佐々木主浩の大リーグボール22号

大リーグボール22号[第859球]

【エプソムC】一戦一戦が勝負

故障発症により止むを得ず戦線離脱。その長期休養明けの一発目となれば、普通は“叩き台”と思われるかもしれません。ただ、前走が2年1ヶ月ぶりの実戦だったグリュイエールはキッチリと結果を出しました。

「2年も休んでいた馬に手は出せなかった」という方もいたかもしれませんが、⑤グリュイエールが休養していた理由は両前脚の屈腱炎です。ある程度の時間がかかることが分かっていたなら、「引退」も選択肢にあったでしょう。それでも復帰にこだわったのは、まず第一にこの馬の能力に大きな期待を寄せていたということ。それは間違いありません。

そして、屈腱炎を経験したことで“できるだけ脚元に負担をかけたくない”⇒“数を使うと負担がかかる”⇒“休み明けから勝負態勢”だったのだと思います。近年は医療技術も進歩し、「不治の病」と言われた屈腱炎を患いながら復活を果たす馬は多くなっています。私の愛馬ヴォルシェーブも4歳の時に屈腱炎が発症し、1年5ヶ月の休養を余儀なくされましたが、復帰戦ではタイム差なしの2着。その後も一戦一戦が勝負でした。

現在6歳のグリュイエールも、再発の可能性等を考えれば、これからのレースで無駄なレースは一戦もありません。今回の【エプソムC】もキッチリ作ってきているでしょうし、掛かり気味だった前走の内容から、距離短縮も重賞の速い流れもプラス材料。ユーイチもダービーを勝たせてもらった金子さんの馬なので力が入っているはずです!

⑩ダイワキャグニー⑯サトノアーサー③エアアンセム⑧サーブルオール⑫マイネルミラノ⑬アデイインザライフ⑭バーディーイーグルへ流すつもりです。


【参考買い目】
●3連複フォーメーション(11点)
[1頭目]5
[2頭目]10.16
[3頭目]10.16.3.8.12.13.14

●馬単(7点)
[軸]5
[相手]10.16.3.8.12.13.14



今年もなかなか難しいメンバーが揃った【マーメイドS】は、かつての天敵・岩田×石坂コンビの④ミリッサから。⑥キンショーユキヒメ⑦エテルナミノル⑫ミエノサクシード③アンドリエッテ①ワンブレスアウェイ⑭トーセンビクトリー⑮フェイズベロシティあたりが相手候補です。

【参考買い目】
●3連複フォーメーション(11点)
[1頭目]4
[2頭目]6.7
[3頭目]6.7.12.3.1.14.15


JRA現役馬主でGⅠ5勝オーナー【佐々木主浩・大リーグボール22号】はレース当日10時頃公開!
次回の更新を楽しみにお待ちください!!

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佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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