑)


それでは、本日は【京都新聞杯】を検討していきます。

プリンシパルSと共に、ダービーへ向けての最終ステップレースとなる【京都新聞杯】ですが、皐月賞には見向きもせず、前走後はダービー出走の為にここ1本に懸けたエキストラエンドから入りたいと思います。

この中間は厩舎の格上馬達と併せ、とにかく入念に乗り込まれており、まさに重賞の勝ち方を知っている“角居流”という仕上げ。鞍上にも岩田騎手を確保した以上、最低でも賞金加算には成功するというのが私の読みです。

相手には、道悪だった前走は度外視できるアドマイヤバラード、メンバー的には今回はスンナリと先行できそうなサイレントサタデー。自分のペースに持ち込めさえすれば渋太いメイショウカドマツに、アンカツさんが跨った稽古の動きが良く見えたヴァンセンヌ。以下、トーセンホマレボシニューダイナスティショウナンカンムリまでを相手として見ています。

【by佐々木主浩】

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佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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