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第535回&第536回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●1強?3強?それとも…②●

近年、いや、過去最高クラスとまで称されている今年の3歳牡馬世代。

3強と言われた皐月賞は出世レース、共同通信杯を圧勝で制しているにも関わらず8番人気と低評価だったディーマジェスティが1分57秒9という皐月賞レコードで快勝。

共同通信杯の勝ち馬ですら8番人気になるほど、皐月賞には多くの有力馬がいたということ。

皐月賞の2~4着は3強が占めて面目は保った形になった。

有力候補が脱落することなくダービーへと駒を進めており、またそこに別路線組の筆頭であるスマートオーディンとヴァンキッシュランが加わり、より盛り上がるメンバーとなった。

「ダービーは乗り替わりでは勝てない」というジンクスが関係者の間では共通認識としてある中、気になった乗り替わりを、昨日のロードクエスト以外で取り上げたい。

プロディガルサンとイモータルの2頭。

金子オーナーは4頭出しという快挙の中、人気と実績ではマカヒキとマウントロブソンに大きく差をつけられているが、ダービーの舞台に立っているからにはダービー馬候補であることは間違いない。

一時はプロディガルサンに石川騎手、イモータルに三浦騎手と内々では決まっていたようだが、その後大人の事情があったらしくプロディガルサンに田辺騎手、イモータルに石川騎手となった。

これからの関東を背負っていくであろう2人の手綱捌きに注目したい。

最後に皐月賞馬ディーマジェスティについて。

皐月賞は展開が嵌まったもので、やはり3強が強いのではという見方がいまだにあるが、馬柱を冷静に見れば相当なポテンシャルがあることが分かるはずだ。

東京は今週からBコース→Cコースに替わり、これまでの傾向からも断然内が有利になっており、実際近年のダービーでは内枠の好走が顕著。

絶好の1枠1番を引き当てたディーマジェスティ。蛯名騎手、悲願のダービー制覇と2冠達成が現実味を帯びてきた、というのが金曜日朝の美浦トレセンでの雰囲気。

皐月賞馬プラス3強の戦いなのか、それとも割って入る伏兵陣がいるのか。

第83回ダービーまであと少しだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●祭りの裏で…●

日曜日はいよいよ、競馬関係者なら誰もが憧れる、そして夢見る、競馬の祭典・日本ダービー。土曜日のスポーツ新聞もほぼ一面は日本ダービー関連、馬も騎手もハイレベルのメンバーで争われる今年は、近年稀に見る、記憶に残る日本ダービーになるだろう。

ただ、ダービーばかりが競馬では無い。走らせる側は賞金が大きく違うが、馬券を買う側からすれば、ダービーでも未勝利戦でも、オッズにさほど変わりは無い。ダービーで獲るのはもちろん喜ばしいが、馬券を獲ればどのレースでも嬉しいもの。ダービーだけでなく、そして東京競馬だけでなく、京都の競馬も是非注目して頂きたい。

その京都競馬、元々東京に武豊・川田・福永・浜中・四位、さらにルメール・ミルコと、関西所属の有力騎手が殆ど遠征を予定していたため、ジョッキーは非常に手薄となっていた。そんな中だけあって、京都で予定を組んでいた岩田騎手にも有力馬が集まっていた。ところが、先週のオークスで池添騎手が制裁を受け騎乗停止になり、オーナーサイドからオファーがあり急遽岩田騎手が東京に遠征することになった。ほぼ一極集中と言える状況だった岩田騎手の騎乗予定馬から、最も恩恵を受けたと思われるのは藤岡佑介騎手だ。

この日曜日、岩田騎手からの急遽の乗り替わりは3頭、1Rのロードセレリティは前走3着で未勝利脱出にメドの立っている1頭。7Rのエアカーディナルも前走岩田で3着からの乗り替わり。そしてもう1頭、最終レースのタガノハヤテも前走2着、やはりラインナップは濃い。それだけでなく、3レースでデビュー戦を迎えるラヴアンドドラゴンも岩田騎手で予定されていた馬。ディープブリランテの全妹で、素質馬揃いの藤原英厩舎にあってクラシック候補と言われた好素材。いきなりから注目だろう。

その岩田騎手の急遽の東京遠征により、この日京都で騎乗するジョッキーでリーディング最上位は7位の和田騎手という手薄な一日でもあり、タナボタ的にチャンスが巡ってきた藤岡佑介騎手の活躍は大いに期待できるはず。一日を通して注目してみたい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●ダービー・デーの最終レース●

今週はいよいよ、競馬関係者なら誰もが憧れる、そして夢見る、競馬の祭典・日本ダービー。テレビCMはもちろん、ところどころでイベントなどもあり、また週中からスポーツ新聞各紙でも表紙を飾る事が多く、今年は例年以上の盛り上がりを見せている様だ。出走メンバーも例年以上、皐月賞上位馬に加え、青葉賞・プリンシパルSともに過去2番目に速い好時計での決着、さらにキズナ路線を歩んできている京都新聞杯の勝ち馬スマートオーディンと、近年稀に見るハイレベルな日本ダービーとなりそうだ。

その日本ダービーは、前述通り「競馬の祭典」と言われるように、競馬界のお祭り、どんなジョッキーでも「ダービーに乗りたい」のは当然で、関西ジョッキーでも例え1鞍しかなくてもこの日は参戦する。そんなダービーを目的に有力騎手が東京競馬場に集まる中、そのダービーを目的では無く東京競馬場に遠征してくる関西ジョッキーがいる。

目黒記念でヒットザターゲットに騎乗する小牧太騎手だ。

昨年の目黒記念の勝ち馬でもあるヒットザターゲット、その昨年は日本ダービーで恩師の最後のダービーであるダノンメジャーでの騎乗もあった小牧太騎手、今年は他にむらさき賞のサンマルホームにも騎乗するが、もちろん目的はこのヒットザターゲット。昨年、このレースを優勝後、夏の札幌記念でも僅差の2着と好走、秋のジャパンCと有馬記念は着順こそ13着と大きく負けているが、本人は色気も持っていたレースで内容はあった。内ラチをピッタリ回って終い勝負とこの馬を手の内に入れている小牧騎手、年が明けて8歳、初戦がここになったが、元気一杯で衰えは感じられず、ハンデ58キロでも十分チャンスはある。そもそも、波乱度合いの高いレースでもあり、今年も波乱の立役者になる可能性は十分あるだろう。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●1強?3強?それとも…①●

近年、いや、過去最高クラスとまで称されている今年の3歳牡馬世代。

3強と言われた皐月賞は出世レース、共同通信杯を圧勝で制しているにも関わらず8番人気と低評価だったディーマジェスティが1分57秒9という皐月賞レコードで快勝。

共同通信杯の勝ち馬ですら8番人気になるほど、皐月賞には多くの有力馬がいたということ。

皐月賞の2~4着は3強が占めて面目は保った形になった。

有力候補が脱落することなくダービーへと駒を進めており、またそこに別路線組の筆頭であるスマートオーディンとヴァンキッシュランが加わり、より盛り上がるメンバーとなった。

「ダービーは乗り替わりでは勝てない」というジンクスが関係者の間では共通認識としてある中、気になった乗り替わりを取り上げたい。

まずは皐月賞→NHKマイルC→ダービーを皆勤賞という異例のローテーションで臨むロードクエスト。

主戦を務める池添騎手が先週のオークスで騎乗停止となり替わりの騎手を探すこととなった。

探すと言ってもすでにリーディング上位騎手はダービーでの予定が決まっており、それ以外でということとなり白羽の矢が立ったのが岩田騎手。

関西ではリーディング上位騎手が軒並みダービーで騎乗していることもあり、岩田騎手は京都で12レースすべてで予定があったらしいが、それをすべて今週の月曜日と火曜日でキャンセルして東京へ。

実はロードクエスト以前に他陣営からダービーでの騎乗依頼があったらしいが、そちらは断って京都での予定にしていたのに、ロードクエストはOKということはそれだけの魅力がある、と判断したということだろう。

第83回ダービーまであと少しだ。


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