採れたて!トレセン情報

第487回&第488回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●この馬のために日本に戻る!!●

今週は、日本でも毎年恒例の香港ウイーク、水曜日にはロンジン・インターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップが、そして週末日曜日には、同じ香港のハッピーバレー競馬場で一日にGIが4レースも行われるロンジン香港国際競走デー、今年は日本馬も10頭が参戦を予定している。それに応じて、日曜日は香港へ出張するジョッキーも多く、リーディング上位の戸崎・ミルコ・武豊・蛯名・浜中騎手、さらに日本で短期免許を取得しているムーア・ボウマン両騎手も参戦する。日本の騎手5人は、当然土曜日は日本で騎乗しその後に移動する。やはり年末なだけにリーディング上位騎手ともなれば一鞍でも多く乗っておきたいのだろう。ボウマン騎手も土曜日は日本で騎乗するが、ボウマン騎手は水曜日のインターナショナル・ジョッキーズにもオーストラリア代表で出場しているため、当初はそのまま香港に滞在し週末に備える予定だった。しかし急遽、一旦日本に戻りレースで騎乗することになった。その理由とは…。

前走のキャピタルSで手綱を取ったワールドエースが中一週でチャレンジCへの出走を決めたことに他ならない。
ワールドエースと言えば、ゴールドシップの勝った皐月賞で2着、日本ダービーでは1番人気に推されたほどの馬。その後、脚部不安などもあり長期休養もあったものの、昨春にはG2マイラーズCをレコード勝ち、その素質の高さを改めて示した。昨年末の香港遠征、今春のオーストラリア遠征では結果が出せなかったが、この秋2戦目となった前走のキャピタルSでは、復調を感じさせる僅差の2着に好走。しかも、直線は進路を探すロスがありながらの競馬で完全復調とも取れる内容だった。ただ、ゴールドシップと同じ6歳馬、同期で凌ぎを削ったフェノーメノは今春に引退種牡馬入り、ディープブリランテは既に種牡馬生活を送っており、このワールドエースもこのレースを最後に種牡馬入りする予定、ゆえにこれが引退レースとなる。
そのこともあるだろうが、やはり馬の能力を感じているからこそボウマン騎手もこの馬の為に日本に戻ることを決めたのだろう。
オーストラリアNO1ジョッキーが、わざわざ予定を変更してまで乗るこのワールドエース、引退レースでもありとにかく注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●桜花賞への道●

香港競馬へリーディング上位の戸崎、武豊、蛯名、浜中、M・デムーロ、の5名が参戦。また阪神では2歳女王を決める阪神JFが行われて、中山ではダート短距離のカペラS、中京競馬もあるので3場ともに騎手の数がギリギリで多くの騎手がかなりの鞍数に騎乗。

各陣営がもっとも困ったのがいうまでもなく阪神JFの鞍上を確保すること。

18頭のうち、なんと9頭が乗り替わりという、かなり変則的なGⅠレースとなった阪神JF。

まず注目したいのがマシェリガールに騎乗している横山典騎手について。

夏の札幌でオープン特別のクローバー賞を制している馬だが、その後の重賞では惨敗、ダートに転じた前走では大きく離された4着と近2走の内容はイマイチ。

その馬に横山典騎手が乗りに行くということは、なにかあるのかと勘繰ってしまうかもしれないが、実はこの馬がお目当てだったわけではないのだ。

本命だったのは1勝馬のシーブリーズラブ。

シーブリーズラブとマシェリガールは同じオーナー、トーセンでお馴染の島川さん。

当初の予定では1勝馬で抽選になるシーブリーズラブを投票の本線にして、マシェリガールを他の騎手とのAB(ABとはAシーブリーズラブが抽選を突破した場合、Bマシェリガールは他の騎手へ。Aシーブリーズラブが抽選に漏れた場合、Bマシェリガールは横山典騎手になるという仕組み)とする予定だった。

ところがシーブリーズラブの状態がイマイチということで直前で回避。すでに阪神で予定を組んでいた横山典騎手はそのまま阪神で抑えだったマシェリガールに騎乗となったとのこと。

本命のシーブリーズラブは年明けのフェアリーSへとなったらしいので、是非そこで狙いたい。

他では北村宏騎手が騎乗予定だったメジャータイフーンは空いている騎手がいなかったので川島騎手へ。

それなりの人気を集めそうなアットザシーサイドは紆余曲折を経て三浦騎手へ。三浦騎手は中山でカペラSを含めて多くの騎乗予定馬がいたが、この馬なら、ということですべてをキャンセルして阪神へ。

クードラパンの前走は横山典騎手で勝利を挙げているが、これはもともと一回だけの代打騎乗という約束だったらしく未勝利を勝った田辺騎手へ戻ったという形。

あまり馬を褒めないで有名な田辺騎手だが、この馬の評価は高いらしく前走後すぐに阪神JFでの依頼を受けたという話があるだけに怖い1頭となりそうだ。

改装されて外回りコースとなって以降は桜花賞、オークスへと直結している阪神JFだけに目が離せない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●受けた恩に報いる!●

今週のGIは、2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズ。今年は、同日に行われる香港国際競走に多数の日本馬が遠征するため、それに応じてリーディング上位騎手、戸崎・ミルコ・武豊・蛯名・浜中騎手、さらに日本で短期免許を取得しているムーア・ボウマン騎手も遠征、さらに先週怪我のため騎乗を取りやめた北村宏騎手も今週騎乗できず、GI常連ジョッキーが8人も居ない状況。それがゆえに、関西馬ながら関東のジョッキーが跨っていたり、普通はGIで乗ることなどほとんど無い中堅以下のジョッキーが騎乗していたりもする。もちろん乗り替わりも多い。

そんな中で上位人気になるのは、ルメール騎手がデビューから3戦手綱を取っているメジャーエンブレム。前走のアルテミスSでは2着に敗れたものの、大外枠から折り合いを欠きながらの競馬で、内容は勝ちに等しいもの。しかも、同じくデビューから3戦手綱を取り、前走では重賞制覇したキャンディバローズが居ながらも、早々とメジャーエンブレムでの参戦を決めていた。有力の一頭であることに間違いはないだろう。

ただ、阪神JFと言えばやはりこの厩舎、過去10年で3勝、2着2回3着1回と、驚異的な数字を残している名伯楽松田博資厩舎。特に2007年からの5年間は連続で馬券対象内に管理馬を食い込ませ、しかもその内3回勝利を飾っている。「この厩舎御用達のGI」とまで一部では言われていたほど。そんな厩舎も来年2月で定年で解散、ゆえに「御用達GI」への出走も今年が最後となる。

その最後のチャレンジに出走させるのはアドマイヤリード。自己条件を勝って中一週とギリギリでの参戦となったが、新馬戦では、関西でクラシック有力候補と評判の高いシルバーステートを差し切った馬、このアドマイヤリード自身が相当な能力を秘めている証でもある。ファンタジーSは休み明けで反応が悪かったことや展開・ペースもあったと思うが、前走は自己条件とは言え圧倒的なパフォーマンスを披露、改めて能力を認めた一戦になった。

鞍上には前走に引き続き若手の菱田騎手。その菱田騎手からしてみれば、松田博資師は昨春から日本ダービーや菊花賞、さらに有馬記念、このほかにもビッグレースでの騎乗機会を数多く与えて貰った恩師。結局そのタガノグランパにしてもラストインパクトにしても良い結果を出せず、不甲斐なさも感じているだろう。恩師の管理馬でGIに騎乗するのも、残りのGIを考えると恐らくここがラストチャンスになる。ギリギリで掴んだ、受けた恩に報いるチャンス、しかも可能性のある馬での参戦、このアドマイヤリードと菱田騎手、注目したくなる。


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