採れたて!トレセン情報

第432回&第433回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●縁の血統●

日本ダービーも終わり、先週から新たな世代がスタートした。今週の新馬戦ももちろん楽しみな馬は多い。そんな中で土曜日阪神5Rには、ゴールデンジャックの最後の産駒クラウンドジャックが出走する。その母ゴールデンジャックと言えば、ヒシアマゾン・チョウカイキャロル、アグネスパレードなどと同期で、桜花賞・オークスの春の2冠トライアルを制し、GIタイトルは無いものの世代を代表する1頭だった。

初仔は重賞3勝を挙げたサイドワインダー、管理調教師は母も管理していた北橋調教師(北橋師が定年引退後は縁の深かった瀬戸口厩舎へ転厩)、主戦ジョッキーはその北橋師の弟子である福永騎手。師匠の最後の重賞勝利を挙げたのもこのサイドワインダーと福永騎手だった。

その縁もあって、2001年までの産駒4頭は全て北橋厩舎からデビュー、もちろん鞍上は全て福永騎手。北橋師が引退後も、その後の2世代の松永昌博厩舎の2頭もデビューから騎乗、近4世代は加用厩舎からデビューし、ゴールデンガッツとジャックトマメノキの新馬勝ち2頭も福永騎手、デビュー戦は乗れなかったプリンセスジャックは2戦目以降手綱を取り桜花賞でも騎乗し3着、唯一デビュー前からせん馬となっていたゴルデンシュラインには乗る事が無かったが、福永騎手にとって縁深い血統であることに間違い無い。

今週クラウンドジャックがデビューする土曜日阪神5R、実は福永騎手は先約があった。それゆえに一時は違うジョッキーで決まりかけていた経緯がある。しかし、その縁ある血統、しかも最後の仔とあれば「どうしても乗りたい」となるのは当然だろう。最終的に、無事手綱を取ることが出来たようだ。もちろん、その思い入れだけで乗るわけでは無く、当然勝ち負け必至の存在。元々初戦から走る血統だが、加用厩舎からデビューの4頭は前述せん馬のゴルデンシュライン(デビュー戦は2着)以外は全てデビュー勝ちを収めている。この馬もやはり初戦向きの様で、調教でも反応が良く新馬勝ちを期待されている。

母ゴールデンジャックは、この馬を生んだ2日後に急逝してしまったが、その母の成し得なかったビッグタイトルを、最後の仔でクラシック制覇となれば、その喜びも一入だろう。その第一歩、応援したい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●トップ同士の強力タッグ●

春のGⅠシリーズが終わり、あとは宝塚記念を残るのみとなった美浦トレセンはじつに穏やかなムード。

来週から函館競馬、つまり夏競馬が本格的にスタートするので各厩舎は馬の入れ替えや予定を組むことに苦労している様子。

今週行われるエプソムCは春競馬と夏競馬に挟まれた重賞ということでフルゲート割れの落ち着いた頭数。

人気・実力ともに上位のエイシンヒカリには武豊騎手、サトノアラジンにはルメール騎手、フルーキーには北村宏騎手とリーディング上位騎手が騎乗している。

ところが、日曜日の東京には全国リーディングトップの福永騎手も遠征してきているが、エプソムCでの騎乗馬はない状況。

どうやらお目当ては8レースのレアリスタのようだ。このレアリスタは超のつく良血で兄にアイルラヴァゲイン、リアルインパクトと短距離路線での活躍が目につく血統。

ただ、そこは勢いが止まらない全国リーディングの堀厩舎。

デビュー戦が経験馬相手に断然の人気。しかも2000mで圧勝。

短距離志向の強い血統を中距離であっさりと勝たせてしまうあたりが厩舎力ということだろう。

この馬の素質に惚れ込んだ福永騎手が続けて乗りたい、ということでメインレースのエプソムCではなく、まずレアリスタありきで予定を立てたということらしい。

その後、何頭かエプソムCでの依頼はあったらしいが、回避が続いてメインレースが8レースとなったとのこと。

全国リーディングトップの厩舎と騎手のコンビ。この勢いは簡単には止まりそうにない。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●荒れるマーメイドS●

梅雨時期ということもあって荒れる重賞で有名なマーメイドS。

格下の準オープン馬にも出走の枠があり、ハンデ戦ということで上位と下位の差が大きくなることも荒れる要因のひとつになっている。

関東からは蛯名、大野、柴田善、津村騎手の4名が遠征。

もっとも自信がある受け答えだったのが蛯名騎手のマリアライト。

2連勝でオープン入りとなったが、4歳馬のためクラス編成があり再度準オープンへ降級。

もし、オープン馬でフルゲートになった場合は、除外になってしまうが、蛯名騎手は早々に遠征を決定。

結果、除外になることはなく出走となったが、そのハンデがずいぶんと見込まれた53キロ。

格上のオープン馬で52キロ、もしくは53キロが多数いることを考えれば、蛯名騎手の見立て同様にハンデキャッパーからもその能力を高く評価された、と見ることができるのは確かだろう。

土曜日は晴れ予報だが日曜日の天気は下り坂。馬場悪化となればより荒れる傾向は強まるはずだが、果たして関東の遠征組はどこまで戦えるのか。注目したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●秋の飛躍を誓い!●

6週連続GIも先週の安田記念で終了し、今週はひと息ついた様な静かな週中だった。しかしそれでも競馬は行われる。今週の重賞は、阪神では2008年の193万馬券を筆頭に、過去10年で3連単1000倍以上が6回、平均配当はなんと約39万円という荒れる牝馬重賞のマーメイドSが行われる。対して東京では、クラレントやジャスタウェイ、ダークシャドウやダノンシャークなど近年はその後の活躍馬を輩出する出世レースとなっているエプソムCが行われる。

そのエプソムCは、今年も先々大きいところを賑わす可能性のある素質馬が出走している。とりわけ人気を集めるエイシンヒカリ・フルーキー・サトノアラジンの3頭はやはり注目だろう。その中でも優位に映るのは…

まずデビューから5連勝、初重賞挑戦のチャレンジCで敗れるも、今年の始動戦となった前走の都大路Sで快勝したエイシンヒカリ。その脚力は驚異的ではあるが、実は前走後、本来は先週の鳴尾記念を予定していた。しかしその鳴尾記念では鞍上の武豊騎手にはトウケイヘイローの先約があり、ましてや同脚質という事もあって、1週スライドさせた経緯。「左回りももう大丈夫」とは言いながらも、やはり昨秋のアイルランドTで見せた外への斜行に心配はあるようだ。

フルーキーも先週の安田記念の予定からオーナーサイドの意向でスライド出走。ともに「目標にしてきた」レースではないのは確か。ならば、ここは予定通り、目標通りの出走のサトノアラジンがやや優位に映る。前走のモンゴル大統領賞、負ければ条件馬に降級となるところを「コレだけの馬に降級は無い」とキッチリ勝たせ、しかも勝って中二週でこのレースへの出走も青写真通り。鞍上ルメールも勝ち上がることを確信してすでにこの日は東京で予定を組んでいた。もちろん秋の飛躍のためにここも負けられない構えだ。

そもそも、新馬勝ちした当時から「GI級」と言われクラシック戦線を歩ませてきた。ただ3歳時は大型馬ゆえの背腰の緩さが抜けず、また折り合いに難しいところもあって、能力を持て余していた。それが、4歳春を迎えて背腰もしっかりし気性も成長、特に欧州ジョッキーのルメールが手綱を取ったこの2戦は、しっかり我慢も利いて終いに爆発的な決め手を繰り出せるようになった。そのルメール曰く、現時点ではマイルがベストとのことだが「エイシンヒカリがビュンビュン行く流れは理想的」と自信を持っている。まだ重賞勝利はない身ながらも「GⅢあたりは通過点」と言えるほどの素材、秋の大きいところへ向けてここは落せないタイトルだろう。


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