採れたて!トレセン情報

第119回[2012年7月13日] 最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【新潟競馬場】千直のスペシャリスト

【美浦の『聞き屋』の囁き】

●土曜のメインは10レース●

これまで当欄で何度も騎手の移動の大変さは取り上げてきたが、今回はその中でも稀な急きょ決定のパターン。

それは土曜日、函館から新潟へ遠征してきた丸田騎手。彼のメインは10レースのダイワマッジョーレ。そのダイワマッジョーレ、前走のラジオNIKKEI賞ではメンバー最速の上がりを駆使して僅差の6着に好走。出遅れていなければ…という脚だっただけに着順以上の内容と言っていい。

通常、もしくは多くの場合にはラジオNIKKEI賞などの重賞であれば遠征を決定しやすいが、1000万条件や1600万条件の場合などは除外の可能性やメンバー構成が読みにくいためすぐには決まり難いもの。ましてや、今回のように出走間隔が中一週などでは、なおさらGOサインは出し難い。

なぜなら、このクラスの馬が中一週で使うことは考えにくいし、すでに丸田騎手が函館で多くの騎乗依頼を受けている可能性が大きいので、それをすべてキャンセルして…となると他陣営との関係もあるので難しいもの。そんな中、今回はこれらの難しいとされることをクリアしての新潟遠征。それだけこの馬・ダイワマッジョーレに賭ける気持ちが伝わってくるし、それだけの自信もあるのだろう。是非、人気に応えてほしい。


●スペシャリスト●

芝とダート。距離は1000mから3600mまで、そのバリエーションはかなり豊富。競馬場のコース形態によってレースを実施できる距離も色々と違う中で、もっとも特異な条件といえば新潟の直線1000mではないだろうか。短距離が得意、長距離が得意、芝が得意、ダートが得意など、大きなくくりでの得意条件はどの騎手にもあるだろうが、直線1000mが得意、いや美浦には「千直のスペシャリスト」と呼ばれる騎手が2名もいる。

村田騎手と西田騎手、この2名だ。具体的な数字を挙げてみると、2010年〜現在までで、村田騎手は[44・42・55・1017]で勝率3.8%、連対率7.4%に対して千直に限れば[11・5・3・30]で勝率22.4%、連対率32.7%。

西田騎手は[20・43・56・942]で勝率1.9%、連対率5.9%に対して千直に限れば[6・5・3・43]で勝率10.5%、連対率19.3%。スペシャリストと呼ぶにふさわしい、驚異的な数字。村田騎手は今週まで函館で騎乗するので、今週新潟でのスペシャリストは西田騎手ひとり。その西田騎手は、5月に開催された新潟競馬終了後には、すでに夏の新潟開催の直線1000mでの騎乗依頼があったというから驚きだ。

さすがに、その時点でははっきりとした約束はしなかったようだが、その後新潟開催が近づくにつれて依頼が増えてくる中で、まっさきに依頼があるのはやはり直線1000mとのこと。土曜・日曜ともに1鞍で計2鞍。西田騎手に注目して攻略ポイントを探してみてはいかがだろうか。


【関西事情通チョッといい話!?】

●昨年の代打とはチョッと違います!?●

今週は早くも北海道シリーズ函館開催の最終週、その締めは土日で重賞が行われる事になり盛り上がりを見せてくれそうだ。
土曜日の重賞は2歳の若駒による、世代最初の重賞競走となる函館2歳S。阪神で勝ったティーハーフ=武豊、昨年の覇者ファインチョイス(新馬戦を岩田騎手で勝ち2歳Sでは代打で上村騎手が跨った)の全妹アットウィルに、今年は岩田騎手がデビュー戦に続き2歳Sでも騎乗と、馬のみならず騎手も集まる注目の一戦。

そんな中に、チョッと異質の乗り替わりがある。藤岡佑介騎手が手綱を取り人気に応えて新馬勝ちを決めたローガンサファイア、同レースに騎乗していたジョッキーらも「アノ馬は走る」と能力を認めているほどの素材、しかし今回は乗り替わり松田大作騎手が手綱を取る。松田大作騎手の方がかなり先輩だが、勝ち鞍的には藤岡佑介騎手の方が格上、「他に選んだ馬がいたのか…」と一見勘ぐってしまいそうだが、実はこのローガンサファイアはデビュー戦でも松田大作騎手が手綱を取る予定だった。

デビュー前のゲート練習からゲート試験、そして1週前追い切りまで付きっ切りで乗っていたのが何を隠そうこの大作騎手、当然新馬戦から騎乗する予定だったのだが、オーナーサイドの意向で急きょ前倒しで1週早くデビューする事になった。丁度その日、大作騎手はお手馬のデジタルキャッシュ(休みがちもデビューから3連勝で素質は買っている)が中京で使う予定(結局除外になってしまった)があり中京で騎乗する予定を組んでいた日だった。そんな理由で藤岡佑介騎手にお鉢が回ってきたのだが、理由が理由なため、オーナーサイドも乗る側も「勝っても負けても1回限り」の約束での代打騎乗だった。

そんな経緯で漸くレースで騎乗できることになる松田大作騎手、もちろん今週の最終追い切りでも手綱を取り感触を掴んでいる。元より、調教が少し足りない状況で前倒しに新馬戦を使っている事もあり上積みは大きく伸びシロは十分。昨年のファインチョイスの乗り替りとはまた意味が違うが、今年の方が意味深い乗り替りと言えそうで注目してみたい一頭だ。

余談だが、土曜日新潟に噂のデジタルキャッシュが出走する。屈腱炎で2年以上の長期休養を挟んでいる馬だが、大作騎手がそこまでして拘っていた馬、今回は乗りに行けないがどんな競馬をするのかは注目してみたい。

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