採れたて!トレセン情報

第586回&第587回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●ド派手に勝つ!?●

7週連続GI、今週は下半期のマイル王者を決めるマイルCSが行われる。

GI馬が4頭出走するとは言っても、そのタイトルを獲得したのは4頭ともに2014年。昨年の王者であり年度代表馬だったモーリス、そして上半期のマイルGI安田記念の勝ち馬ロゴタイプが出走せず、事実上「王者不在」の一戦となってしまった。

そんな中だが、新たな「王者」、それも来年のマイル戦線を席巻する可能性も秘めるほどの「新王者」が誕生するかも知れない。その馬は…

そう、このコーナーでもお馴染みの池江寿厩舎、そしてこの馬自身もお馴染みのサトノアラジン。2歳の頃から素質に期待され、3歳クラシック戦線でも何かと話題になったこの馬、ただその素質に体の成長がなかなか追いついていかず、期待ほどの活躍は見せてくれなかった。

しかし今春、漸く重賞を制し、いよいよ軌道にのりつつある。師曰く「本当に本物になるのは来年だと思うけど、漸くその素質に体の強さがついてきた」との事。それを証明して見せた前走のスワンS。陣営としては正直、その後にマイルCS、そして香港遠征が控えているだけに、「まだ動きが重い…半信半疑」と珍しく慎重なコメントを残していた。それでいてあの快勝。この中間は一度使った事で馬が全然変わり、トモの踏み込みなど力強さも全く違い、これで自信も深めたようだ。

「この馬の能力の高さを漸く魅せることが出来る」「パンパンの良馬場ならド派手な勝ち方も出来る。GIでド派手に勝って能力の高さを証明したい」

と相当な自信を持っている。また、「前走のスワンS、そして京王杯SCで結果を残しているため、成績上は1400mがベストと言わざるを得ないが、決して1400mがベストだとは思わない」とも話している。

鞍上の川田騎手も、この3戦で手綱を取り2勝、唯一負けた安田記念は超スローの展開に加え行くとこ行くとこ詰まる不利があってのもの。この馬の乗り方については「掴んでいる」と言っていいだろう。

土曜日の雨がどれだけ影響するかだが、2歳時からの評判を考えれば、師の言う通りの「ド派手な勝ち方」を是非魅せて欲しいもの。そして来年のマイル戦線の横綱を張ってほしいところだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●新マイル王へと上り詰めるのはいったい…●

昨年の年度代表馬モーリスが天皇賞から香港カップとなったため、絶対的な中心となる馬がいない今年のマイルCS。昨年とあまり顔ぶれも変わっておらず手薄な印象は否めない。

昨年はモーリスの勝ち方が注目されていたが、今年はどの馬にもチャンスがあり違った楽しみが持てるのかもしれない。

関東の新星と言える3連勝中のヤングマンパワーは3連勝時にコンビを組んだ戸崎騎手から短期免許で来日中のバルザローナ騎手へと乗り替わり。

これは戸崎騎手がフィエロを選んだからで、スワンSとマイルCSのセットだったとのこと。

つまり、富士Sでヤングマンパワーに騎乗する以前から、すでにフィエロでのマイルCSへの参戦が決まっていたということ。

ただ、皮肉なことにヤングマンパワーは強い内容で連勝。フィエロはいいところがなく人気を裏切る惨敗。

それでもセットでの依頼を受けていたので本心はともかく、戸崎騎手はフィエロに騎乗。

一方のヤングマンパワーは戸崎騎手に断られてからの鞍上探しは外国人騎手へ打診。

どうしてかというと、これまでGⅠを3勝している手塚調教師だが、すべて外国人騎手とのコンビで挙げたもの。

アルフレードはウィリアムズ騎手、アジアエクスプレスはムーア騎手、アユサンはC・デムーロ騎手。

しかも、すべて日本人騎手からの乗り替わり。つまり3勝すべてがテン乗りだったのだ。

仕上がりもいいようで、師は密かどころか、かなりの期待を持って臨んでいるようだ。

果たして、4連勝で新マイル王へと駆け上がることができるのか。

または、義理を通して先約を選んだ戸崎騎手が巻き返すのか。

群雄割拠のマイル戦線を制するのはどのコンビなのか。見逃せない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●この馬も注目です!●

今週は日曜日にGIマイルCSが行われるが、土曜日の重賞・東京スポーツ杯2歳Sも、クラシック候補生の出世レースでもあり注目馬が揃っている。

既に重賞を勝っているブレスジャーニー、そしてトラストはもちろん注目されるだろうは、関西馬でも評判通り新馬勝ちを収めたムーヴザワールドも、着差はクビ差ながらもかなり余裕のある状態であの内容なら、能力の高さを証明したと言っていい。実績では前述2頭には劣るが、サンデーレーシングにルメールというブランド力で人気を集めることになるだろう。

しかしもう1頭、厩舎的にも鞍上的にも少し影に隠れているが、期待の関西馬が出走している。庄野厩舎で鞍上四位騎手のスワーヴリチャードだ。

半兄は、新馬戦、エリカ賞を連勝しきさらぎ賞でも2着し、クラシック有力候補と言われたバンドワゴン。兄はその後に屈腱炎を発症しクラシック出走は叶わなかったが、早い時期から活躍できる、そして素質も十分筋の通っている血筋。それを証明するかのようにスワーヴリチャード自身、セレクトセールで1億5千万円を超える高額で取引されている。跳びが大きくエンジンの掛かりが遅いタイプで、デビュー戦は上手く捌けずハナ差2着に敗れたものの、2戦目ではやや内にモタれる面を見せながらも積極策から完勝した。

この中間は、モタれる面を改善するためにハミを換え、さらにクロス鼻革にするなど馬具を変更。その効果は調教で見せており、追ってからの反応が変わってきた。

また、そういうタイプなだけに、コースの広い東京に替わるのも大きなプラス。重賞勝ち馬やブランド馬が上位人気に推されると思うが、このスワーヴリチャードも同等の評価をしていい存在、馬券的にはより注目と言えるだろう。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●ベテランの奮起!?●

来年の牡馬クラシック戦線を占う意味で重要なレースとなる東京スポーツ杯2歳S。

今年は札幌2歳Sを制したトラストが地方から転入してきての参戦。

東京マイルで2連勝中、サウジアラビアロイヤルCを豪脚で制したブレスジャーニー。

新馬戦は粗削りな内容、2戦目は一転して正攻法な内容で連勝してきたキングズラッシュ。

ほかでは、タッチングスピーチの全弟となるムーヴザワールドや、バンドワゴンの半弟となるスワーヴリチャードなど良血馬もスタンバイ。ハイレベルなメンバーが揃ったとみていい。

注目したいのはともに2連勝中のブレスジャーニーとキングズラッシュ。

この2頭の主戦を務めるのが関東の大ベテラン柴田善騎手。

柴田善騎手陣営としては期待が持てる2頭なので、当然別のレースへと使い分けをしたかったようだが、そこは各陣営の計算と事情があって使い分けることができずに、どちらを選ぶか選択を迫られることとなった。

結果は馬柱を見てもらえば分かるようにブレスジャーニーを選択。

これまでの3戦すべてでメンバー最速の上がりをマークしているように、瞬発力が最大の武器。

この後は朝日杯FSではなく放牧で来年に備えるとの話があり、ここが年内最後となる予定。

一方のキングズラッシュは、柴田善騎手からキャンセルされた後はすぐに田辺騎手へと打診して決定。

久保田厩舎のこれまでの騎手選択などから、この後柴田善騎手へ手綱が戻る可能性はかなり低い。

つまり、柴田善騎手はブレスジャーニーと今回も、そして来年も勝負していくことを決めたということ。

先日、ヌーヴォレコルトが参戦したブリーダーズカップでは40代後半や50代の騎手が優勝したように世界的にみれば柴田善騎手と同世代が多く活躍。

老け込むにはまだ早く、ここで来年への弾みをつけることができるかどうか。注目したい。


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