採れたて!トレセン情報

第329回&第330回

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【関西事情通チョッといい話】

●裏メインも注目に値する●

今週はグランプリ宝塚記念が行われる上半期の最終週。

この上半期の全国リーディングは、JRA所属として2年目となる戸崎騎手がトップ、2位には岩田騎手、3位北村宏騎手、4位川田騎手、5位武豊騎手と続き、ベスト・テンの10人中、フェノーメノの主戦である蛯名騎手を除く9人が宝塚記念で騎乗している。

見方を変えると、ジョッキーとしても上半期の総決算と言えるだろう。

ところで、全国リーディング11位のジョッキーはと言うと、デビューから3年目の若手、菱田騎手が飛び込んできている。デビュー年が23勝、2年目の昨年は52勝と一気に勝ち鞍を伸ばしてきた。

そして「関西は減量が利いているうちは乗せてもらえるが、減量が取れてからは本当に厳しい」と言われており、減量の恩恵が無くなる累計100勝を超えてからが本当の正念場なのだが、その減量の恩恵が無くなってからも結果を出し、今年は昨年を上回るペースで既に38勝を挙げている。

実際、栗東トレセンでの評価も「今の若手の中では間違いなく伸びてくる」と言われているように、認められつつある。

この夏、今年も実力の問われる北海道シリーズに腰を据え騎乗。今週も土日で19鞍に騎乗、宝塚記念の行われる日曜日の裏、函館メインの大沼Sではナリタシルクロードに騎乗する。

この馬は、前走のブリリアントSで12番人気ながら3着と好走し3連単の高配当を演出したが、実は昨年のブリリアントSを9番人気で勝った馬でもあり「一度穴をあけた馬は、また同じような条件で穴をあける」の競馬格言通りの走りを見せた馬。

その昨年は、その後函館の大沼S5着後、マリーンSで再び穴を空けた様に、函館ダート1700mは、その穴を空けた時と同じ舞台。鞍上の勢いもあればまた好走する可能性は十分あるだろう。

上半期の総決算、宝塚記念はもちろん楽しみだが、その裏のメイン、大沼Sの菱田=ナリタシルクロードのコンビも、今後を占う意味で注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●宝塚記念の関東馬②●

昨日お伝えしたヴェルデグリーンに対し、田辺騎手に断られたホッコーブレーヴは全国リーディングを独走中の戸崎騎手を確保した。

戸崎騎手のお手馬で宝塚記念に出走する馬がいない状況だったようだが、それでもなにかしら声がかかるということが、やはりトップジョッキーの証明だろう。

虎視眈々、一発を狙っているのがスプリングSから6戦連続でフェイムゲームに騎乗している北村宏騎手。

「前走は直線でうまく捌くことができなかった」ということだが、6着ながらも着差はわずか0秒4差。

「チークの効果が大きいし、追い切りの感触からは今までで一番の状態」と自信をにじませていた。

伏兵の立場だからこそ、気楽に、そして大胆に騎乗できる、ということもあるはず。期待したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●宝塚記念は乗らずとも●

今週は上半期の総決算のグランプリ宝塚記念、季節的に微妙な時期に開催される事もありジョッキーの起用に関しても色々と出来事があった。

関東馬も然りだが、関西でも例えばヴィルシーナの鞍上、主戦の内田博騎手は鳴尾記念でトーセンジョーダンに騎乗する際、宝塚記念までのセットで依頼を受けていた。

その依頼を受けた当時は、ヴィルシーナの宝塚記念出走の可能性は薄かった。しかし、最終的には宝塚記念出走となり結果的には依頼が重なる形になってしまった。

一時は、牝馬3冠全てで手綱を取り、GIを勝たせて貰っていることもあってヴィルシーナに内田博騎手、トーセンジョーダンにはC・ウィリアムズ騎手でまとまりかけていた。

ところが、連続騎乗での依頼をしていたトーセンジョーダンのオーナーサイドから待ったが入り、結局元通りトーセンジョーダンに内田博、そしてヴィルシーナの鞍上には新馬戦で手綱を取った福永騎手で落ち着いた。

割を食ったのはC・ウィリアムズ騎手、短期免許最終日にも関わらずGIでの騎乗馬が無くなってしまった。

しかし、こういう時はタダでは終わらないのが一流ジョッキー。宝塚記念直前の10Rではジェントルマン、直後の最終レースではコスタアレグレに騎乗。

前者ジェントルマンは前走でも手綱を取り勝てる感触を掴んだ一頭。少頭数というのも歓迎でメンバー的にもチャンスは大きい。

後者コスタアレグレも、今回が降級戦でしかも同じ阪神ダート1400mでこのクラスを勝っており、やはり勝ち負けが期待できる。

短期免許最終日、宝塚記念で乗れなかった鬱憤を、その前後のレースで晴らす可能性は十分あるだろう。C・ウィリアムズ騎手の意地の騎乗に注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●宝塚記念の関東馬①●

関東馬の参戦は12頭中3頭だけとなった今年の宝塚記念。

本命候補はすべて関西馬で、関東馬3頭は伏兵扱いと寂しい状況。

ヴェルデグリーンに騎乗する田辺騎手は今回で10戦連続となる騎乗。

ここまで9戦5勝、うちGⅡ制覇が2度もあり完全に手の内に入れている、と言ってもいい相性の良さ。

実は田辺騎手にはもう1頭相性がいい馬がおり、馬柱を見てもらえれば気づくと思うが、天皇賞・春で騎乗し3着だったホッコーブレーヴがそれ。

ヴェルデグリーンとホッコーブレーヴ、多くの方はこの2頭を比較して選んでと思われているかもしれないが、田辺騎手の騎乗馬選択のスタンスは本人も各雑誌等でコメントしているように、「騎乗依頼の早い順番、つまり先約を優先する」という選び方なのだ。

つまり、今回の宝塚記念で言えばヴェルデグリーンが先約だったためで、この2頭から選んだということではないとのこと。もちろん、本心とすれば、どちらに乗りたいのかあるはずだが、そこは質問してもはぐらかされておしまい。

多くのリーディング上位騎手が馬を選んでいく中で、この選択方法は賢いやり方とは言えないかもしれないが、それでも今年はすでに42勝、全国リーディング10位の活躍ぶり。

義理や人情を優先するのは勝負の世界では甘い、という意見もあるかもしれないが、人と人とが動かしている世界では間違いなく大事なこと。

どちらが先着するのか、こういった楽しみもある。


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