採れたて!トレセン情報

第480回&第481回&第482回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●外国人騎手の事情●

ミルコ・ルメールが日本を拠点に騎乗し始めた今年、外国人騎手がレースで騎乗しているのは日常茶飯事で馬券ファンも慣れていることだろう。この秋も、二人以外にも続々と短期免許を取得して来日する外国人ジョッキーがおり、乗り役の国際色はどんどん濃くなっている。ただ、世界のトップレベルが来るとは言うものの、全ての騎手が超一流と言うわけでもない。しかし、今週から短期免許を取得して日本で騎乗するヒュー・ボウマン騎手は、今まで来た外国人で衝撃的だった、最近ではZ・パートンや、夏の札幌ワールドオールスタージョッキーズで来日したJ・モレイラ級の、特別な存在と言えるほど「乗れる」と評判のジョッキー。オーストラリアNO1というふれこみ、しかもあのパートンが憧れているという存在、最新のシーズンでもGI4勝、体重制限がある中での騎乗ながら非常に高い勝率で結果を残している。シャーガーCで2007年と2011年に世界選抜で同じチームだった武豊にして「ボウマンが居れば優勝できるかも」とまで言わしめたほどで、どれだけの騎乗振りを見せるのか、とにかく楽しみ。ただ、外国人騎手にはありがちな騎乗できる馬の体重制限があり、日本の競馬では乗り鞍が限られてしまうのは残念な限り。

海外の競馬は斤量が重く、外国人騎手は基本的に減量する必要がなく、減量するという行為自体をしない。ゆえに、乗れない馬は大概断ることになる。

実は今週土曜日、普通は減量しない外国人騎手が「減量して乗る」という馬が存在する。普段は54キロ以上しか受けないA・シュタルケ騎手、しかし土曜日メインのケツァルテナンゴは53キロながら騎乗を決めた。その理由は、もちろん前走で手綱を取りこの馬の感触を掴んだ事で、「減量して乗る価値がある」という事だ。普通なら断るところだが、普段はしない減量までして乗るこの馬は、とにかく注目の存在だろう。但し、もうひとつ理由もある。次週のジャパンカップでナイトフラワーの手綱を取るのだが、これも53キロ。そのために今週から調整に入っているところもある。この話の続きはまた次週に…。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●今週も蛯名騎手から目が離せない?!●

先週のエリザベス女王杯を6番人気のマリアライトで制した蛯名騎手。

今年で46歳となるベテランは衰え知らずで関東リーディングでは2位を死守。

蛯名騎手のすごいところは、勝負どころでの仕掛けのタイミングと気持ちの強さ。

マリアライトは他の人気馬よりも早く仕掛けたことで得たアドバンテージを生かしきったもの。

追う格好には賛否あるところだが、併せ馬になった時の気迫は年々凄みを増している、というのが他の多くの騎手から聞こえてくる言葉。勝利への執念は間違いなく現役屈指だろう。

その蛯名騎手は今週のマイルCSで2週連続のGⅠ制覇のチャンスが巡ってきた。

お手馬が被らない運の良さもあってすべてがスムーズに進んでおり、勝つチャンスがあるときはこんなものなのかもしれない。

どういうことかというと、蛯名騎手には昨年の2歳王者でマイルCSの前哨戦となる富士Sを制したダノンプラチナがもともとの先約だった。

一方のイスラボニータは天皇賞の結果次第でマイルCSかジャパンカップ、もしくは香港へという不確定な状況だった。

天皇賞の1週前に富士Sを勝ったダノンプラチナは当然マイルCSへの出走を表明。

イスラボニータは昨年同様、天皇賞を3着で終えて協議の結果、次走はマイルCSへとなった。

天皇賞終了時点ではお手馬2頭がブッキングするところだったが、天皇賞の翌週の水曜日にダノンプラチナのザ石によるマイルCS回避が発表。それと同時に香港マイルへの出走を表明。(この時点では未確定)

それとほぼ同じタイミングでイスラボニータがマイルCSへの参加を表明。

幸か不幸か、ダノンプラチナの「不幸」も香港には間に合う程度だし、手放したくないイスラボニータには続けて騎乗できる、と現時点で考えうるベストの使い分けが結果的にできたわけだ。

これは間違いなく蛯名騎手にとっては「幸」となる振り分け。

この秋は有力馬が目白押しでマイルCSでのイスラボニータ、香港ではダノンプラチナ、朝日杯FSではボールライトニング、有馬記念ではマリアライトとその勢いはさらに加速していきそうだ。

ベテランの気迫に負けないようにGⅠシリーズを乗り切っていきたい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●実は侮れません!●

3日間競馬の最終日、GIの後で消化試合の様に感じる方もいるかもしれないが、月曜日の重賞・東京スポーツ杯2歳Sは、この時期の東京コースの芝1800mという舞台なだけにクラシック候補を輩出する出世レース、昨年は後に弥生賞を勝ち皐月賞でも1番人気に推されたサトノクラウンが勝利、一昨年はイスラボニータ、それ以前にもコディーノ、ディープブリランテとクラシックを賑わせた錚々たるメンバー。今年も、来年のクラシック候補と評判になっている素質馬が出走してきている。

まずはデビューから2連勝、しかもともに出遅れて差し切ると言う桁違いの競馬で勝利を見せつけているロスカボス。前走後はすぐにここへの出走が決まり目標にされてきた。出遅れ癖に関しても中間練習し、さらに当たりの柔らかいハミに換えるとのこと。唯一の心配は、放牧に出すとやや体を減らしてしまうところ。ゆえに東京競馬場への輸送がどこまで影響するのかは課題。ただそれを経験させるために、要するに来年の日本ダービーを意識しているからこその参戦でもあるのだろう。

この馬以外にも、やはり2戦2勝のプロディガルサン、そして牝馬ながら牡馬クラシック登録を済ませ岩田騎手も絶賛のアグレアーブルと評判馬が出走、この2頭もクラシック候補と言われる逸材だ。

上位人気はこの3頭となるだろう。しかしその影に隠れて意外と侮れないのがスマートオーディンだ。前走の萩Sで、ロスカボスにトンコロを喰らったブラックスピネルの後塵を拝してしまったため評価が落ちている様だが、その前走を管理する松田国英師は「ラスト4ハロン目の数字が11秒7。こんなところからスパートするなんておかしい」と分析している。

実はこの日、鞍上のミルコは第5Rで騎乗停止の制裁を受け、その後は意気消沈したのか精細の無い騎乗が目立っていた。このスマートオーディンもかなり大雑把な競馬で、師が不可解に思うのも無理はない。事実上、ブラックスピネルを負かしていたはずのレースで、実はロスカボスと同等評価できる存在でもある。今回の鞍上は、このオーナーと縁の深い武豊騎手、奇しくもミルコがそのロスカボスに騎乗、そういう意味でも「勝ちたい」気持ちは強いだろう。人気的にも盲点となっているここは是非注目してみたい1頭だ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●クラシックへ●

来年のクラシックを占う、直結する東京スポーツ杯2歳S。

今年も評判馬が多く参戦。

関東の代表格はプロディガルサン、関西ではロスカボスとスマートオーディン。

そして、唯一の牝馬での参戦となるアグレアーブル。

過去10年間、牝馬で3着以内に入った馬は0頭。

それでもの参戦はよほどの自信があるということだろう。

実際、レース直後に岩田騎手が「次は東スポ杯へ行きましょう」と自ら話してきたらしく、協議の結果決定。

桜花賞よりもオークスというタイプということもあって距離を短くすることを嫌って、また跳びが大きいので小回りの中山よりも東京で、となったとのこと。

近年は世界的な流れを見ても牝馬の時代。

ここを勝つようならブエナビスタ、ジェンティルドンナ、に続く「ダービーへ」というムードが盛り上がるかもしれない。


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