うまスクエア

大リーグボール22号[第673球]

【ローズＳ】あの時と同じマッチレースに

競馬をやっていて良かったなと思う事のひとつが、そのレースが行われることで季節を感じ、それと同時に過去の自分の気持ちを思い出せる事です。

【ローズＳ】と言えば、私にとっては秋の到来を告げてくれるレースであり、ジェンティルドンナＶＳヴィルシーナのクラシック最後の１冠を懸けた対決の幕開けでもありました。

当時の作戦は、ローズＳでは、ジェンティルを前に見ながらの競馬で相手の脚を測り、本番の秋華賞では早めに抜け出して後続を完封するというもの。作戦は完璧で、ウチパクもまさに渾身の騎乗を見せてくれたのですが…。一瞬、勝ったと思ったレースだっただけに、非常に悔しい思いをした事を４年経った今でも覚えています。

そのライバルは、今週、牝馬では2004年のウオッカ以来、史上５頭目となる顕彰馬に選定されました。いつか大舞台で、ジェンティルの仔にヴィルシーナの仔で勝ちたい。お互い母親となった今後も、彼女たちの戦いは続きます。


春の２冠でそれぞれ１冠ずつを獲ったシンハライトとジュエラーに今年の【ローズＳ】は注目が集まっていますが、恐らくこの２頭に割って入れるような馬は今年はいないと思います。骨折明けのジュエラーの状態次第の部分はありますが、例え、本番前のトライアル仕様の仕上げであっても、ジェンティルドンナＶＳヴィルシーナのような２頭のマッチレースとなるのではないでしょうか。

３着候補として、アドマイヤリード、レッドアヴァンセ、デンコウアンジュ、アットザシーサイド、クロコスミア、フォールインラブの名前を挙げておきます。


【セントライト記念】は、重賞での連続連対記録「１０」を狙う戸崎君が手綱をゼーヴィントから。ディーマジェスティ、マウントロブソン、プロディガルサンを本線に、メートルダール、ステイパーシスト、プロフェットまでを押さえるつもりです。