採れたて!トレセン情報

第700回&第701回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●複雑な動きがあった阪神JF●

今週のGIは2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ。昨年は後のオークス馬ソウルスターリングが優勝、3着レーヌミノルは桜花賞馬、2着リスグラシューも3冠全てで好走と、2歳女王決定戦とは言え、近年は翌年のクラシックを占うレースとなっている。

今年も厩舎期待の素質馬揃いの見応えあるレースになったが、期待馬が揃うという事はジョッキーの起用でも紆余曲折あって当然のこと。

今や、一昔前の武豊騎手のような存在となっている、まずは選べる立場のC・ルメールは、札幌2歳Sを勝ったロックディスタウンに騎乗。そもそもがルメールに合わせて使っているようなところも窺え当然と言えば当然。

同じく重賞ウイナーのラッキーライラックは引き続き石橋脩騎手、この辺りは今回に関してはすんなり決まったようだ。ここから先はやや複雑。まず、本来出走予定だったもう1頭の重賞ウイナー、ベルーガの鞍上。重賞を勝たせたのはクリスチャン(デムーロ)だったが、ここでの騎乗は早い段階で川田騎手で決まっていた。クリスチャンはオーナーサイドの意向でアマルフィコースト、リリーノーブルには白菊賞で騎乗予定も前週に制裁を受け乗れなかった藤岡佑騎手が改めて騎乗することで収まっていた。

ところが、1週前追い切りが終わった後、アマルフィコーストの回避が決定。騎乗馬が空いたクリスチャンは、オーナーサイドから一旦は(実質藤岡佑騎手も初騎乗だったためか)リリーノーブルという話も出たのだが、白菊賞で乗った川田騎手が、藤岡佑騎手なら譲るがクリスチャンに替わるぐらいなら「乗る」と主張したようで、最終的にはベルーガ=クリスチャン、リリーノーブル=川田騎手、そして藤岡佑騎手はハイヒールで落ち着いた。

しかし、さらに今週になってベルーガの回避が決定、結局クリスチャンは騎乗馬を確保することが出来ずに終わり、逆に川田騎手は最も乗りたい馬で出走が叶った。勝負事には流れがある。ここで良い流れを掴んだのは間違いなく川田騎手だろう。騎乗するリリーノーブル、間違いなく注目するべき存在だ。


因みに、もしハイヒールが勝つ様なことがあれば…最も強運だったのは藤岡佑騎手と言うことになるのだが…。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●阪神JFの悲喜こもごも②●

GⅠよりもリーディング首位を優先したいと公言していた戸崎騎手が阪神JFへ参戦。

ということは、勝算があっての参戦なのか探ってみた。

先週までの時点で首位のルメール騎手とは17勝差。残り3週間でこの差を逆転するのはかなり厳しいが、爆発的な勢いで勝てば可能性がないわけではないはず。

勝ち星を優先するなら主戦場の中山に残った方がいいはずだが、わざわざ阪神への遠征を決断したのは、やはりGⅠ勝ちの可能性を感じているとのこと。

マウレアは桜花賞を勝ったアユサンの全妹で、厩舎の評価は同時期のアユサンと比べても数段レベルが上という高評価。新馬戦―赤松賞組は過去にアパパネを輩出した路線。

アルテミスSで1番人気に支持されたトーセンブレスが抽選を突破。

新馬戦の勝ち方はまさに衝撃的。2着に負かしたプリモシーンが次走の未勝利で即勝ち上がり、その未勝利の2着馬が次走で勝ち上がったように、ハイレベル中で圧勝した好素材。

1度の負けでは見限れない素質を秘めているし、新馬戦でコンビを組んだ柴田善騎手に手綱が戻ることも期待せずにはいられない。

それはなぜかというと、アルテミスSでルメール騎手に乗り替わったのはオーナーの意向でも、柴田善騎手が他のお手馬と予定が重なったからでもなく、ただ厩舎サイドが、ルメール騎手が空いているなら変えよう、それだけの理由らしいので驚きしかない。

結果はご存知のとおりで、ルメール騎手は当然お手馬のロックディスタウンへ。

無下にされた馬の依頼なら受けなければいいのでは、と外野としては思うが、1勝馬で抽選になると分かっている中、あっさりと依頼を受けるあたり柴田善騎手の器の大きさを感じてしまう。

乗っても滅多に勝てないのがGⅠだが、乗らなければチャンスがないものGⅠ。

来春の主役へと名乗りを挙げるのはどのコンビなのか。注目したい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●阪神JFの悲喜こもごも①●

ロックディスタウン、ラッキーライラック、ベルーガ、リリーノーブルの4強だと思われていた今年の阪神JFだが、水曜日の追い切り後、ベルーガの故障が判明。戦線離脱は残念だが来春には間に合うことを期待したい。

4強から3強となったわけだが、その中でも実績最上位はロックディスタウンだろう。

初戦で2着に負かしたタイムフライヤーはその後、未勝利とオープン特別を連勝。断然の1番人気に支持された京都2歳こそ2着に惜敗したが、牡馬クラシック候補であることは間違いない。

そのタイムフライヤーに新馬戦で楽勝しており、続く札幌2歳Sでは強力な牡馬相手に力強い走りで勝利。

その後は予定どおり目標どおりに阪神JFへ直行。

唯一の不安があるとすれば間隔が空いていることだけ。とは言っても、予定どおりの調整過程で牧場から戻ってきて、順調な調教を積んでいることを考えれば割り引かなくてもいいのかもしれない。

ラッキーライラックに騎乗する石橋騎手は新馬戦後、「勝利インタビューではあえて表現を抑えて伝えたが、当時から素晴らしい走りをする馬だった」と絶賛。

外国人騎手全盛の時代で、勝っても続けて乗ることができないことが多いのは分かっているので一戦一戦が勝負になる、という旨のコメントを出しており、見方を変えれば、より勝ちにこだわりたいということだろう。

先週までの時点で今年キャリアハイとなる62勝を上げており、ここで勝つようなら来年はさらなる飛躍が望めるかもしれない。

乗っても滅多に勝てないのがGⅠだが、乗らなければチャンスがないものGⅠ。

来春の主役へと名乗りを上げるのはどのコンビなのか。注目したい。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●一鞍入魂●

2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ。近年は厩舎期待の素質馬揃いで見応えあるレースが繰り広げられている。今年も、重賞ウイナーを始め2戦2勝の無敗馬が4頭、それぞれが来年のクラシックを睨む期待馬だろう。

2勝馬のみならず、抽選対象の1勝馬の中にも、ブエナビスタの仔で新馬戦を母譲りの強烈な決め手で勝利したソシアルクラブや、前哨戦のアルテミスSで1番人気に推されたトーセンブレスなど、やはり期待馬が多く見られる。その1勝馬の抽選は、もともと分のいい抽選になるとは言われていたが、直前でベルーガも回避したため12分の9という当る確率の高い抽選だった。ゆえに、柴田善騎手や横山和騎手なども、このレース1頭だけでも関西遠征を決めたのだろう。

実は、一見すると判らないが、同じ「この1頭だけ」で抽選に挑んでいるジョッキーがいる。北村友騎手だ。ただ彼の場合は少し様子は違い、もし除外なら中京のこうやまき賞に再投票予定で、その場合も北村友騎手の予定だった。要するに、どちらでも騎乗できる様に他の依頼(厳密には中京の方は待っていてくれている陣営がいた)を入れなかったという事だ。それだけGIでの騎乗チャンスに拘ったという事だろう。

ここでひとつ、お気付きの方もいると思うが、そもそも北村友騎手が乗るラテュロスは、デビューから3戦全て秋山騎手が手綱を取っているにも関わらず、何故ここで乗っていないのか?気になるところ。それは…


中山カペラSの出馬表を見て判る通り、ブルミラコロの存在があるからに他ならない。普通は、GIへの騎乗チャンスの方を優先するもの。まして、抽選とは言え通る確率は高く、3戦続けて手綱を取ってきたお手馬ならなおさら。それを断ってまで中山で騎乗するのは、それだけチャンスを感じているからだろう。それもこの日はカペラS1鞍のみ。まさに一鞍入魂、この秋山騎手の手綱を取るブルミラコロ、目が離せない。


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