採れたて!トレセン情報

第827回&第828回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●楽逃げ?●

いよいよ今年もJRAGIが開幕する。第一弾のフェブラリーS、今年は14頭立てとフルゲートを割れてしまったものの、過去3年の勝ち馬が顔を揃え、また東海Sと根岸Sの前哨戦の勝ち馬がともに連勝中、まして鞍上にはスタージョッキーの武豊騎手と話題性NO1の藤田菜七子騎手とあって、盛り上がりに欠けることは無い。

そんな中で注目してみたいのは、土曜の北村友一騎手同様、昨年キャリアハイの年間84勝を上げ、今年も既に10勝と好スタートを切っている松山騎手が手綱と取るサクセスエナジーだ。短距離ダートでの実績が多く、1700m戦は1回だけ経験はあるもののマイル戦は初めて。しかも逃げ馬の好走はトランセンドとメイショウボーラーのみと、逃げ馬には厳しいフェブラリーSなだけに、当然の如くマークも薄くなるところ。

ただ、同じ脚質のインティよりもひとつ内側に枠を引けたことで、恐らくすんなりハナを切れるはず。もしその並びになった場合、インティの武豊騎手も、有力なライバルは後ろなだけに、その後ろの動きを意識して深追いはしてこないはず。ようするに楽な逃げが打てる可能性は意外とあると言う事。

自分の競馬さえできれば、そもそもオープン特別勝ちのほか交流ではあるものの重賞2勝の実績はあり、侮れなくなる。

そして何より鞍上松山騎手。松山騎手のフェブラリーSと言えば、2015年と2016年のコーリンベリー。ちょうどサクセスエナジーと同じ様にダートの短距離で実績のあった逃げ馬だったが、15年は痛恨の出遅れ、そして直線は追い込むも内で詰まり10着、16年は果敢に逃げたものの1000m通過58秒台のハイペースとなってしまい失速してブービーの大敗。ただこの両極端の2回がこのレースの大きな経験になっていることも確か。

そもそも彼は平成生まれのJRAジョッキーの中で唯一のGIジョッキー、ここで勝つだけの経験と実績がある。超人気薄に間違いないが、アッと言わせる可能性は無くはない。


【競馬場から見た推奨馬券】

超ハイレベルの東京9RヒヤシンスSに、馬券を離れても注目したい。来年のフェブラリーSに出ていそうな馬が、何頭もいる。
ますはオーヴァルエース。何よりもデビュー戦が圧巻。パドックではモサーっとしていて、馬体も緩め。叩いて次かなという印象だった。競馬でも、行きっぷりが悪く4コーナー手前から蛯名の手が激しく動いていたが、直線に入ってエンジンがかかると、もの凄い推進力。最後は突き放す一方の大差勝ち。怪物の出現を感じた。それにしては、2戦目の0.2秒差の辛勝は案外だった。
しかし、その2着馬が、次走圧勝したのを見て納得。相変わらずズブさがあるので、東京に戻り、距離が1ハロン伸びるのも好材料。どんな競馬をするのか楽しみ。
次いで3番デルマルーヴル。このヒヤシンスSには、ルメールのお手馬が3頭いるが、デルマルーヴルを選んだ。4番メイクハッピーよりもこちらを選んでいる。全日本2歳優駿の内容からも、メイクよりは一枚上だろう。
9番ヴァイトブリックも底知れない。2戦ともに楽に他馬を突き放しており、時計ももっと詰まりそうな勝ちっぷりだ。ただ、1600mが初めてで、芝スタートも初めてというのがネック。ここで勝つようなら怪物級だが。
ルメールに見捨てられた形だが、4番メイクハッピーも捨てがたい。こちらも東京1600の2戦は全くの楽勝。時計も優秀。コース替わりで、一変があっても良い。
この4頭と他馬では、レベルの差があると見て勝負したい。

3連複 3-4-6 3-6-9
3連単 フォーメーション
1着 3.6
2着 3.6.9
3着 3.4.6.9

自信度 A



もう一鞍は.東京12R。重目を2回使われた13番エングローサーで連軸は大丈夫だろう。休養明けの2戦は、まだ立派過ぎるように映る体つき。それでも結果を出しているように、明らかにこのクラスでは能力上位。今回は中2週と、東京遠征の往復分があるだけに、絞れてくるはず。それほど骨っぽい馬も見当たらないだけに、まともなら馬券圏内から外れることはあるまい。
連闘のフィスキオも人気になりそうだが、こちらは東京が2開催ないだけに、無理に使ってきた節があり、軽視が妥当。

馬連 4-13 8-13
ワイド 4-13

自信度 B


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●GⅠの裏のGⅢ●

福島記念の再戦ムードとなった今年の小倉大賞典。

ローカル開催を主戦場にしている丸山騎手はお手馬のスティッフェリオで重賞連勝を狙う。

田中勝騎手は昨春からずっと乗り続けているマイスタイルでスティッフェリオへの逆転を狙う。

他に関東からはGⅠフェブラリーSへの騎乗馬がなかった石橋、柴田善、三浦騎手が参戦。

石橋騎手が騎乗予定だったサーブルオールは体調不良のため回避。

不運な小倉遠征となった石橋騎手は4鞍の騎乗で勝利を狙う。

柴田善騎手は何度も乗っているマルターズアポジーに騎乗。

土曜日はGⅢ京都牝馬Sでハーレムラインのために遠征。

ベテランが京都→小倉と渡り歩き久々の重賞勝ちを狙う。

三浦騎手は前走で復活をはたしたブラックスピネルに騎乗。

メインを含めて9鞍に騎乗しており、その多くが有力馬で勝ち星の量産を狙う。

GⅠの裏開催の裏街道でも熱い戦いが行われている。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●勢いある人と軌道に乗ってきた馬!●

いよいよ今週、今年のJRAGIも開幕するが、今週はGIのみならず平地重賞4本立ての豪華な週末。土曜日は東京でステイヤーズSに次ぐ長距離平地重賞であるダイヤモンドS、そして京都では距離や施行時期に変化はあるものの、数少ない伝統的な牝馬重賞の京都牝馬Sと、土曜日から東西で重賞が行われる。

それぞれがそれぞれに注目ではあるが、春のGI戦線を睨むという意味では京都牝馬Sにメンバーが揃った印象。リスグラシューやディアドラ・モズカッチャンと言った現役牝馬の超一線級はいないものの、その次のグループが出揃った注目の一戦といえそうだ。

その中でも注目してみたいのは…

もうこのコーナーでも昔からお馴染みの北村友一騎手、昨年も何度も取り上げてきたが、、その昨年はキャリアハイの年間90勝を上げ、勢いそのままに今年も既に14勝を上げ、しかもシンザン記念、シルクロードS、そして先週のクイーンCと既に重賞3勝、留まるところを知らない勢い。

この京都牝馬Sで手綱を取るのは、昨春のフィリーズレビュー以降はずっと乗り続けているリバティハイツ。やはり注目の1頭に間違い無い。

そのフィリーズレビュー当時、勝つには勝ったが、まだまだ幼く素質と勢いで勝ったようなもの。もちろん、もともと期待は高く将来性十分の素質馬ではあったが、明け4歳となり「漸くイイ馬になってきた」と言うほど、今軌道にのりつつある。

今回は昨春に重賞を勝った時と同じ芝1400m、そしてまだ時計の裏付けだけは無いだけに今の時計の掛かる京都コースも舞台設定としては好都合だろう。

既に古馬相手のターコイズSで2着し、古馬相手でも力差は無いところは見せているが、軌道に乗ってきた今なら勝ち切るところまで十分に考えられる。ましてや鞍上にも勢いがある今、最も注目すべき存在だろう。

春の大舞台であるヴィクトリアマイルへ向けても、注目してみたい1頭だ。


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