採れたて!トレセン情報

第801回&第802回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●乗り替わりに次ぐ乗り替わり●

現役トップクラスがすべて集まり近年稀にみるハイレベルな戦いとなりそうな今年のマイルCS。

タイトルどおりに多くの乗り替わりがあった。

まず、アエロリット。

前哨戦で勝利に導いたモレイラ騎手の予定だったが、香港で騎乗のためムーア騎手へ。

そのムーア騎手はアルアインの予定だったが、サンデーレーシングとしてより有力候補へムーア騎手という配慮があっての乗り替わり。

その替わりにアルアインに騎乗することとなった川田騎手は、もともとはダノンプレミアムが予定していたが、ザ石で回避となったため騎乗馬がなかったのですんなりと収まった。

ステルヴィオはこれまでルメール騎手が主戦を務めてきたが、モズアスコットに騎乗するため、短期免許で来日するビュイック騎手へと乗り替わり。

ミッキーグローリーもロジクライも同じくルメール騎手から戸崎騎手とC・デムーロ騎手へ。

ロードクエストはM・デムーロ騎手から横山典騎手へ。

希望は外国人騎手だったようだが、どの騎手も予定が決まっていたため、空いている日本人騎手の中から選択。すぐに横山典騎手へと決まったわけではなく、紆余曲折を経ての決定だったようだ。

他では、ジュールポレールが幸騎手が落馬負傷のため石川騎手へ乗り替わり。

こちらは騎手が決まるまでかなり難航。

というのも、その日京都で空いている騎手ではクラブサイドと厩舎サイドともに納得できる選択がなかったため、東京で騎乗している騎手の中から探すことになったらしい。

ただ、その日の東京も人手不足で、関東リーディング上位騎手はほとんどが10鞍以上決まっていたうえに、多くの有力馬集まっている状況。

それらすべてを断る手間や有力馬を断るリスクを考えたところ、すべての上位騎手が依頼を拒否。

そんな中で手を挙げたのが石川騎手だったようだ。

どの陣営の選択が正しかったかは、運が左右する。それぐらい複雑な乗り替わりの事情。

もっとも運があるコンビが勝つのかもしれない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●日本人騎手の意地!●

今週のGIはマイルCS。今春の安田記念を勝ったモズアスコット、昨年のマイルCSを勝ったペルシアンナイト、ステップレースの富士Sを勝ったロジクライ、毎日王冠を勝ったアエロリット、そして3歳勢の一番手と言えるステルヴィオまで、やはり多くの上位人気馬の鞍上には外国人ジョッキーが跨っている。


そんな中で日本人騎手の意地が見られるか…

期待したいのはレッドアヴァンセの手綱を取る北村友一騎手だ。

今回でこの馬には4連続騎乗となるが、前走の富士Sではロジクライの3着に敗れているものの、相手は順調に使われていたのに対し、レッドアヴァンセは休み明け、プラス10キロの馬体重が示す通りまだ余裕のある、息遣いももうひとつという状態だった。それでいてあの内容、良く走っていると言っていいだろう。

1回使った今回は当然上積みが大きく、調教で跨っている鞍上も「息遣いも全然イイ」と感触を掴んでいる。

休む前には牝馬限定とは言えGIの舞台で勝ち馬と同タイムの3着、前走は牡馬の一線級相手に3着、能力的にも十分可能性があることは示している。


北村友一騎手は、今期ここまでキャリア・ハイの83勝を挙げ現在全国リーディング5位、彼については、秋の天皇賞時にも取り上げたが、当時もお伝えした通りもともと認められていたところはあったが、最近の活躍で栗東での評判は上がってきており、あとはこの辺りでビッグタイトルを手にすればよりステップアップするというもの。

天皇賞は惜しくも4着だったが、その積極的な騎乗はGIを勝つ日も近いと十分感じさせるものだった。

先週と先々週は裏方(京都の裏の東京で騎乗)に徹していたが、今週は表の大舞台で騎乗、外国人騎手に人気は譲っているが、日本人騎手の意地が見られるかも知れない。馬券的にも注目したい。


【競馬場から見た推奨馬券】

東京の芝も今週からCコースとなり、痛みの激しかった部分はあらかたカバーされている。その分、先週よりも幾分先行馬が有利な傾向となった。日曜も降雨の確率は低く、良馬場での競馬が期待できそう。

まずは、その芝の競馬の東京2Rから。
好成績馬が揃ったが、今回は7番カレンブーケドールで勝てると見た。
デビュー戦は、仕上げの過程で乳房炎の影響で一頓挫あった。その分、パドックでの気配がもう一つに感じられた。それでも、上がり最速の33秒0の切れ味にて、タイム差なしの2着。カナロアガールに走破タイムは劣るが、これは道中のペースが緩んだ分。前半3Fも、上がりもカレンの方が速いだけに、遜色はないはず。
それよりも、急仕上げで使った反動は全くなかったようで、初戦よりも中間はハードに追われていることが何より。
北村宏がカナロアよりも、同馬を選んだのも頷ける。北村にとっても負けられない一戦だ。

単勝 7
馬連 1-7 3-7 7-11
3連複 1-3-7 1-7-11 3-7-11

自信度 B

東京10Rは、2番レッドオルバースの巻き返しに期待。
前走は、12着と大敗。放牧明けということもあるが、もともと気難しい面があって気分良く走れないと、やめてしまう嫌いがある。特に前走はメンバーがきつい上に、先行激化。内枠ということもあって、引くに引けない展開となってしまった。現級では大将格のマジカルスペルでさえ、好位追走から凡退したくらいのきつい流れだった。それだけに、揉まれ混んだレッドオルバースの大敗は、全く気にしなくて良い。
今回は、小頭数で揉まれる心配は低く、加えてマイペースも可能な組み合わせ。気分良く走れれば能力上位は明らかだけに、巻き返し必至だ。
相手に妙味のある馬が、全くいないだけに単勝勝負といきたい。
前走の大敗で、少しでも人気が落ちることを願う。

単勝 2

自信度 A


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●祭りはいつまで続くのか●

先週の京都はまさに外国人騎手の祭り状態だった。

1レースから11レースまですべてルメール、モレイラ、C・デムーロ騎手が勝利するという、JRA初の出来事があり、2着や3着まで見れば大多数を独占。これはもう馬の質がいいだけでは片づけられない次元の違う活躍ぶり。

今週の土曜日は東京で東京スポーツ杯2歳Sが行われる。

クラシックの登竜門として多くの名馬を輩出した出世レース。

M・デムーロ、ルメール騎手に加えて短期免許ですでに来日中のモレイラ、C・デムーロ騎手、今週から騎乗予定のビュイック、ムーア騎手、のビッグネームも参戦。

これで土曜日はすべての外国人騎手が東京に集結。

外国人騎手全員が有力馬に騎乗しており、いかに東京スポーツ杯2歳Sが重要度の高いレースかが分かる。

各厩舎の期待馬に世界のトップジョッキーが騎乗してしのぎを削る。

クラシックの前・前哨戦ぐらいの戦いではあるが、それでもここの勝ち馬や上位入線馬が来年のクラシックの中心になってくることは間違いないはず。

今週も祭りが続くのか、それとも日本人騎手が意地を見せるのか。目が離せない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●この2頭は…●

先週日曜日の京都は、美浦でも囁かれているようにまさに外国人騎手祭り。ただ、その傾向は今に始まったわけではなく、以前から厩舎サイドやオーナーサイドで「外国人騎手の取り合い」が繰り広げられており、良い馬への騎乗依頼は必然的に外国人騎手に偏り、結果として先週の様な事が起こるのもまた必然。これはもう、今の競馬が「そういう時代」と言わざるを得ない。

今週土曜日の重賞、東京スポーツ杯2歳Sでもそんな出来事があった。

デビュー戦の小倉の新馬戦で、後続を8馬身も千切る圧勝劇を見せたヴェロックス、2戦目の野路菊Sでは当然の如く単勝1倍台の圧倒的人気に推されていたが、結果は逃げたカテドラルを掴まえられず2着と敗れた。デビューから2戦手綱を取っていたのは浜中騎手だが、この敗戦により乗り替わりが検討され、厩舎サイドとオーナーサイドの指名によりレース後まもなくして、ルメールで東スポ杯参戦が早々に決まった。

全国リーディングでトップを独走中のルメール、その成績が示す通り、とにかく隙が無く、どんなレースでも馬の能力を発揮させてくれる事で、厩舎サイド、オーナーサイドの指名が今は最も多いジョッキー。ゆえに、重賞などでは早々に騎乗馬が決まることもしばしばある。

実は、だからこそ意志とはそぐわない、一番乗りたい馬に乗れない事象も起こり得る。この東スポ杯も意外とそんな雰囲気がある。

ヴェロックスの騎乗が決まった後の、秋の天皇賞当日にデビューしたルヴォルグは、そのルメールが手綱を取って初戦勝ち。今年の世代を席巻している、層の厚い藤沢和厩舎の管理馬で、ルメールも本当はこの馬の手綱を譲りたくは無かったようだ。出来ればほかのレースに使って欲しい思いはあったようだが、陣営がムーアという大きなカードを確保できた事で結果的には同レースで争うことになった。

ルメールとしては複雑な心境だとは思うが、ムーアならば勝たれたとしてもまた自分の手に戻ってくる可能性が高く飲み込めたのだろう。

もちろん、ヴェロックスも間違いなく重賞級の素質馬、ルメール騎乗ならそれこそアッサリのシーンも十分ある。ただ、そのルメールが気にしているルヴォルグの走りも非常に気になるところ。

この2頭がどんな競馬を魅せて、どんな結果になるのか、とにかく興味深く、そして注目してみたい。


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