採れたて!トレセン情報

第573回&第574回&第575回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●3戦3敗も今度は逆転!?●

3日間競馬の今週、月曜日には盛岡で交流GI南部杯が行われるが、京都でも注目のG2重賞・京都大賞典が行われる。毎日王冠よりも少ない10頭立てとはなったものの、何と言ってもGI2勝3着3回、そして唯一崩れた日本ダービー以外は全て3着以内というキタサンブラックの秋の始動戦、必見のレースであることに間違い無い。

そのキタサンブラックに人気が集まるのは当然だが、昨年のこのレースの勝ち馬ラブリーデイも、6歳を迎えた今年、成績は昨年ほどでは無いもののこの秋も元気一杯、連覇できる状態にはある。

対キタサンブラックとは、3戦3敗で先着した事は無いが、その3戦が昨年暮れの有馬記念、そして今年の大阪杯と宝塚記念と、比較的時計の掛かる柔らかい馬場の中山・阪神・阪神コースでの結果。時計の速い硬い馬場が得意なラブリーデイにとっては決して得意とは言えない馬場で、キタサンブラックにアドバンテージがあったと言ってもいいだろう。今回は秋の開幕週の京都、時計の速い硬い馬場で行われる。今度は逆にラブリーデイにアドバンテージがあると言っても良い状況。さらに鞍上には全国リーディングトップを争っているルメール騎手、人気は今年の実績的にもキタサンブラックの方だろうが、ラブリーデイが逆転する可能性は十分あるだろう。馬券的にも狙い頃と言えそうだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●今後の進路はまだ未定●

12頭という頭数どおりにやや小粒感は否めない今年の毎日王冠。

主役候補だったリアルスティールが天皇賞へ直行となったことが大きく影響。

ただ、天皇賞には間に合うとのことなので、どんな走りを見せてくれるか期待しよう。

毎日王冠と言えば、天皇賞への大事なステップレースだったが今年は様相が違う。

ここでの結果を踏まえてどの路線を進むのか決めたい、という馬が多数。

ディサイファは天皇賞かマイルCS。

マイネルミラノは天皇賞か福島記念。

ルージュバックは天皇賞かエリザベス女王杯。

ロゴタイプは天皇賞かマイルCS。

などなど関西勢にしても結果を踏まえての次の選択肢となることは間違いない。

内容と結果が伴うことは難しいが、やはりGⅠとなれば両方が成立しないと届かない舞台。

違った目線でレースを観てみることも面白いかもしれない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●注目の2歳!●

今週から東は大箱東京、西は京都へと開催が替わる。やはりこの東京・京都に突入すると、出走馬の質も上がり、いよいよ秋競馬のトップシーズン到来を感じる。

その開幕週は3日間開催、それぞれに重賞が組まれている。初日土曜日は東京で2歳重賞のサウジアラビアRC。旧いちょうS時代から、数々のGI好走馬を輩出している出世レースでもある。

今年は9頭立てと例年よりも頭数は揃わなかったが、やはり注目すべき素質馬は出走している。中でも、池江寿厩舎の管理馬クライムメジャーは、その走りにも注目したい。

今年の世代は比較的早めの始動で、既に7頭が勝ち上がっている池江寿厩舎。先週も話題の白毛馬シロニイが勝利を挙げ、サトノアーサーも新馬勝ち、例年以上に好成績を挙げている。先々週、評判通りの内容で新馬勝ちした牝馬ミスエルテは、まだ前進気勢が強く、その点の成長のさせ方が課題だが、現時点でも凄いバネをしており、陣営も『桜』の舞台も意識している。当面は暮れの阪神JFを狙っている。

牡馬の方は6頭が勝ち上がっているが、現時点での完成度はクライムメジャーが一番。デビュー戦は、内にモタれたり外へ物見をしたりと、かなり遊びながらの競馬になってしまったものの大外を豪快に伸びて完勝。2着のアドマイヤミヤビが、次走で単勝1.3倍の圧倒的人気に応え完勝したことを考えても、相当な能力の高さと言えるだろう。

前走後は少し間が空いたが、秋のこのレースを目標に順調に調整され、一回使った上積みも大きく、今週の追い切りの動きも抜群。まだキャリア1戦の2歳の若駒、長距離輸送や初コースなどもちろん課題はあるが、それを考慮しても注目したい1頭。聞けば鞍上のミルコもかなり評価しているらしい。しかも、心機一転エージェントを替えるらしく、そういう意味でもここは注目の一戦となりそうだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●京都遠征の目的は!?●

3日間競馬の影響が大きいのか、2歳未勝利と古馬500万条件以外のレース、特に特別レースは全体的にフルゲート割れが多く、少頭数と言ってもいいぐらいのレースばかり。特に土曜日はその傾向があり、メインレースのサウジアラビアロイヤルCが9頭立て、9レースが11頭、10レースが10頭立て。そのためリーディング上位騎手を除く多くの騎手が騎乗馬の確保に四苦八苦。そんな中、関東のベテラン蛯名騎手が準オープンがメインの土曜日京都へわざわざ遠征。お目当ては格下の存在ではあったがオープン競走へ挑戦して3着と好走したアルタイルに騎乗するため。

どういうことかというと、3日間あるうちの日曜日と月曜日はまとまった騎乗予定馬がいた蛯名騎手だが、土曜日だけは騎乗予定馬がなかなか集まらなかったらしい。

それが先週の木曜日の時点。この日は出走馬が確定する日でもあり、フルゲートを超えるレースは抽選が行われて除外となる馬が決まる日でもある。

そう、先週の木曜日アルタイルは中山で行われた準オープンのダート1800mを除外になっているのだ。その時の鞍上はもちろん蛯名騎手。除外となったアルタイルが次へと狙いを定めたレースが今週土曜日に京都で行われる平城京S。

もう分かってもらえただろうか。

アルタイルは京都へ、その日東京での騎乗を予定していた蛯名騎手の騎乗予定馬はガラガラ。となれば、東京ではなく京都へ行きましょう、となり、蛯名騎手はアルタイルのために京都へ、という経緯。

もともとは京都への予定があったというわけではないが、わざわざ予定を変更したことは確か。1頭のために騎乗しにいく蛯名騎手の手綱捌きは見逃せない。


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