佐々木主浩の大リーグボール22号

大リーグボール22号[第512球]

【フラワーC】間隔を空けたからこそ

1週前の現時点ではまだ少し太いとの話でしたが、シュヴァルグランはどうやら来週の毎日杯に間に合いそうです。今週の若葉SやスプリングSを含め、これまで行われたトライアルの出走頭数を見ながら「これだけ頭数が少ないのならどこでも使えたなぁ」などと思ったりもしますが、休養を挟んだことでよりパワーアップした姿を見せてくれることを信じ、ダービー出走に向けて好レースを期待しています!


それでは、まずは中山のメイン【フラワーC】から検討していきます。

これは牡馬にも言える事ですが、今年は、クラシック出走の賞金ボーダーがとにかく高い。牝馬に関して言えば、1番賞金を持っているショウナンアデラが骨折で離脱したにも関わらず、今年は1400万でも危ないかもしれないという状況です。例年、桜花賞に賞金900万組が数頭出走していた事を考えれば、これはかなりの狭き門と言えます。

だからでしょう。クラブの馬を中心に今年は“使い分け”が目立ちました。目標であるGIの舞台により高い確率で出走させる為には常套手段と言えますが、権利を取った有力馬同士がGIまで未対戦となると、桜花賞や皐月賞は馬券的にはやや難しくなるかもしれませんね。

私がフラワーCで目を付けたのは、ディアマイダーリンです。決め手を生かすタイプだけに、一見、小回りの中山コースが向かないようにも見えますが、前走で立ち回りの上手さも見せていますし、先週の傾向からして今の中山は外差しの馬場。今回はこの馬向きのレースになると思います。

久々の分、状態面に多少の不安を感じるかもしれませんが、乗り込み量も豊富で、最終追い切りにはジョッキー出身の調教師が自ら騎乗。間隔が空いたことをマイナスと見るのではなく、間隔を空けたからこそ馬体も成長し、ジックリ仕上げる事ができたとここはプラスに取りたいですね。

相手には…

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大リーグボール22号とは?

驚異の相馬眼を持つG1オーナー【佐々木主浩】のメインレースの最終見解が読めるのは『うまスクエア』だけ。また、愛馬の最新情報など、ここでしか絶対に読めない内容が超満載。
佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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