採れたて!トレセン情報

第440回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今週の注目はやはり…●

今週は、週末の競馬の話題は当然としても、週明けの月曜・火曜に行われる、多くの競馬関係者が集う、国内最大の競走馬のセリ市セレクトセールの注目度合いもやはり非常に高かった。その直前週となる今週の競馬では「勝って気分良く馬を買いたい」というオーナーは多いだろう。また、厩舎関係者にしても「勝たせれば気分良くオーナーに挨拶できる」ところもある。そして忘れてはならないのが生産者の思い。セリに上場させる馬の兄姉には是が非でも好走して欲しいところだろう。

そんな目で今週の重賞を見てみると、プロキオンSには、セレクトセールで上場される父ケープブランコのフラーテイシャスミスの14(1歳)の半兄、ベストウォーリアが出走している。この馬が勝てば、週明けのセールで「先週のプロキオンSを勝った馬の半弟」と言う謳い文句と共に、落札価格も跳ね上がる事だろう。また、オーナーの馬場幸夫氏は、このセレクトセールで数千万の馬を何頭も購入しているセールの常連さんでもありその勝負度合いは高そうだ。

福島の七夕賞出走馬でも、メイショウナルトの半弟、父エンパイアメーカーのスターペスミツコの15(当歳)、マデイラの半妹の父ワークフォースでマチカネエンジイロの14(1歳)が上場予定。特に後者マデイラは重賞勝ちが無く、ここは是が非でもほしい重賞タイトル。(重賞を勝つと、世界共通基準のブラックタイプと呼ばれる太字で記述され、その一族の価値が上がる)

セリシーズンならではの見方だが、意外と的を得ていることは多い。またセール会場では、1歳や当歳の若駒を購入するからか「先週勝った新馬が…」「この前の2歳…」など新馬戦の話題は多く語られる。ゆえに、重賞同様に新馬戦も各関係者の思いは強い(競馬関係者にとって「新馬勝ち」と言うのはあらゆる面で非常に評価が高い)。もちろんその他にも、セール上場馬の兄姉は注目の週末になるだろう。馬券だけではなく、たまにはそういった方向から競馬を見てみるのもおもしろいかもしれない。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●その目力、侮れないかも!?●

土曜日の中京に関東のベテラン、吉田豊騎手が遠征。

計3頭に騎乗しているが、お目当てはもちろんメインレースのアイライン。

古馬、しかも牡馬混合戦だった前走は2番人気に支持されて、それに応える楽勝で2連勝。

51キロという恩恵があったにしても強い内容。

その勝ちっぷりと勢い、それに東京と同じ左回りの適距離となる中京へ、アイラインのために遠征。

そこにはもちろん勝算がなければ行かないだろうし、ここで連勝を延ばすことができれば新潟の関屋記念や朱鷺Sといったオープンでの活躍も期待できる。3歳牝馬の勢いはどこまで通用するのか楽しみだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●裏技?●

今週は中京・福島の東西で重賞が行われるが、土曜日版でもお伝えした通り週明けの月曜・火曜には国内最大の競走馬のセリ市セレクトセールが開催されるため、重賞が無くとも週末に北海道入りし函館競馬場へ来場する関係者は多い。ゆえに、メインのマリーンSは、ある意味重賞同様に注目度合いの高い一戦となる。

出走馬は13頭中、半分以上の7頭が大沼S組(因みに除外馬4頭も内2頭が大沼S)で、その上位3頭が出走し上位人気を形成しそうだが、勝ったジェベルムーサの鞍上岩田騎手。実はアメリカンウィナーの先約があったが、出走頭数が揃った事でアメリカンウィナーが補欠3番手となってしまい、結果的にジェベルムーサに再び乗ることになった。そんな経緯があるのだが、さらに言えばこの後に控えている重賞エルムSではローマンレジェンドが控えているため、この夏ジェベルムーサに乗るのは恐らくここが最後、鞍上的にはまさに取りに行くレースだろう。

2着カチューシャの鞍上もワケアリ。前回に続き騎乗となる伊藤工真騎手は、通常は関東の主開催である東京・福島・新潟が主戦場、前走時同様に今回も「この馬のため」に函館遠征(今回は日曜日の騎乗はこの馬1頭のみ)を決めている。別定戦で勝ったジェベルムーサと同斤量だった前走から今度はハンデ戦となり相手より2キロ軽い55キロ、計算上は逆転も可能だ。逆に3着ソロルは前走時よりもコンマ5キロとはいえ重量増、やや厳しい状況と言えそうだ。

そんな大沼S組が中心的なレースだが、前走は芝1200mの重賞函館スプリントSに出走したヒラボクプリンスも実は当初大沼Sへの出走予定があった。それもそのはず、函館ダート1700mは初勝利の舞台であり、5戦して2勝2着1回3着2回と実績ある舞台、普通に考えれば使ってきて当然のところ。では何故全く違う条件のレースに使ったのか。その理由は、以前に手綱を取った横山典騎手が、春の東京で加藤敬二師に会った時に「芝の短距離が合いそう」と進言したからだそうだ。結果は11着、まだ判断できる敗戦では無いが、今回は得意のコースに回ってきた。もし大沼Sに出走していれば上位入線していた可能性があり、それを考えれば大敗後もあってハンデは恵まれた印象。大沼S組が上位人気を占める中、実は大沼Sに出走するはずだった影の存在で、しかも恵まれたハンデのヒラボクプリンス、勝つ様ならまさに「裏技」と言えそうだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●荒れる?!七夕賞●

先週、初の福島競馬に参戦したルメール騎手は土日で重賞制覇を含む6勝。

今週の水曜日にはジャパンダートダービーを制覇。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのこと。

その福島競馬に今週はデムーロ騎手が初参戦。

七夕賞では1番人気が予想されるレコンダイトに騎乗。計7頭で勝利を狙う。


今年から正式にJRA所属の騎手になったとはいえ、あまりに簡単に勝たれ過ぎては日本人として日本人騎手に頑張ってほしいと思うのはおかしなことではないはず。

そこで人気薄ではあるが、色々と幸運が噛み合って出走にこぎつけた馬を紹介したい。

それは横山典騎手とヒラボクディープのコンビ。

どういうことかというと、もともと横山典騎手はこの日は中京で行われるプロキオンSにレーザーバレットで遠征する予定だった。

ところが、レーザーバレットの体調がイマイチということで先週末に回避が決定。

もちろん、その時点で横山典騎手に七夕賞での騎乗馬はもちろん、依頼もない状況。

一方のヒラボクディープは特別登録の段階で補欠の1番手。

ところが、水曜日に上位で回避馬が出たため、繰り上がりでの出走が可能になり、その時点で空いていた横山典騎手とのコンビがすんなりと決定。

青葉賞を制したヒラボクディープはその後不振が続いていたが、ここにきて確実に復調しているし、そこにうまい具合に横山典騎手が空いているというのは、なにかのサインみたいなものかも、とは考え過ぎだろうか。

ハンデ戦で荒れやすい傾向にあった先週のラジオNIKKEI賞は平穏に決まったが、荒れると有名な七夕賞は果たして平穏に決まるのかどうか。人気を背負うデムーロ騎手、人気薄でこそ怖い横山典騎手の手綱捌きに注目したい。


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