採れたて!トレセン情報

第537回&第538回

最新号は毎週金・土曜日の20時にメルマガ配信。

【関西事情通のちょっとイイ?話】

●実は主戦級のジョッキー②●

昨日もお伝えした川田騎手。先週マカヒキで日本ダービーを制し、ダービージョッキーの称号を手にしたが、そのマカヒキは元々は若駒S・弥生賞とコンビを組み勝利したルメール騎手のお手馬。しかしサトノダイヤモンドの先約があり、皐月賞から川田騎手にスイッチ。その皐月賞では惜しくも2着に敗れたものの、最も大きいところでキッチリ結果を出した。

今週の安田記念で手綱を取るサトノアラジンもまた、前走の京王杯SCからスイッチしているが、そもそもがルメール騎手のお手馬でもあった。ただその京王杯SCではルメール騎手にアンタラジーの先約(結局直前で回避しダンスアミーガに騎乗した)があったためサトノアラジンに乗れず、川田騎手にお鉢が回ってきたという、マカヒキの時と同じ様な経緯。それでいて今回は一発で結果を出し、しかもそのワンチャンスをモノにした事でGIでの騎乗チャンス(京王杯SCを勝った事で優先出走権を獲得)も巡って来た。

昨日もお伝えした通り、2013年以降で池江泰寿厩舎は先週までに160勝しているのだが、その内最も多く勝ち鞍を挙げているのが川田騎手、その数は30勝。次に多いのが浜中騎手の21勝なので、その差も歴然。ここ一番、大事なところで結果を出し、その数字的にも主戦級の扱いと言える。昨日お伝えした通り、土曜日の重賞鳴尾記念サトノノブレスでも見事結果を出して見せたが、このサトノアラジンの方も、前走時にも触れたが、年明けの休養で背腰の緩さが解消。「漸くその素質に対して体が追いついて、ハードな調教に耐えられるようになった」と、長く待たれていた「素質開花」の時が漸く訪れた雰囲気があり、前走では予想通りさらに上昇したサトノアラジンを拝むことが出来た。1400mでもの凄い決め手を魅せたが、大跳びでマイル戦に変わる事は間違いなく良いタイプ。デキも、中2週ながら前走のいい状態をキープしている。

今、いい流れを掴んでいる川田騎手が鞍上なら、その悲願のタイトルを手にする可能性は十分ありそうだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●“大物食い”の本領を発揮か●

大変な盛り上がりをみせたダービーから1週間が経ちトレセン内は2歳新馬戦と夏競馬へと移行。

今週の安田記念はフルゲートを大きく割る12頭立てということもあって、盛り上がりは正直イマイチ。

ただ、少頭数となったわけは昨年の年度代表馬モーリスが出走を表明していることもあって、他の陣営からは戦う前からすでに白旗ムードが漂っていたことも大きい。「モーリスを中心にサトノアラジンとリアルスティールが相手では敵わない」といった陣営が多く2週間前の特別登録の時点で16頭だけ。

そこから体調不良と相手関係を考慮して4頭が回避。

結果12頭という近10年でもっとも少ない出走頭数となった。

関東勢の中心は東京競馬場で調整するモーリスを除けばイスラボニータがもっとも取材を受けていた。

そんな中、イスラボニータの主戦である蛯名騎手の周りはピリピリした雰囲気が漂っていた。

なぜか?

それは一部報道やネット関係を中心に書かれているが、先週行われたダービーと目黒記念でともに1番人気となったディーマジェスティとマリアライトに騎乗した蛯名騎手がレース後、これまでにないほど吠えに吠えて検量室前は祝福ムードではなく、険悪な雰囲気だったのだ。

なにがあったのか?

蛯名騎手の目線で言うなら、ダービーと目黒記念ともに大きな不利があり、それが結果に結びついてのダービー3着と目黒記念2着になったというのだ。

ダービーでは内田騎手、ルメール騎手に怒りをぶつけて、目黒記念では柴田大騎手と福永騎手に怒鳴りちらすという、まさに傍若無人な振る舞い。

たしかに2頭とも不利というか、スムーズさを欠いたとは思うが、それも競馬であり、そのポジションを選んだのは自分自身であり、また自身も他に迷惑をかけることはあるが、それは置いておいて的な振る舞いが、多くの関係者の不信を買っていたことは言うまでもない。

ただ、そこは不屈?というか勝負強さが売りの蛯名騎手。

先週の借りは今週返すとばかりに、かなりの気合が入っているとのこと。

リアルスティールとサトノアラジンを蹴散らすクリーンかつ豪快な騎乗が見られるかもしれない。




【関西事情通のちょっとイイ?話】

●実は主戦級のジョッキー●

先週、競馬の祭典日本ダービーが終わり、いよいよ夏競馬も近づいてきた。その先週の日本ダービーは、「今年は超ハイレベル」と戦前に言われていた通りの、見応えあるレースが繰り広げられ、なんと皐月賞上位入線の5頭がダービーでもそのまま上位入線、そのレベルの高さを象徴する結果となった。

優勝したのは皐月賞2着のマカヒキ、手綱を取ったのは川田将雅騎手、見事ダービージョッキーとなった。マカヒキと言えば、元々は若駒S・弥生賞とコンビを組み勝利したルメール騎手のお手馬だったが、サトノダイヤモンドの先約があり、前走から川田騎手にチャンスが回ってきた経緯、その皐月賞では惜しくも2着に敗れたものの、最も大きいところでキッチリ結果を出した。

今週の土日の重賞、鳴尾記念と安田記念では、奇しくも池江泰寿厩舎の管理馬で里見オーナーの所有馬に川田騎手は騎乗する。先週のダービーの結果から、一見は違和感があるものの、実は池江泰寿厩舎で最も結果を出しているジョッキーであり、むしろ必然とも言える。2013年以降で、池江泰寿厩舎は160勝しているのだが、その内最も多く勝ち鞍を挙げているのが川田騎手、その数は30勝。次に多いのが浜中騎手の21勝なので、その差も歴然。ここ一番、大事なところで結果を出し、その数字的にも主戦級の扱いと言える。

鳴尾記念で手綱を取るのはサトノノブレス。そう、2走前の中日新聞杯でも、初騎乗にも関わらずまさにその『主戦級』の仕事っぷりを見せキッチリ結果を出した馬でもある。再び手綱を取る今回も、もちろん『結果』に拘るところ。日曜日にはさらなる大仕事が待っているが、勢いを付けて挑めるか注目してみたい。

余談だがこの鳴尾記念、この時期に再び移設された2012年以降の4回で、4年連続出走させている池江泰寿厩舎、2014年こそ結果が出なかったものの、2012年はトゥザグローリーで、2015年はラブリーデイで制し、2013年はダノンバラードが3着、相性のいいレースでもある。


うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
採れたて!トレセン情報とは?

競馬ファンなら誰もが気になる、トレセン内で聞いた『ジョッキーや厩舎の複雑な関係』、何故あの騎手があの馬に乗るのか…!?なぜ遠征するのか…!?他にも、トレセン内で噂の“あんな話こんな話”をメルマガ『うまスク通信』で、お伝えできる範囲で毎週金・土に配信致します。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧