うまスクエア

第354球 ［2013年10月13日］

【秋華賞】求められる適性

去年の牝馬クラシックは、ジェンティルドンナとヴィルシーナのワン・ツーが３度も続いた為、３冠最後の秋華賞は、馬券的にも非常に獲り易かったレースでしたが、今年は、桜花賞、オークスが共に荒れ、どうやら秋華賞も一筋縄ではいきそうにありません。

秋華賞は、過去の傾向からしてローズＳ組が強いと言われますが、そのローズＳが行われた阪神外回りと、秋華賞が行われる京都内回りとでは、求められる適性が違います。直線が短いこのコースなら後ろから行く馬よりも、中団より前で競馬ができる馬が有利。そういう意味でここはメイショウマンボに注目です。

馬場や太め残りの影響があった前走でも、それなりに格好を付けたのが能力の高さ。本番仕様で一段階上の仕上げが施された今回は、オークス馬の意地を見せてくれるはず。外枠だけに鞍上がいかに上手く折り合えるか、勝負のポイントはここでしょう。

相手には、スタートが良くない分、この外枠は却ってプラスに見えるデニムアンドルビー、実績では見劣るものの、初戦の勝ち時計が既に重賞級だったスマートレイアー。コーナー４つのコースでこの馬の器用さが生きそうなウリウリに、ひと夏超えて体がしっかりとしてきたローブティサージュ。以下、エバーブロッサム、トーセンソレイユ、ティアーモあたりまでを押さえるつもりです。

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【by佐々木主浩】