うまスクエア

6月3日(日) 東京11R

安田記念(GⅠ) 芝1600m

●上位人気馬格付けチェック

馬番	馬名	能力	上昇度	馬券妙味
①	スワーヴリチャード	A	C	B
⑤	ペルシアンナイト	B	B	B
⑩	モズアスコット	B	A	A
⑮	サングレーザー	A	C	B

※各付けチェックの表記について
上位人気馬を[絶対能力]－[上昇度]－[馬券妙味]の各項目についてＡＢＣの３段階で評価しています。

●田中充興の見解
人気になるであろうスワーヴリチャードはたしかに強い馬だ。しかし今回は前走大阪杯で能力を出し切ったあとの一戦で、さらに一気に距離が短くなる、このパターンは出遅れる確率が高い、さらに1番枠となると、能力を出し切れない可能性はかなりある。

サングレーザーは昨秋の一連のレースでいつもこちらの想定を超える走りをし続けた馬、ひょっとしたら潜在能力が相当高いところにあるのではと思っていたが、前走で休養明けのマイラーズCをレコード勝ち、高指数での快勝、マイラーズCでここまで高い指数が出たのは久しぶりのこと、記憶が微妙だがコンゴウリキシオー以来のはず。ただ前走は高い能力を証明することになったものの、さすがにあそこまで走ってしまうと反動が懸念される。

牝馬のリスグラシューはヴィクトリアマイルに目標を置いて好走した直後の一戦だけに上積みは疑問。同じ牝馬ならばアエロリットやレーヌミノルのほうがチャンスはありそうだが、アエロリットは結果こそ出なかったものの目標は前走だったと推測されるだけにどうか、レーヌミノルのほうが上積みは見込めるが、能力を出し切ったとしてもここで馬券圏内に入れるか。

ペルシアンナイトは前走大阪杯でおおよそ能力を出し切った感ではあるが、今回は横ばいくらいには走れる可能性はある、ただ思わぬ凡退の可能性も否定しきれない。

今回の安田記念は上位人気馬が信用しきれない、そこで狙いたくなったのはレッドファルクス、G1馬でありながら今季2走は能力を出し切れていない、スーパーカマシパターンで上昇軌道に入った馬はいったん終わったかと見せかけて再上昇することも多々ある。よってそろそろ復活というストーリーが配当面を考えても面白いと考えていた。

だが今週に入って、今回の安田記念に恐ろしい執着を見せてきた馬が出現した、モズアスコットだ。同馬は当初賞金面から除外対象だったので先週のオープンに出走、出遅れて能力を出し切れず２着に終わった。ところが今週に入ってから賞金上位馬が出走回避、出走出来ることになった。能力の高さはマイラーズC2着で証明済み、先週のオープンは能力を出し切れていないので連闘の効果も十分に期待出来る。かつて平成元年の安田記念を勝利したバンブーメモリーは自身にとって初芝となった準オープンを圧勝したが、直後のオープンでは出遅れて能力を出し切れず、そこから連闘で安田記念を勝利した。今回のモズアスコットはバンブーメモリーの状況とよく似ている。この馬は名馬フランケルの仔だけに、ここで勲章を手に入れて日本競馬の生産界に新しい風を吹き入れることが役目の馬だ。

●最終結論

◎	⑩	モズアスコット
○	⑨	レッドファルクス
▲	⑤	ペルシアンナイト
△	⑦	ウエスタンエクスプレス
△	⑮	サングレーザー

●穴の馬連 卍固め

9	-	10	（35%）
5	-	10	（35%）
7	-	10	（15%）
10	-	15	（15%）

●３連単
[軸]10 [相手]5.7.9.15（◎１頭軸マルチ 36点）