採れたて!トレセン情報

第396回&第397回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●小倉はMyホームタウン!●

競馬に関わる様々なニュースが飛び交った今週、その中でも一番のニュースと言えば、思い入れのあるステイゴールドになる方も居るとは思うが、やはり外国人騎手二人の通年免許取得は今後の競馬界を占う意味でも大きなニュースだった。

長い間「鎖国」状態だった日本の競馬、それを1981年のジャパンC開催とともに徐々に「開国」していき、外国馬、外国人騎手、外国人馬主など、様々な制約を付けながらも限定的に門戸を開いてきたが、ついに史上初、限定では無い外国人騎手が誕生した。しかも、日本の競馬を良く知るミルコ・デムーロとクリストフ・ルメールなだけに、日本人騎手への影響はもちろん、競馬界全体に与える影響は大きなものだろう。

そんなニュースが流れた今週、今現在短期免許を取得して日本で騎乗している外国人騎手に焦点をあてると、年明けから来日しているダリオ・バルジュー騎手の騎乗には目を見張るものがある。普通、外国人騎手と言えば重賞が行われる本場(今週で言えば東京か京都)開催で騎乗するのが基本。しかしD・バルジューはテンから小倉での騎乗を決めていた。その理由は…

昨年も2月の小倉開幕から騎乗、その初日の第1Rをウインカレントで勝利を挙げ、その後も開催を通して5勝、かなり良いイメージを持っており自信を持って乗れる様だ。その自信からか「小倉はMyホームタウン」と言うほど気に入っているそう。今年も開催を通してフル参戦の予定、開幕週の今週も土曜日10頭、日曜10頭の計20頭に騎乗と馬は集まった。

初日最初の騎乗は第2Rのフェイトカラー、成績は悪いが最初の騎乗なだけにどんなレースをしてくれるのか楽しみだ。続く第3Rはハギノナトゥーラに騎乗。この馬は調教はモノ凄く動く馬で、その脚力はとても未勝利馬とは思えないほど。レースに行くと溜めが効かず終いが甘くなるため今はいろいろな条件を試しているところだが、今回は距離短縮で変わる要素はある。

メインの早鞆特別はサナシオンに騎乗。丁度1年前の小倉で、500万条件だが快勝した馬。小倉との相性は良さそうでこれも可能性が無いワケではなさそうだ。

ラインナップ的に人気にならない馬が多い様だが、今年4勝は②⑦⑧⑨という人気。彼が「Myホームタウン」と言うほどのコース、開幕週はもちろん、開催を通して注目したいジョッキーの一人だ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●その経緯を考えれば…●

今週は東西で注目の重賞が行われる。クラシック候補と言われる牝馬ルージュバックも出走するきさらぎ賞には、オルフェーヴルの全弟で同じ毛色のアッシュゴールド、女傑スイープトウショウの仔レガッタ、さらにポルトフィーノの仔ポルトドートウィユは、母にも父にも、母父にも母母にも騎乗していた武豊が鞍上、少頭数ながら見所満載の注目の一戦。

一方、東京では安田記念と同じ舞台で行われる東京新聞杯、京都金杯上位組の再戦に加え、昨年は日本ダービー、菊花賞にも出走しともに4着だったタガノグランパや連勝中のヴァンセンヌなど、今年のマイル戦線を占う意味でも注目の一戦。

その東京新聞杯に焦点を当てると、まず京都金杯組の中でフルーキーに関して。前走の京都金杯は、年末に目を外傷するアクシデントがあり、出走を回避するかという噂もあったほど。年末に追い切らず、正月に微調整をする予定だったが、今度は雪の影響でさらに調整が狂っていた。それでいてアワヤの競馬が出来る辺りに能力の高さは伺える。今回は初の関東圏での競馬、そして久しぶりの左回りと課題はあるものの、不安よりも期待の方が高い。

もう1頭、どうしても取り上げたいのがヴァンセンヌだ。4歳春から脚部不安で長期休養、19ヶ月ぶりのレースとなった昨秋、いきなり速い時計の決着を2着すると、その後は3連勝で最下級条件から一気にオープンまで上がってきた。この2戦手綱を取っている福永騎手も相当の感触を掴んでいるのだろう。もちろん先約を優先した形だろうが、乗ろうと思えばきさらぎ賞のポルトドートウィユにも乗れたはず。クラシック候補になるかもしれない重要な一戦で、もし他のジョッキーで勝たれてしまった場合にはもう戻ってこないだろう。そう言った意味で、この時期にお手馬の有力3歳馬を手放すのは余程のこと。条件戦を勝ってきたばかりで過小評価されているヴァンセンヌだが、2走前には同じ東京芝マイルの舞台で圧勝、前走は掛かって捲くってそのまま押し切る強い競馬、その経緯とレース内容を考えるに相当な可能性を秘めていると思われる。

安田記念へ向けフルーキーも注目したいが、このヴァンセンヌの走りには特に注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●今年もキャロットクラブの勢いは続くのか?!●

最優秀3歳牝馬という名誉に輝いたハープスター。

同馬のオーナーであるキャロットクラブは昨年の獲得賞金部門で、サンデーレーシングと社台レースホースの追撃を退け年間で初めてトップに立った、今もっとも勢いのあるクラブと言っても過言ではないだろう。

そのキャロットクラブの3歳牝馬路線で、いや、現時点での3歳牝馬クラシック路線でもっとも注目を集めているのが第二のハープスター候補ルージュバック。

ここまでの戦績は2戦2勝。ともにメンバー最速の上がりを駆使しており、また百日草特別は2歳レコード、そこで2着に負かしたベルーフが今年の京成杯を制したこともあり、その評価は急上昇。

そして、今週きさらぎ賞へ出走。

きさらぎ賞へ牝馬が参戦すること自体が稀で、近10年間では3着以内に入った馬は1頭もいない。

では、なぜ来週行われる牝馬限定戦の重賞クイーンカップや、同じ距離の共同通信杯ではなくきさらぎ賞なのか。

そこはクラブと厩舎の連携による戦略があったとのこと。

それは、過去の実績からきさらぎ賞はフルゲートを超えたことがほとんどなく、だいたい10頭前後の少頭数で行われることが多い。

一方、来週行われるクイーンカップはほぼフルゲート、同週に行われる共同通信杯もフルゲート近くにあることが多く、その点で言えばきさらぎ賞は紛れが少ない、そしてちょうど隙間的なレースになりやすい傾向がある。

ルージュバックは脚質的にはハープスターと同じく直線勝負型、できれば広いコースで勝負させて確実に賞金を加算したいという思惑もあったようだ。

また、これまでの2戦は新潟と東京、つまり左回りしか経験しておらず、本番となる桜花賞は右回り、京都も阪神と同じく右回り、そして、1800mという距離ならマイルへの対応でマイナスになることは少ないし、オークスの2400mを意識した時にも影響することは少ない最適な距離。

以上のことから、来週行われるクイーンカップや共同通信杯ではなくきさらぎ賞へとなったというのだ。

キャロットクラブの3歳牡馬路線にはシャイニングレイやアダムスブリッジなど駒は揃っているが、牝馬路線はルージュバックにかかる期待が大きい、そのことを師に尋ねると自信満々の様子で、「桜花賞へは向かいます。そのあとは結果が出たから考えます」と意味深なコメント。

そのニュアンスから考え付くところは、昨年のハープスターも騒がれたようにオークスかダービーかという選択で、師の考えにはすでにダービーが意識としてあるのかもしれない。

アッシュゴールド、ポルトドートウィユ、レガッタなど強い関西馬の牡馬を破らないことには始まらない。

果たして、ハープスター級なのかどうか。そのレース振りに注目したい。


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