採れたて!トレセン情報

第635回&第636回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●NHKマイルCのあれこれ、その2●

アウトライアーズは皐月賞前から皐月賞からNHKマイルCと路線が決まっており、田辺騎手もその動向に合わせて予定を組んでいたということを考えると、やはりここが本命のレースと読むことができそうだ。

タイムトリップは前哨戦のニュージーランドTで戸崎騎手に断られて田辺騎手へ。

その田辺騎手にもNHKマイルCでは乗れないと断られたうえ、戸崎騎手に再度打診するも、その時点では戸崎騎手はサトノアレスがダービーではなくマイル路線へという可能性もあったため、返事は保留。

待ち切れなかったタイムトリップ陣営はほかの騎手へと打診、内定までしていたとのこと。

ところが、その後サトノアレスがダービーへと駒を進めることとなり戸崎騎手の騎乗予定馬が空白に。

今度は戸崎騎手サイドからタイムトリップ陣営に打診してコンビ再結成へと至った。

不義理をされたのが内定をもらっていた騎手。情報は入ってきているが、名誉なことではないので名前は伏せておきたい。ちなみに、その騎手は他の馬でNHKマイルCへ騎乗している。

ディバインコードは主戦の柴田善騎手へと手綱が戻っているが、先週までの時点では他の騎手になるのではないかと言われていたのだ。

どういうことかというと、前走の橘Sへ出走する際、柴田善騎手は都合がつかなかったため東京で騎乗。遠征の打診はもらっていたが先約を優先して東京に残ったのだ。結果は乗り替わった浜中騎手で快勝。

その浜中騎手は今週の日曜日、GⅢ新潟大賞典に騎乗しており、こちらも先約を優先して新潟へ。

おもしろくないのがディバインコード陣営。先約優先で柴田善騎手、浜中騎手に断れてしまい、ならば他の騎手へとなり、一時は大野騎手で内定していたとのこと。

ところが、気まぐれなのか何なのか、今週になって一転、柴田善騎手へと変更。

馬柱だけを見るとあっさり元さやに収まったようだが、いろいろあってのもの。

当たり前だが、レース前からどの陣営にも思惑と駆け引きがあるということ。

混戦ムードのマイル路線を制するのは、どの陣営の作戦なのか。注目したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●一変した競馬を見せるか!?●

春のGIシリーズ東京での5週連続GI開催に突入し佳境を迎える。昨日もお伝えしたが、今週はマイルのダービー言えるNHKマイルCが行われるものの、マイルGI馬(阪神JF・朝日杯FS・桜花賞のそれぞれの勝ち馬)がことごとくクラシックへ駒を進めてしまったため、マイルのダービーとはほど遠いメンバー構成になってしまった。

ただ、そんな低調なメンバーで混戦だからこそ馬券的には面白いというもの。

昨日のモンドキャンノももちろん注目の1頭、そして同じ安田隆行厩舎からもう1頭出走させるガンサリュートも、実は意外と面白い存在だ。

毎日杯の時にも触れたが、そもそも京成杯でも、休み明けでビシッと追った本数が少ない中で勝ちに等しい決め手を繰り出し2着、思い起こせば新馬戦ではペルシアンナイトに次ぐ2番人気に推され、2戦目はリスグラシューの2着、3戦目はカデナの2着と、新馬戦から高評価され一線級を相手に戦っている素質馬、1勝馬とは言え能力は十分に見せている。

この馬、勝った未勝利戦を除き新馬戦から手綱を取って来たのは北村友一騎手。京成杯でもこの馬のために中山まで遠征していた。では何故今回は騎乗しないのか?

決してチャンスが無いと踏んで乗らないワケではない。実は、前走後は秋まで休ませようかという話になり、それもあって北村友一騎手は京都で予定を組んでいた。ところが、一転して使う話になり、東京に切り替えそうとしたものの、既に決まっている馬が多かったため断念したという経緯。そこに丁度、レーヌミノルのために一応東京で予定を組んでいた池添騎手が空いていてコンビ結成が決まった。

池添騎手と言えば、リーディングを賑わす超一流とまででは無いものの、今年も初騎乗馬で桜花賞を制覇している様に、大舞台で勝負強さを発揮するGIハンター、ひと昔前の角田元騎手(現調教師)のような存在。このタイミングでの騎乗は、何かが起こることを予感させるに十分のものだろう。

ガンサリュート自身、これまではソフトな仕上げだったが、やはりGI、ここ一番でビシッと仕上げられている。

鞍上も仕上げも変わる今回、一変した競馬を見せてくれるかも知れない!


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●NHKマイルCのあれこれ●

本命不在、混戦模様で1番人気になる馬はなに?とまで言われている今年のNHKマイルC。

マイル路線を歩んできた馬、桜花賞から皐月賞からの転戦組がぶつかるため、力関係の比較が難しいレースではあるが、それにしても今年の難解さは相当なもの。

その中で注目したいのはアエロリット。

桜花賞ではこれまでの先行策ではなく、あえて、控えての競馬で0秒2差の5着。

結果的には前残りの競馬で決まっただけに、いつもの先行策ならもっと際どい戦いになっていたのかもしれないが、あくまで結果論でのたられば。

一時はオークスかもと伝えられていたが、距離適性を重視してマイル路線へ。

桜花賞での控える競馬はオークスを意識してのものだと推測していたが、どうやら取材を進めていくと菊沢調教師の指示があったのでは、という話もちらほら。

ご存知のとおり、菊沢調教師と横山典騎手は義兄弟。

その仲であれば意思疎通もスムーズだろうし、横山典騎手が指示に従ったということも納得しやすい。

先ほども言ったが結果的には控えたことが裏目に出た可能性が大きい桜花賞で、果たして今回はどんな作戦にでるのか。調教師の指示はあるのか、鞍上にすべて託すのか。

東京マイルは2走前のクイーンカップで桜花賞馬レーヌミノルを競り落として2着に食い込んだ絶好の舞台。

先行するのか、控えるのか。この選択を予想して展開を読むことが勝利への近道となるかもしれない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●実は前走の前から…●

春のGIシリーズも、いよいよ東京での5週連続GI開催に突入し佳境を迎える。

今週は、マイルのダービー言えるNHKマイルC。ただ、マイルGI馬(阪神JF・朝日杯FS・桜花賞のそれぞれの勝ち馬)がことごとくクラシックへ駒を進めてしまったため、マイルのダービーとはほど遠いメンバー構成になってしまった。

ただ、そんな低調なメンバーで混戦だからこそ馬券的には面白いというもの。特に人気落ちの実績馬などは盲点になりやすい。

モンドキャンノもそんな一頭だろう。このGI朝日杯FSで2着、その前の京王杯2歳Sでは後の桜花賞馬を完封しており本来なら圧倒的1番人気でも不思議ない実績馬。前走のスプリングSでブービーに敗れる大敗を喫し、早熟と思われたのかやや印を落としている。上位人気には推されるだろうが、それでも単勝4・5倍程度なものだろう。

そのアヤを付けた前走のスプリングS、元より距離に対しての課題があったが、休み明けもあってか案の定、折り合いを欠いてしまい競馬にならずに終わってしまった。ただ実は、このレース以前から、春の目標はNHKマイルCという事は明確であり、しかもその時からルメールを確保していたという話。そう、スプリングSは皐月賞トライアルではあるが、皐月賞ではなくNHKマイルCへ向けた試走だった事の証と言える。

枠順も前に壁を作れる最内枠を引き、巻き返す状況は十分に整った。前走の1回だけの敗戦で人気が少しでも落ちるのならば、馬券的に面白い存在と言えるだろう。注目してみたい。


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