採れたて!トレセン情報

第767回&第768回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●新コンビ結成●

天皇賞やエリザベス女王杯へとつながるクイーンSが札幌で行われる。

注目はお手馬のソウルスターリングとディアドラの依頼が重なったルメール騎手。

その答えはご存知のとおり、ディアドラを選択。

断られたソウルスターリングは北村宏騎手へと乗り替わり。

北村宏騎手の関係者によれば、もともとはフロンテアクイーンの依頼を受けていたようだが、ソウルスターリングの打診があったためフロンテアクイーンを断ったとのこと。

ソウルスターリングの次走以降もコンビを継続するという約束をもらっているらしく、天皇賞やエリザベス女王杯、マイルCSなどがその候補に挙がっているようだ。

みなさん、すでに忘れているかもしれないが北村宏騎手は1999年に藤沢和厩舎でデビューして、2010年の12月まで所属していた師匠と弟子という関係。

フリーという立場ではあるが、今も調教は手伝っているし、師匠の影響力はいまだに大きいとのこと。

先約のフロンテアクイーンを断った経緯には、このあたりが影響してという可能性はある。

ソウルスターリングだけでは悪い、という師匠の配慮があったのか、同日の新馬戦では注目の評判馬、ソウルスターリングの半妹シェーングランツにも騎乗。

この馬にルメール騎手でもモレイラ騎手でもないあたり、師匠の心意気を感じる。

ソウルスターリングの復活はもちろん、シェーングランツのパフォーマンス次第では来年のクラシック候補に名乗り出る可能性は高い。どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●馬も人も適性十分!●

今週から北海道シリーズは函館から札幌へ、そして関東は福島から新潟、関西は中京から小倉へと開催が移り、いよいよ夏競馬も佳境を迎える。

昨日もお伝えした通りジョッキーの動きも多いのだが、特に新潟開催は関西馬の遠征も多いため、開幕週から関西リーディング上位のミルコ・福永騎手が開幕週の土曜日から参戦している。

日曜日には新潟競馬場ならではの重賞アイビスSDが行われることで、前述2人に加え、秋山・酒井学・森一馬騎手の3人も参戦。因みに障害戦以外の平地では中井騎手が10Rに参戦している。


そんな中で注目なのは、今春福島牝馬Sを制しJRA全10競馬場での重賞制覇を成し遂げた秋山騎手が駆るダイメイプリンセスだ。

この馬には昨夏の小倉で2勝目を上げた時からほぼ主戦で跨っているが、今春初めて千直を使うとき、「脚が一瞬で1200だとどうしても甘くなってしまう。なので千直は絶対合うと思う」とレース前から話していた。結果はご存知の通り、抜群の決め手を披露し快勝した。

いよいよオープンとなった次走の韋駄天Sも連勝、改めて千直適性の高さを魅せつけた。前走のCBC賞はゲートが今ひとつだったことに加え道中挟まれるところもあり仕方のないところもあった。

しかも、そもそもCBC賞からこのアイビスSDが規定路線、千直適性を考えてもここが最大目標のレースと言っていいだろう。

鞍上の秋山騎手は、主戦場の小倉からこの馬のために新潟遠征、もちろん期待を込めての遠征だ。

千直は馬も人も得手・不得手があり適性が問われる舞台、ダイメイプリンセスは千直で2戦2勝、秋山騎手も過去千直で6勝を上げ勝率19.4%の好アベレージ、期待に応えられるだけの十分の実績。ちょっと人気になり過ぎな感は否めないが、注目の一頭に間違いない。


【競馬場から見た推奨馬券】

新潟は台風の影響をほとんど受けずに、良い馬場状態で日曜も競馬が行えそう。
それなのに、なぜか日曜は狙っている馬が全く見当たらない…。残念!

ただ、アイビスサマーDは軸馬がしっかりしているので、勝負できそう。

もちろん、軸は15番ダイメイプリンセス。春にこの直1000コースで連勝。初体験となった駿風Sは出脚がつかず、後方3番手くらいまで下がりながら、馬群を縫うように進出。抜け出してから、鞭が何発か入ったが、追う為というより、ソラを使ってフラつくのを矯正している感じ。かなり余力を残しての楽勝に見えた。
2走目の韋駄天Sも、抜け出すまでが全く楽。やはり一頭になってから内にモタれるような感じで遊んでいた。
とにかく、2戦ともに着差以上に楽勝。
そろそろ直線競馬にもなれ、更に上のパフォーマンスまで期待でき、既存の路線の馬に負けることは考えられない。

もしこれを破るとしたら?絶好の大外枠を引いた17番ペイシャフェリシタしか考えられない。1200のCBC賞で折り合いを欠いており、ここにきて一段と気性がきつくなってきた印象。それだけに一ハロン短縮は文句なし。折り合いが付いた際の爆発力は、5走前の浜松Sで確認済み。その時はダイメイプリンセスを千切っている。馬場も今回と同じ開幕週だ。
ダイメイプリンセス同様に、直1000で大化けする可能性はかなりある。

ダイメイプリンセスを逆転まではないと思うが、邁進、韋駄天と不利な最内枠で好走した14番レッドラウダも、枠順好転で狙い目か。

馬単 15-14
馬連 15-17
ワイド 15-17

自信度 B


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●現役バリバリです●

先週まで福島で騎乗していた横山典騎手が新潟ではなく札幌へと主戦場を変更。

他では函館で騎乗していた木幡巧騎手と横山和騎手が札幌ではなく新潟へと変更。

どちらにより興味があるかと言われれば、やはり横山典騎手だろう。

横山典騎手が福島で挙げた勝ち星は3勝。

やはり全盛期に比べれば数段少ない勝ち星だが、勝ったレースはすべて「うまい」と感じさせるもの。

福島から新潟なら続けて騎乗できる馬がいるはずだが、なぜ、騎乗馬の流れが切れてしまう札幌へと行くことにしたのか。

本人は笑いながら「新潟は暑いから」と言っているが、本当のところはもちろん違う。

それは、息子である横山和騎手がもともと函館から新潟を予定しており、現状では親子で騎乗するオーナーや厩舎が被ることが多いため、同じ競馬場で乗るメリットが少ないから。

また、札幌記念にミッキースワローが出走を予定していること、懇意にしている昆厩舎や松永幹厩舎などからの依頼があること、気候による体力的な面、などすべてを総合しての札幌滞在というわけだ。

騎乗馬の質・量ともに全盛期よりは劣るが、技術・気力はいまだに衰えしらず。

ルメール・モレイラ騎手がいる札幌でもベテランの手綱さばきは見劣らない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今年の小倉で注目は…!?●

今週から北海道シリーズは函館から札幌へ、そして関東は福島から新潟、関西は中京から小倉へと開催が移り、いよいよ夏競馬も佳境を迎える。

この開催替りでジョッキーにも動きがある。

その中でも注目してみたいのが、今週は土曜日は小倉で騎乗し、日曜日は札幌で騎乗する北村友一騎手だ。

前開催は北海道シリーズの函館を主戦場としていただけに、一見、土曜日だけ小倉へのスポット参戦のように見えるが、実は今週からは主戦場を小倉に移している。

普通なら、中京から小倉というのが規定路線、というのも主戦を担っているお手馬がいれば、大概がそのまま中京なら小倉、函館なら札幌へ使うからだ。ゆえに、北村友一騎手は、一から馬を集めなくてはならず苦労するところ。

しかし、初日の小倉から9頭も騎乗馬が集まった。

実はこの9頭中、8頭はノーザンFの関係馬。そう、厚いバックアップがあるようだ。

実は先週も土曜日の函館から日曜日だけ中京へスポット参戦。メインの中京記念をはじめノーザンF関係の馬の騎乗が多かった。


今週からの小倉は、川田騎手が海外遠征で不在、ルメール・岩田騎手は札幌、ミルコ・福永騎手は新潟と、関西リーディング上位騎手が揃って不在という事で、よりチャンスも多く回ってくるのだろう。

今年の夏の小倉は、この北村友一騎手から目が離せないはずだ。開催通して注目してみたい。


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