採れたて!トレセン情報

第489回&第490回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●「持っている」男は、やはり違う●

新設重賞ターコイズSは今年はG(グレード)はつかずに、来年から正式な重賞として認められる。

それでも優勝賞金は3500万あり、来年のヴィクトリアマイルへと続いていくレースとなる。  

力をつけてきている3歳勢から古豪と呼べる6歳まで幅広い世代が集結。

ハンデは52キロから55キロまでと、その差は少なく実力は拮抗。

本命候補だったケイアイエレガントが直前で回避したことで、一気に混戦模様となった。

そうなると中心はトップハンデ55キロのカフェブリリアント。

ただ、カフェブリリアントは「持っている」田辺騎手に決まるまで色々な経緯があった。

どういうことかというと、カフェブリリアントはもともとムーア騎手で予定していた。

ところがムーア騎手が先週行われた香港競馬で騎乗停止となり、今週と来週の騎乗が不可に。

当然、多くの有力馬が入っていたのでターコイズSをはじめ朝日杯FS、有馬記念と乗り替わりに関係者は右往左往。

ターコイズSの場合は堀厩舎がよく乗せている騎手に空きがいない状況だったので待ちの姿勢を取るということになった。

ハンデキャップが発表される月曜日の夕方、「53キロだったら乗れません」とある陣営に断りを入れたのが田辺騎手。断られたある馬とはアルマディヴァン。

これでもうお分かりいただけたはず。

断わられたアルマディヴァンは空いている騎手の中から横山典騎手を選択。

騎乗予定馬がなくなった田辺騎手と騎乗予定騎手がいなくなったカフェブリリアントは思惑が一致。

年に数回程度の騎乗数だが堀厩舎&田辺騎手は勝ち鞍を挙げており相性はいい。

結果、より人気と実績のある馬とコンビを組むこととなった田辺騎手。やはり「持っている」男である。

そして、これまでこういったチャンスを生かしてきたのでローカル回り中心だった男が、一気にトップジョッキーへと成り上がり、また勝負強い騎手として成長。

今年で31歳。若手ともベテランとも違う中堅という立場だが、近年は毎年70~80勝を挙げており、関東リーディング上位の常連となりつつある。

チャンスをものにできるのかどうか。その手綱捌きに注目したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●あの世界トップジョッキーも認める腕前!●

今週は日曜日に2歳チャンピオンを決める朝日杯FSが行われる。昨年から阪神での施行に変更され、重賞の開催が無くなってしまった中山では、大障害が例年よりも一週前倒しで行われていた。今年は中山大障害は暮れの名物に戻され、牝馬限定のオープン特別だったターコイズSが重賞に格上げされ開催時期も2週スライドし今週行われる事になった。その土曜日の中山、ターコイズSの出走表を見てみると関西ジョッキーが3人参戦している。幸騎手はノボリディアーナ、元々ほぼ主戦ジョッキーでもあり明らかな理由がある遠征。松田大作騎手のメイショウスザンナは今年の札幌で重賞を勝ったコンビ、これも理由はハッキリしている。見た目に理由が判らないのはゴールデンナンバーの秋山騎手。確かに、京都牝馬Sで2着には来ているが、そもそもが関東馬で、しかも前走で10着の大敗を喫している馬、普通はわざわざ遠征などしないところ。では何故…

秋山騎手と言えば、年間40勝そこそこの中堅で、しかもあまり派手なパフォーマンスなどはしないので、関東のファンには馴染みが薄いかも知れないが、関西のコアファンには人気のある、とにかく派手な事はせずもくもくと仕事に打ち込むタイプで、玄人好みのジョッキー。そんな彼が、ゴールデンナンバーのために遠征、しかも前走に続く遠征、となると「コレは色気があるんだな」という判断ができるだろう。地味に見えるかも知れないが、その騎乗技術は、以前に来日していたCスミヨンが「冷静な判断力、綺麗なフォームで追ってくる」「小回りコースで抜群に巧い」と認めていたほどの腕前。Cスミヨンと言えば、Rムーアと双璧の世界NO1ジョッキー、その言葉は信用できるもので、中山マイルの最内枠というのも、その言葉を証明する絶好の機会だろう。

牝馬限定のハンデ戦という事で、例年波乱傾向にあったターコイズS、重賞に格上げされ第1回となる今年、その傾向を引き継ぎ、大波乱を演出する可能性もあるだろう。ゴールデンナンバーと秋山騎手、注目してみたい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●何かと話題が多いが最終的に勝つのは!?●

次週はいよいよ今年を締め括る有馬記念。オールドファンならその前夜祭の様な今週末はスプリンターズSが思い浮かぶだろう。同じ中山で行われる1週前のGI、サクラバクシンオーやフラワーパーク、タイキシャトルらが駆け抜けた舞台。そのタイキシャトルがまさかの3着に敗れた引退レースも、有馬記念前週の時だった。2000年からスプリンターズSは10月前半に移設され、代わりに朝日杯が2008年から有馬記念前週に据えられ、漸く「有馬記念の前週に行われる同じ中山のGI」と認知されてきたところで、昨年から阪神での開催に変更、2歳の若駒の成長を考えれば、間違いなく良い変更で異論は無いが、それまでの風習的なところもあっただけに少し興醒めするところもあった。
ただ、やはり阪神の外回りマイル戦で行われるとあって、メンバーレベルは上がり、2歳チャンピオンを決めるに相応しいGIになったことは確か。昨年の勝ち馬、ダノンプラチナは、その後古馬混合の重賞も制覇、3着クラリティスカイは後のNHKマイルCの勝ち馬、5着アクティブミノルも古馬混合のG2を勝っている。

今年も何かと話題は多い。まずは何と言ってもエアスピネルと武豊騎手になるか、これを置いておいても、中間主戦の岩田騎手が、競馬開催日でもトレセンに一旦戻り、早朝(競馬開催日は午前3時頃に調教が行われる)から跨って調教をつけているというシュウジ、リーディング上位のトップジョッキーがここまで拘るのも珍しいこと。

Rムーア・Cルメールという今の日本の競馬で双璧のエース二人を起用予定だった須貝師は、二人が騎乗停止になったためシャドウアプローチに中谷騎手、イモータルに武幸四郎騎手となった。エース級の二人に比べれば落ちるのは確かだが、逆に騎手側から見れば、大きなチャンスが回ってきたことは確かで、逆に気合の入った騎乗が見られそうだ。

エピファネイアの半弟リオンディーズにはミルコ。実はデビュー戦で手綱を取った岩田騎手が「間違いなく大きいところを獲れる」と絶賛していたという話もある。さらに、鞍上ミルコはショウナンライズやタイセイサミットにも乗った事があるが、東スポ杯を勝ったスマートオーディンのために空けていたことで、この超良血の手綱が回ってきた形。

とはいえ、何と言っても最も注目なのはやはりエアスピネルと武豊騎手。初めて参戦したスキーキャプテン、翌年のエイシンガイモン、早くから惜しい競馬を続けていながら最後まで残ってしまった朝日杯制覇、ただ今年は最大のチャンスとは言えるだろう。前人未到、達成すれば恐らく今後は現われないだろうと言われるJRA全平地GI制覇、その瞬間は是非見てみたい。

各々にそれぞれの考え、思いがある今年の朝日杯FS、最終的に栄冠を手にするのは果たして誰なのか!?


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